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【政治】

高速無料見直し示唆 衆院予算委で首相

2009年11月2日 15時27分

 衆院予算委員会は2日午前、鳩山由紀夫首相と全閣僚が出席して基本的質疑を行い、本格的な論戦が始まった。首相は民主党が衆院選マニフェストで打ち出した高速道路無料化について「欠点があればただすのが正しい手法ではないか」と述べ、見直しの可能性を示唆した。

 首相は高速道路無料化について「国民に理解していただくプロセスが足りないのではないか」と指摘。「(2010年度予算)概算要求に(試行費用として)6000億円入れたが、できる限り段階的に進めるのが適当ではないか」と述べた。

 最新の世論調査で、高速道路の無料化についてマニフェストを変更してもよいとする意見が70%余を占め、首相はこうした世論も考慮しながら実施の是非を判断するとみられる。

 首相は編成方針の本年度第2次補正予算の財源に、第1次補正予算で執行停止した約3兆円を活用する考えを表明した。10年度の国債発行額について「極力抑えなければいけない。44兆円を超えないよう努力する」と述べ、本年度当初と第1次補正で発行した計44兆円以下に抑える意向を示した。

 自身の偽装献金問題については「まるで気がついていなかった。事務所スタッフとのコミュニケーションを怠っていた。痛烈に反省している」と陳謝した。

(中日新聞)

 

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