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戸塚ヨットスクール:18歳入所者、飛び降り自殺か

 19日午前9時40分ごろ、愛知県美浜町北方の「戸塚ヨットスクール」の男性コーチから「人が3階から飛び降りた」と110番があった。県警半田署によると、同スクールの寮西側通路で入所者の女性(18)が倒れているのが見つかったといい、病院に搬送されたが死亡が確認された。自殺とみて調べている。女性は横浜市出身で、16日から入所していたという。

 同署によると、女性は直前、コーチと別の入所女性との計3人で、地上3階建ての寮の屋上で布団を干していた。作業中に約1.5メートルのコンクリート製の屋上の塀を乗り越え、西側路上に転落したという。

 同スクールによると、女性は母親に連れられて入所した。自殺願望があり、精神安定剤を服用していた。寮の前で記者会見した戸塚宏校長(69)は「突発的な行動でコーチの責任はないと考えている。管理下の寮で(入所者が)亡くなったことに責任を感じている」と話した。

 同スクールは、戸塚校長が情緒障害児に効果があるとして76年に美浜町に開設したヨット訓練校。80年代前半に訓練生が体罰で相次いで死亡する事件があった。【福島祥】

毎日新聞 2009年10月19日 12時39分(最終更新 10月19日 19時58分)

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