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  彼との出逢い。
2007年03月31日

ミュージカルテニスの王子様でデビューしてから、2年ちょい。

舞台にドラマにと、ここまで様々な役柄を経験させて頂いた。

基本的に演じる事はとても楽しい。

だがいろいろやっていくと、中には楽しみきれずに終わってしまう役柄なんかもあったりする。

余計な事を考え過ぎて、純粋に楽しむ事を忘れてしまうせいだ。

そんな時は、いつも自分の未熟さを痛感する。

演じる事に怯えてしまい、無難な事ばかりを考えようとするからだ。

とてもじゃないが、楽しむ気分とは程遠い。

この2年ちょいで様々な経験をさせて頂いた分、演技を楽しむ事を忘れかけている自分もいたのだ。

楽しむってどーゆー事だろう。

そんな事を考えていた矢先に、再び演じる機会を与えて頂いたのがデビュー作でもあるミュージカルテニスの王子様の千石清純だ。

彼は底抜けに明るく、常に前向きなキャラクター。

演じる上で細かい事をうんぬん考えるよりも、とにかく楽しんでいる彼を表現すること。

それが彼を演じる上での、大切な要素であったのだ。

つまり千石清純は、芝居を純粋に楽しむ事ができるキャラクターなのである。

そんな彼を演じる事から演技を始められた僕は、ある意味ラッキーだったのかもしれない。

そんなところへ、今回のミュージカルテニスの王子様ドリームライブ4th。

1年ちょい振りにテニミュに復帰だ。

彼を再び演じた事で、お芝居を始めた頃の大切な何かを思い出したような気がする。

芝居を純粋に楽しむ事を、彼から気付かせてもらったような気がする。

振り返ってみると、ミュージカルテニスの王子様ドリームライブ4thは本当に楽しかった。

稽古場でも楽屋でも舞台上でも、心からおもいっきり楽しい時間を過ごせた。

また皆と一緒に仕事がしたい。

そんな風に思えたのは、これまでのテニミュの中では初めてかもしれない。

なんかちょっとだけ、大人になれたのかなって思う。

しかし、いろんな事を気付かせてくれた彼に比べれば、僕なんかはまだまだガキんちょ。

そんな余計な事で頭を悩ます暇があったら、一生懸命頑張らんかいって我ながらに思うのだ。

彼から受ける影響はいつも刺激的。

今更ながら、本当に彼と出逢えて良かったと思う。

 
 
 
  ドリームライブ4th。
2007年03月30日

今日はミュージカルテニスの王子様ドリームライブ4thの初日。

パシフィコ横浜の国立大ホールで、5000人を前に歌って踊ってのコンサートだ。

まず俳優さんがこうした会場に立って、ライブをする事自体あり得ないこと。

お芝居は頑張っても、せいぜい1000人くらいのキャパが限界。

それを遥かに越える会場に、俳優の僕らが立たせて頂ける訳なのだから。

本当に幸せ者である。

こんな時って全国各地から集まってくれるファンの皆さんに、本当に感謝の気持ちでいっぱいになる。

皆さんが足を運んでくれるおかげで、こんな大きなイベントが開催され、僕らがステージに立たせて貰える訳なのだから。

本当にありがとうって思う。

だから僕は、集まってくれた皆さんが本当に来て良かったと思えるよう、最高のステージにしようと思う。

今までにないくらい、飛びっきり元気なキャラクターを演じてやろうと思う。

ミュージカルテニスの王子様でデビューして2年ちょい。

今日はその2年ちょい分の感謝の気持ちを、ドリームライブ4thに全てぶつけてやるつもりだ。

なんか今からもう、ワクワクして仕方がない自分がいる。

皆さんに逢えるのが、本当に楽しみだ。

 
 
 
  落ちる。
2007年03月29日

気持ちの浮き沈みは、人間ならば必ずある。

僕もある。

今日なんか久しぶりと言うくらい、けっこう落ちている。

理由はまあいろいろだ。

こんな時って僕の場合、落ちてる原因や理由を考えたりはするが、無理に明るく振る舞う事はしない。

むしろ落ち込む自分を、堪能してやろうと思ってしまう。

それにも一応、理由がある。

落ち込む時に落ち込んだ痛みをじっくり感じておかないと、引きずったり同じ事を繰り返したりしてしまうからだ。

そうすると、いつまでたっても落ちっぱなし。

僕の人生はジェットコースターなので、落ちたらその勢いを利用して上にあがって行かなければいけない。

転んでもタダでは起きないのが鉄則なのだ。

だからジェットコースターの下りスピード並みに、おもいっきり落ち込んでやる。

怖さを充分に味わってやるのだ。

そうすると、気持ちが上向くのも案外早い。

こうしてブログを書いてる今、もうすでに気持ちが上向き加減でいる。

落ちたからこそ、前以上の高さに上がっていける。

なんだかんだで、結果オーライになる訳だ。

だから落ち込む時は否定せず、むしろ頑張って落ち込んでやればいいと思うのだ。

人生は必ず、前に向いて進んでいる事を信じて。

 
 
 
  舞台衣裳。
2007年03月28日

舞台を観てきた。

昨年出演させて頂いた舞台「tatsuya〜最愛なる者の側へ〜」でお世話になった、茅野イサムさんの演出作品「いとしの儚」だ。

運の神様に見入られた博打打ちの男が、やがて人の道を踏み外し鬼へと変わっていくお話。

笑いあり感動ありのストーリーで、とても面白い舞台観劇だった。

茅野イサムさんの演出作品は個人的にとても好き。

見せ方がとてもスッキリしていて、飽きる事なく作品をしっかり堪能させてくれるのだ。

それに衣装へのこだわりもスゴい。

正しくは茅野イサムさんといつもお仕事をしている、衣装の小原さんのこだわりと言うべきか。

僕も一度ご一緒させて頂いたが、いつも味のある風合いを漂わせていて、すごくカッコイイのだ。

舞台稽古ってのは普段ジャージ姿でやっていて、本番数日前にやっと衣装を着させてもらえるのだが、茅野イサムさんは稽古の途中から衣装を着させてくれる。

不思議なもんで、衣装を着て稽古をすると急に役のイメージが膨らむのだ。

衣装の小原さんも茅野イサムさんのイメージを、そのまま衣装に表現する。

なので役者としてはとても役作りしやすく、おもいっきり演技に集中させてもらえるのだ。

僕みたいな駆け出しの半人前には、ものすごくありがたい言葉である。

役作りのなんたるかを、こうして衣装を通して教えてもらえる訳だから。

衣装一つで、こうも気持ちが入ってしまう役者という生き物はスゴイと思う。

だが、そんな気分にさせちゃうような衣装を作る人間は、僕はもっとスゴイと思ってしまう。

衣装さん、本当にいつもありがとうございます。

 
 
 
  親友と共に。
2007年03月27日

僕のそこそこのヘアスタイルを、なかなかにカッコ良くしてくれる美容師の親友がいる。

2個上だけど僕はタメ語。

体育会系で育った僕が、歳上に対してタメ語を使うのはよっぽどの事。

しかしそんな事も関係ないくらい、大切に思い合えるいい感じの仲だ。

出逢ったのは2年前。

知り合いの知り合いみたいな感じで紹介されたのが、キッカケだ。

最初はトゲトゲした感じにも見えたが、話してみるとそうでもない。

いや、むしろ似た者同士の匂いがする。

物事の考え方や捉え方、目標に向けて取り組む姿勢、現在の立ち位置…

ヤツとは、いろんなもので共感し合えた。

中でも特に、現在の立ち位置から夢や目標に向かう姿が、妙に自分とダブって見えた。

あー、なんか一緒に頑張りたいなーと素直に思った。

昨日はそんな彼の29歳のバースデー。

皆でお祝いをし、僕は好きな俳優さんが主演した映画「UDON」のDVDをプレゼント。

たくさんの人達にお祝いされ、たくさんの人達に愛され、きっとヤツは素敵な29歳を迎えられただろうと思う。

それもこれも、たくさんの人達をカッコ良くキレイにしてきた、ヤツだからこそ生み出した結果。

ヤツの事を好きな僕としても嬉しい限りだ。

将来、僕が今よりももっと立派な俳優になった時。

僕はヤツに専属ヘアメイクを依頼する。

そうなるまでは、まだまだ長い道のり。

でも絶対にそうする。

おこがましいが、それで僕がヤツを有名にする。

それをヤツに言うと、逆もあると言われる。

確かにその通り。

どっちが先に一流になるかよーいドンだ。

そんな事を2人でもくろみながら、将来の夢に向けて僕らは切磋琢磨する。

自慢じゃないが、とってもいい感じの仲だ。

 
 
 
  のめり込む。
2007年03月26日

何でも取り掛かったら、トコトンまでのめり込んでしまうタイプ。

最近テレビゲームをやらなくしたのも、ハマって家から出なくなるのが嫌だったから。

のめり込む性格だとわかった上での、僕なりの対策だ。

基本的にのめり込むって事は僕の場合、周りが全く見えなくなるってこと。

大事な事もそっちのけで、それオンリーになってしまう。

大事なこと以外の何かにのめり込んでしまうのは、人生を大きく狂わす可能性がある。

だから下手にのめり込む危険性のあるものは、基本的に僕の生活から排除する方向でいるのだ。

しかし、昔それが出来なかった事がある。

好きな人ができた時だ。

バランスの良い関係なら問題ないが、好きな気持ちが強くなると正直しんどい。

メンタル面が乱れて、本業に支障をきたす可能性だってある。

だけど気持ちの中から排除する事なんて、出来る訳がない。

本業を一番に考える僕としては、これはかなりツラい状況。

好きな人ができて楽しいはずが、内心とても苦しい日々。

そんな経験が昔あった。

今そーなったら、自分がどうなるか正直わからない。

落ちるかもしれないし、案外のめり込む事なく平気かもしれない。

ただ恋愛に関しては、若干奥手になっている自分がいるのは間違いないこと。

やはり傷付くのが怖いのだ。

案外、僕は子供のままなんだなって思ったりする。

 
 
 
  想い出。
2007年03月25日

人生は一度前に進み始めると、後戻りする事ができない。

前を向いたらとにかくそこだけを見て、それだけを信じて突き進むしかない。

迷っていてはいけないのだ。

人生には出逢いがあれば別れもあり、楽しい事があればツライ事もある。

心が締め付けられそうになる事だってある。

だがけして、そこで立ち止まってはいけない。

壁にぶつかっても、心が挫けそうになっても。

とにかく前だけを見て進むしかない。

ただ、僕も人間…

1人では何もできない弱っちい人間。

時々、後ろを振り向いてしまう事もある。

向いた先に見えるのは、素敵な想い出がたくさん詰まった僕らの足跡。

とても胸が苦しくなる。

なんだかわからないけど、涙がこぼれる。

もう返ってこない時間なだけに、心は切ない気持ちでいっぱいになる。

正直、ツラかったりもする。

でも僕は、再び前を向いて歩み始める。

関わってきてくれた人達の為にも、前だけを見て歩み続ける。

みんなに対する、たくさんの感謝の気持ちを胸に抱いて。

僕は大きな夢に向かって歩いていく。

僕をこんなにも大きくしてくれた人達へ。

今まで本当にありがとう。

そしてこれからも、ずっとずーっとありがとう。

僕は感謝の気持ちでいっぱいです。

 
 
 
  今妻打ち上げ。
2007年03月24日

先日、六本木にて「今週、妻が浮気します」の打ち上げが開かれた。

今日で皆さんとは本当のお別れ。

素敵なドラマだっただけに、寂しい気持ちはいつまでたっても収まらない。

でもまあこの寂しさがあるからこそ、次にまた逢える事が楽しみになる訳で。

それまでに立派な俳優になって、皆さんに成長したねと言って頂けるよう、日々精進していく事を心に誓う訳である。

とりあえず、今日はハチャメチャに飲んで騒いでやろうと思う。

最後までその場を盛り上げる、にぎやかしの役目。

それが僕であり、馬場ちゃんなのだから。

 
 
 
  芝居の時の心掛け。
2007年03月23日

演技をする際、そのキャラクターになりきる為に、僕は自分を捨てる事を試みたりする。

自分を捨てるってのはつまり、僕として感じる恥ずかしさなどを排除する作業。

一瞬でも冷静に自分が演じている事を考えると、客観的に自分を見てしまい我に返ってしまう事がある。

そんな時にはだいたい、恥ずかしさや照れのような感情が沸いてくる。

だから僕は普段の自分を捨ててしまい、キャラクターになりきる事だけを考える。

しかし自分ってのは簡単に表に出てくるもので、捨てるのは非常に難しい。

だから何が大事になってくるかって、僕は集中力だと思っている。

その空間にいるキャラクターに完全になりきるよう、役に入り込む集中が必要だと思うのだ。

あと集中して芝居ができる環境作りも大切である。

演技する時以外は口数少なくし、普段の自分を極力出さないようにして役に入りやすくしたり。

逆に普段の自分を出しまくって、周りの人達に自分のキャラクターを印象付けて、おもいきった芝居ができやすくしたり。

とにかく芝居は、自らをおもいっきり解放してあげる事が大事。

なのでそこにもっていく為の、自分なりの調整能力を身に付ける事が大切だと思うのだ。

技術以前のメンタル的な部分はスポーツでもそうだが、やはり大切である。

 
 
 
  大切な出逢い。
2007年03月22日

自分にとって、人生で一番大切な出逢いって何か。

大切な人との出逢い。

素晴らしい環境との出逢い。

隠れた才能との出逢い。

出逢いと言っても、種類によっては様々な形のものがある。

その中でも最も大切とする出逢いって、なんだろう。

ちなみに僕にとっての大切な出逢いはこれ。

自分との出逢いである。

出逢いの中で最も素晴らしいのは、自分を知り、自分を受け入れ、自分を大好きになる事だと僕は思っている。

これまでに様々な素晴らしい出逢いがあったが、それもこれも自分自身との出逢いがあったからこそ、巡り逢えたものばかり。

自信がみなぎる自分に、出逢えたからこそなのである。

自信のある人とは、別に有名大学を出たり、お金持ちになったり、夢が叶ったり、成功したりという事ではない。

自分を知り、自分を受け入れ、自分を生きている人の事である。

つまりはどんな自分でも、ありのままの自分を受け入れる事が自信へと繋がり、それが自分との素晴らしい出逢いとなる訳だ。

僕らの業界でも、作品、監督、演出家、共演者、事務所など、良い出逢いをする事が大事だとよく言われる。

それらもやはり、自分自身との出逢いがあったからこそ訪れてくれる、次なる出逢いなのではないだろうか。

素晴らしい出逢いを繰り返し、人生をより良いものにしていく為にも、自分との出逢いを大切に人生を歩みたいものである。

 
 
 
  日替りゲスト。
2007年03月21日

今日はアウトオブオーダーの初日。

我がワタナベエンターテインメントがお贈りする、歌と踊りと芝居と笑いのエンターテインメントショーが、いよいよ幕を開けた。

と言っても、僕は日替りゲスト出演なので全部に出る訳ではない。

出演時間はトータルでも、せいぜい3分くらいといったところ。

まあそれでも出演メンバーである事には代わりなく、胸を張って堂々とアウトオブオーダーの開幕を宣伝しようと思う。

僕の出演は、初日と中日と最終日の3回。

歴史上の偉人達をラップに乗せて紹介する。

日替りゲストってのは正直、立ち位置としては難しいポジション。

レギュラーメンバーの皆さんと一緒に、ずっと稽古をしている訳ではないので、ぶっちゃけ馴染みづらい。

しかも、稽古を重ねて全体のボルテージが上がっていくのに対し、僕らは数回の稽古だけで皆さんの最終ボルテージまで、テンションを上げなければいけないのだ。

作品全体の盛り上がりの流れを、僕らが切ってしまう訳にはいかない。

たった数回の稽古だが、とにかく本番をイメージした練習と、腹の底から覚悟を決めて挑むことを意識した。

でも久しぶりの舞台が、このような覚悟を決めて参加できる作品で良かったと思う。

稽古が短い期間しかなかったので逆に集中できたと思うし、マジで苦手なラップも何とか克服できた。

日替りだけど、本当にたくさんの収穫があった舞台である。

レギュラーメンバーの皆さんが作り上げてきた作品を少しでも盛り上げられるよう、日替りゲスト一丸となってアウトオブオーダー頑張ってやろうと思う。

皆さん、偉人ラップに乞うご期待。

 
 
 
  気配り人間。
2007年03月20日

気配りはそれほど上手じゃない。

基本的には自分の事に一生懸命で、気が付いた時は気の利いた事をやる。

それが今までの自分だ。

ただ最近、それではいかんなと思い始めた。

僕らの仕事はアーティストであり、サービス業。

世の中のお客様に対して、いかに気持ちの良いサービスを提供できるかどうか。

これはエンターテインメントの世界に生きる人間として、とても大切な要素であると考えるのだ。

今の世の中が、もしくは身近な周りの友達が何を必要としているか。

何をすれば喜んでもらえるか。

相手の立場に立って物事を考える事が、サービス業の基本。

何でもそうやって考えていく事が当然だと思うし、そうしないと僕達の仕事自体も成立しないと思うのだ。

それにアーティスト自身も、そうした考えでないといけないと思う。

なので考えた訳だ。

どんな時でもサービスを提供できる気配りの心ってのは、常に持ち合わせていたいものだと。

目指す所は、まずそこなのである。

僕は気配り人間になろうと思う。

 
 
 
  今妻最高。
2007年03月19日

今日無事に「今週、妻が浮気します」の撮影がオールアップした。

最高に素晴らしいキャストの皆さん、スタッフの皆さんとの出逢い。

そして、最高に素晴らしい作品との出逢い。

何もかもが最高に素晴らしいものであり、僕はこの3ヶ月間、本当にハッピーな時間を過ごす事ができた。

正直、これで終わりと思うと、すごく寂しい気持ちになる。

だけど、この寂しさを感じられた事こそが、最高に素晴らしい経験ができた何よりもの証。

心からこの寂しさを噛み締めながら、僕は夢に向けて突き進んでいこうと思う。

いろいろと思う事、語りたい事もいっぱいあるが、とにかく今は声を大にしてコイツを叫びたい。

「今妻最高ーっ!」

 
 
 
  勝ち負け。
2007年03月18日

最近、友達に「頑張ってるね!」とか「スゴイね!」ってよく言ってもらえる。

ドラマに出させて頂くようになってから、そのような言葉を頂く事が増えた。

やっぱり頑張った結果を誉めて頂くのは、誰だって嬉しいこと。

調子に乗る事もなく、純粋にありがたいなーと思える。

ただ時々こんな事も言われる。

「正人には勝てないけど、俺も頑張るよ」

僕は正直、テレビとか舞台に出てるから勝ってるなんて思った事はない。

人にスゴイねって言ってもらう事が、勝ちとも思った事がない。

てゆーか、そもそも勝ち負けなんか関係ないと思っている。

仕事ってのは、人に喜ばれればそれでいいと思うし、胸を張ってこんな事を頑張っていると言えれば、それでいいと思う。

比較する事ではないのだ。

僕にそんな事を言うその友達も、美容師をやる傍らクラブのイベントなんかで、何百人もの人に、楽しみを与えている人間。

充分にスゴイと思う。

いまの僕には絶対に出来ない事だし、人を綺麗にして人に楽しみを与えるなんて人間が、負けなんて言うのは変だと思う。

充分過ぎるほど、僕は彼の事をスゴイと思うのだ。

俳優の仕事は本当に面白いし、僕には一番合ってる職業だと思っている。

ただ俳優が一番スゴイとは、一度も思った事がない。

人に何かしらの素敵な影響を与える仕事ってのは、何でも最高に素晴らしいもの。

何が一番で、何が勝ってるとかじゃない。

大切なのは、自分のやっている事に誇りを持つ事だと思う。

 
 
 
  舞台稽古。
2007年03月17日

久しぶりに舞台稽古に参加した。

3月末の「ミュージカルテニスの王子様ドリームライブ4th」の稽古だ。

約1年振りの舞台という事もあり、何故か気合いが入りまくり。

かなり高めのテンションで稽古に挑んだ。

舞台は、とにかく動きも大きいし声もデカイ。

やってる芝居はテレビも舞台も基本的には同じだが、表現のサイズが違う。

発するエネルギーのサイズとでも言えばいいか。

なので必然的にそこに引っ張られて、稽古以外の普段の時もテンション高めの自分がいたりするのだ。

もしかしたら、声を出す事と体を動かす事で、内側からストレスのようなものを発散できているのかもしれない。

もしくは、自分の存在感を存分に出せている気分になれているのかもしれない。

いずれにせよ、スッキリした自分がいるのだ。

舞台稽古が始まってからは、仕事中もプライベートも常にそんな感じの自分なのである。

なんか自分らしくて、いい感じだ。

舞台が好きなのは、もしかしたらこうした事があるからかもしれない。

声出しまくったり、動きまくったりする事で、自分らしさを実感する僕。

なんか無邪気な子供のようだ。

 
 
 
  グループ魂。
2007年03月16日

演劇集団「大人計画」のロックバンドグループ。

グループ魂。

俳優さん逹だけで構成されたロックバンドだ。

俳優さんがロックバンドって、少しおかしな感じかもしれないが、とんでもない。

一昨年、なんと紅白歌合戦にも出場した事のある、人気と実力を兼ね揃えたスゴいロックバンドなのだ。

ライブもチケットが即完売する程の人気っぷり。

本格的なミュージシャンの方々とも、有名な野外フェスで共演したりと、もはや俳優の領域を超えた活動をしている、演劇集団のロックバンドグループだ。

そんなグループ魂のライブに、実は今日初めて行ってきた。

「今週、妻が浮気します」で共演している大人計画の皆川猿時さんが、グループ魂のメンバーの一員だったのだ。

皆川さんと言えば、今妻では「美濃部さん」という大人しい感じで、ちょっと味のあるキャラクターを演じられている方。

普段からとても優しい方で、撮影中もすごく仲良くして頂いた方である。

そんな皆川さんだが、グループ魂では名前が「港カヲル」。

ちょっと変わったキャラクターを演じていると、本人からのお話。

楽器は何をやってるんですか?と僕が質問をしたら、こう返事が返ってきた。

「何もやってないよ」

ロックバンドグループなのに、楽器をやっていないってどーゆー事だろう。

ボーカル…、いやコーラス。

いろいろ考えたが、とりあえずはライブをみればわかること。

そんなこんなで、いざライブ会場へ。

するといきなり、ライブは港カヲルさんの前節から始まった。

二本のツノのついたド派手な衣装。

美濃部さんからは程遠い港カヲルさんの姿に、正直開いた口が塞がらなかった。

しかも、それだけじゃあない。

ライブが始まってからも、激しいロックを演奏している横で変な衣装の港カヲルさんが、不思議なダンスと奇声をあげながら、会場を盛り上げているのだ。

なるほど。

つまり、港カヲルさんは演奏者ではなくパフォーマーだったのだ。

しかも、どこにそんなものがって思うくらいに、激しいテンションで暴れまくるパフォーマーだったのだ。

ちょっとスゴいなと思った。

だって完全に別人と思わせるくらい、見事に演じ分けているのだから。

もう喋り方や雰囲気を変えたキャラ作りと言うよりも、完全に性格そのものが違うように見えてしまってるのだ。

これはもう港カヲルという人間に、完全になりきっているとしか言い様がない。

一寸の迷いもないくらいに、頭のてっぺんから足の先まで、完全に港カヲルなのだ。

まだまだ演じる事に恥ずかしさが残る僕にとって、これは本当にスゴイ技術。

ちょっとだけ、演じるって事がどーゆー事なのかわかった気がする。

グループ魂を観に来てよかったと思う。

芝居の勉強になるロックバンド…

さすがは大人計画だなと、満足感いっぱいのライブであった。

 
 
 
  伝わらなければ意味がない。
2007年03月15日

人に何かを伝えようとする際。

僕は「想い」を大切にしようと考えている。

どんな想いで、何の為に伝えているのか。

ただの自己満になっていないか。

そんな事をしっかり確認した上で、伝えているかを第一に考える。

ただ最近、それだけではダメな事に気がついた。

受け取る側の立場に立ったとき、想いだけでメッセージを伝えると、限られた特定の人にしか伝わらない事が判明したからだ。

いくら良いものでも、伝わらなければ意味がない。

面白いだけじゃダメだし、真面目だけでもダメ。

要するに、たくさんの人達にも伝わるような、テクニックが必要だということだ。

多分、バランスなんだと思う。

近い所にいる人から、その先のその先にいるたくさんの人達にまで、僕が何かを伝えたいのなら。

何か1つにこだわるよりも、幅広いニュアンスで伝える方が、よりたくさんの人達に興味を示して頂けると思うのだ。

僕の場合、今まであまりテクニックという要素を重要視していなかった。

しかしそれが物事をより良くする為に、とても大事な要素である事がわかった。

ブログもそうだし演技もそうだし、僕自身のキャラクターもそう。

大切なのは受け取る側の立場に立って、様々な色を出していく事だ。

僕の中にあるたくさんの色を。

難しいかもしれないが、意識してチャレンジしてみようと思う。

自分の為にも、応援してくれる人達の為にも、頑張ってみようと思う。

 
 
 
  ホワイトデー。
2007年03月14日

まったくと言っていい程、良い思い出がない。

あると言えばこんなエピソード。

小学生の頃、好きだった女の子にホワイトデーのを渡したかった僕。

バレンタインデーに何も貰ってないのに、何を勘違いしたのかキャンディーを渡そうと考えていたのだ。

ドキドキしながら、女の子に渡す初めてのプレゼントを買いに、僕は近所のスーパーへ。

そこは馴染みのスーパーだったが、今日に限っては未知なる世界。

いつもは雑貨やら文房具が置かれているスペースに、ホワイトデーの特設コーナーらしき華やかな空間があったのだ。

もちろん、ホワイトデーのプレゼントなんて今まで買った事がない。

足を踏み入れた事のない所で、買い物する事ほど怖いものはないと感じた、幼き頃の記憶である。

僕はドキドキしながら、品物が並ぶ未知のスペースへ。

そこには色とりどりのキャンディーやクッキー、マシュマロといったホワイトデー定番のプレゼントが並んでいた。

僕はかなり悩んだ。

何が喜ばれるかすごく考えた。

それと同時に、ここから早く立ち去りたい気持ちもあった。

ホワイトデーのコーナーで品物を選んでいる姿を友達に見られたら、次の日に学校で何を言われるかわからないからだ。

その時、ふと目に止まった商品があった。

それは黒っぽいハンカチに、ちょこんとハート型のチョコレートが添えられた、ちょっと大人っぽい雰囲気のものだった。

小学生の僕が選ぶのは、おかしいくらいアダルティーな商品。

しかし当時の僕には何故かそれが、片思いの彼女のイメージにピッタリに思えたのだ。

もう迷ってる暇なんてない。

僕はそれを手に取り一目散にレジへ走った。

レジに品物を持っていき、お金を払おうとした時。

店員さんが幼い僕にこんな一言を伝えてくれた。

「これストッキングだけど大丈夫?」

どーやらハンカチだと思っていた物体は、黒のストッキングだったらしい。

そりゃアダルティーに見えて当然だ。

僕は焦った。

かなり焦った。

そしてとっさに出てきた言葉がこれ。

「おばあちゃんへのプレゼントです」

いくらアダルティー商品でも、かなり無理のある言い訳である。

おばあちゃんが黒のストッキングって。

そもそもおばあちゃんってストッキングを履くのか。

様々な事を想像しながらも、僕は後に引く事ができず、結局それを買ってしまった。

ハート型のチョコレートがちょこんと添えられた、黒のストッキングを。

情けない話である。

僕が初めて買ったホワイトデーはストッキング。

そしてストッキングを初めて買ってしまったのが、小学生のホワイトデー。

僕にとっては一生、忘れる事のない記念日となってしまったのは、言うまでもない。

 
 
 
  ユースケさん。
2007年03月13日

ご存知、「今週、妻が浮気します」で主人公の堂々ハジメを演じている、ユースケ・サンタマリアさん。

昨日、そのユースケさんのサプライズバースデーが、スタジオ撮影中に行われた。

バースデーソングが流れる中、巨大バースデーケーキが2つ登場。

一つには九州の絵。

もう一つには熊が積み木をしている絵。

ご存知の方もいらっしゃると思うが、タモリさんが笑っていいともで命名した、パロディドラマ名。

「九州、熊が積み木します」

それに合わせた、ユニークなバースデーケーキだ。

スタッフさんが、何日も前から頼んで用意しておいた物らしい。

ユースケさんの誕生日らしい、なんとも素敵な演出に僕はちょっとだけ感激をしてしまった。

他にもスタッフさん達から、たくさんの寄せ書きの入ったプレゼントや、撮影でもないのにお祝いに駆けつけたチカラ君。

なんかスタジオが暖かい雰囲気に包まれていて、とても素敵だった。

本当にたくさんの人達に愛されてるんだなーと、僕は感じた。

そんな事言ってる僕も、その1人。

ユースケさんは、羨ましいくらいに憧れてしまうキャラクターだ。

ぶっちゃけLOVEである。

まあそれは冗談としても、要するに男の僕からそう言われるくらい、魅力的な俳優さんだと思う訳だ。

本当にお仕事が、ご一緒出来て良かったと思う。

10年後の37歳。

僕がユースケさんぐらいの歳になった時。

後輩俳優達に、そんな事を言わしてやりたいもんである。

和田さんLOVEですって。

まあ僕の場合、そんな事言ってくる後輩は門前払い間違いなしだが。

 
 
 
  ザ・ヒットパレード
2007年03月12日

昨年放送された特別ドラマ「ザ・ヒットパレード〜芸能界を変えた男・渡辺晋物語〜」。

その舞台化作品である「ミュージカル ザ・ヒットパレード〜ショウと私を愛した夫〜」に、この度出演させて頂く事になった。

ドラマの役は、会社を裏切っていく若手スターの役。

売れた途端、お世話になった社長にお金をせびったり、お金に釣られて他の事務所に移籍したりと、ちょっと鼻が伸びた感じの悪い役だ。

その時に僕は、渡辺晋さんから劇中に役を借りて、こんな言葉を頂いた。

「俺たちの仕事は金や物の為にやってるんじゃない。心でやってるんだ」

エンターテインメントの世界でこれから頑張っていく僕にとって、このセリフは天国の渡辺晋さんからの大切なメッセージのように聞こえてきた。

お金や物ではなく、大切なのは心…

僕はこのドラマをキッカケに、連続ドラマに続けて出演させて頂くなど、とても大きな躍進を遂げさせて頂いた。

それと同時に、俳優として最も大切にしなければいけない事にも、気付かせて頂いた。

このドラマは僕にとって本当に思い出深く、心に残る大切な作品となったのだ。

そんな思い入れの強い作品のミュージカル化。

素直に嬉しい気持ちでいっぱいである。

ミュージカルにはサブタイトルに「ショウと私を愛した夫‐コンビ、ときどきライバル、そして夫婦‐」とある。

ドラマでの芸能界の変革を中心に描いた物語とは違い、ミュージカルでは2人の恋愛模様を中心に物語が描かれている。

僕はこの作品を観に来た皆さんが、人間の暖かさや夫婦の絆の強さ、そして夢に生きる事の素晴らしさに少しでも触れて頂けたら、とっても嬉しく思う。

僕にたくさんのプレゼントをくれた作品だからこそ、会場に足を運んでくれた皆さんにも、たくさんのプレゼントをしたい。

おこがましくも、そんな事を思っているのだ。

 
 
 
  久保田君。
2007年03月11日

高校の2個下の後輩、久保田君。

ノッポに短髪で、ちょっと見た目はイカツイ感じ。

目つきも若干悪そうだけど、実はとっても優しいヤツ。

昔、地元ヤンキー集団にちょっかい出されていたところを、先輩風吹かせて間に入った事がある。

僕はボッコボコ。

彼はケガなく無事に済んだ。

先輩としては当たり前の事をしたまで。

自慢にも何もならない。

彼には感謝されたが、別にその時はどーでも良かった。

そんな彼だが先日行われた、びわ湖毎日マラソンで日本人トップになった。

このレースは、夏に大阪で行われる世界陸上の選考レース。

タイムはそんなに良いものではなく、レース内容も評価されるかどうか微妙な感じ。

本人も周りも、誰もが無理だと思った久保田のマラソン代表。

今日その代表発表があった。

久保田満。

マラソン代表の所にしっかりとその名前があった。

僕はメチャクチャ嬉しかった。

共に汗を流し、同じ下宿で同じ釜のメシを食った仲間が、日の丸を背負って世界の大舞台に立つのだ。

しかも陸上の花形競技、マラソンで。

もう本当に嬉しくて嬉しくて、子供を自慢する親バカの気持ちが、今ならとてもわかる気がした。

先輩としても同じ高知県出身者としても、本当に鼻が高い気分だ。

世界陸上、男子マラソンは8月25日。

僕は後輩からの最高の誕生日プレゼントを、今から楽しみにしている。

それから最後に一つ、言わせて頂く。

これは別に久保田が世界陸上に決まったからとか、そんなつもりはなく、自慢するつもりもまったくないけど…

久保田をヤンキーから救ったのは、何を隠そうこの僕です!

皆さん、可愛い後輩の応援をどーぞよろしく。

 
 
 
  運命を考える。
2007年03月10日

運命を信じるか信じないか。

考え方は人それぞれだが、僕はどちらかと言えば前者の方。

運命を信じる人だ。

ただ僕が信じる運命は俗に言う、「人生すべては決められたこと」とする運命とはちょっと違う。

漢字で「運ぶ命」と書くように、自分から切り開いて歩んでいくものを、運命だと思っているのだ。

何でもかんでも起こった事は全て運命。

これは人生を自ら放棄しているのと同じこと。

こんな考え方で、人生が良い方向に進んでいくはずがない。

人生に決まっている出来事なんて何一つない。

自らが様々な経験を積み重ね、出来上がっていくものが人生だと思うのだ。

もちろんこれまでに運命的だと思った瞬間はあるし、出逢いの縁を感じた事もたくさんある。

誰しも一度は、そうした経験があると思う。

それらは別に、予め待っていた事ではない。

僕はこう考えている。

いつも心のどこかで世の為人の為を考える人。

そんな人は、夢や憧れを掴むチャンスに巡り会える。

自分の人生を変えるような出逢いだったり。

大きな仕事を掴む事だったり。

こうしたキッカケこそが、僕は運命的なものであったり縁だったりすると思うのだ。

自分の事ばかり考える人には、運命的な出来事はなかなか訪れない。

それどころか、むしろドンドン夢や憧れから遠ざかっていくと思う。

世の中の為であったり、人の為を考えて一生懸命に頑張る人こそが、より運命的なものに出逢うチャンスがあると思うのだ。

無我夢中に頑張っていたら、結果的に人の為になっていた。

そんなのでもいいと思う。

僕自身も今までそうして、運良くチャンスに巡り会えてきた訳だから。

ただそこから何か大切なものを学び、大事なことに気付けるか気付けないかが、先の人生を変える大きなポイントになると思うのだ。

まあ、これらはあくまでも僕の持論。

運命とか人生とか目に見えないものだからこそ、仕組みを知りたいと日々考えている普遍的な事柄である。

 
 
 
  O.O.O。
2007年03月09日

「OUT OF ORDER」への日替わりゲスト出演。

出方はまだお話出来ないが、今日それの稽古に行ってきた。

1年振りの舞台という事もあり、稽古場に入った時の独特の雰囲気に、やや緊張を隠せない様子。

演出家は中村龍史さん。

あのマッスルミュージカルを手掛けた方だ。

初日は見学に近い形で、僕達がこれから覚える動きや振りを、代役を立てて見せてもらった。

手取り足取り説明する中村龍史さん。

それを必死に覚える代役の方たち。

代役の方たちも僕達に伝えなければいけないので、かなり必死だ。

一つ一つのやり取りに緊張感がある。

集中して覚えないと、ぬるい事をやっていたら容赦なく怒られる。

見学しているこちら側も、自分がやっているかのような気持ちで、かなり集中して見ていた。

このピリピリした空気と緊張感。

僕的には結構たまらない感じである。

そこは元体育会系の血が騒ぐとでも言えばいいのか。

とにかくこうした集中力が必要で、緊張感のある現場はけっこう好きだ。

もちろん怒られるのは嫌。

でも、だからこそ集中力と緊張感を持ってやろうと思える訳だ。

日替わりゲストという短い期間の関わりであっても、やるからには何かを得たい。

そしてより素晴らしいものにして、皆さんに素敵な舞台を観て頂きたい。

そんな風に思うのだ。

腹括って頑張ろうと思う。

 
 
 
  文句。
2007年03月08日

文句や悪口。

これらは基本的に、相手を否定する行為である。

あいつがどーのこーの、学校や会社がどーたらこーたら。

周りにとってプラスの影響を与える、良い行為ではないと思う。

もし相手を、責めたり否定したい気持ちになったら。

その場合は、そんな気持ちになる自分自身に問題があると、捉えるべきである。

自分が変われば、相手も変わるし周りも変わる。

相手を責めて文句を言っても、変わるものは何もない。

ただ自分の心が、小さくなっていくのみだ。

文句を言いたくなった時は、一度自分に問い掛けてみる。

自分ちっちゃくなってないか。

心が貧しくなってないか。

素直な気持ちになれば、きちんと答えは出てくると思う。

大切なのは文句を言いたい相手や環境を、まずは認めること。

そうすれば文句は相手を想う、優しさへと変わるのだ。

貧しい言葉も、人に力を与える美しい言葉に変わるだろう。

僕は常に、優しい人間でありたいと思う。

周りの人達みんなが、優しさに包まれた素敵な関係になれるよう、僕は優しい人間で在りたいと思うのだ。

 
 
 
  本文。
2007年03月07日

どこへ行っても大切なもの。

それは自分が何をやっている人か。

それを堂々と言えるかどうかって、ものすごく大切な事である。

名前を覚えてもらうのって結構、大変なこと。

でもどんな仕事をやっているかは、割と簡単に覚えてもらえたりする。

要するに肩書きである。

別にスゴイ事をやっていなくてもいい。

芸能人とか社長とかデザイナーとか。

そんないっちょまえな肩書きじゃなくていい。

自分がどんな想いを込めて、その仕事をしているか。

その熱い想いや情熱が伝われば、僕はそれでいいと思う。

サラリーマンでも何でもだ。

どんな気持ちを込めて仕事に取り組んでいるか。

世の中にどんな素敵な影響を与えているか。

そこがきちんと伝われば、どんな小さな仕事でもそれは立派な肩書きとなる。

それがその人の人生の本文なのだ。

大切なのは立派な肩書きではない。

何を頑張っている人かである。

 
 
 
  自分の力量。
2007年03月06日

人は時々、自分の今の力以上の結果を出してしまう事がある。

仕事でもスポーツでも何でもだ。

僕らの仕事でも、今の自分の演技力や人間力以上の、大きな仕事を与えて頂ける場合がある。

そんな時は要注意だ。

必ず勘違いが生まれる。

それまでに積み重ねてきたものがなくても、積み重ねてきた人と同じ立場だと、思い込んでしまう勘違いだ。

そうなると、今の自分の現状というものが、冷静に見えなくなる。

更に上へ上へと、欲ばかりが先走る。

だからその後、大抵の人がつまづく。

大きくつまづく。

その時の自分の力量を、冷静に自己分析できないからだ。

これは、結果ばかりを追い求める人がやりがちな失敗だと思う。

結果が全てとはよく言うが、僕はそうは思わない。

そう思っていたら、先程言っていたような失敗を、必ずおかしていると思う。

結果が全てではなく、それに伴う過程を大切にすること。

これが、生まれた結果を冷静に判断できる、大切な要素だと思う。

コツコツと、時間をかけて積み上げてきたものこそ本物の力。

運よく得られた結果は、今の自分の力量に見合うかどうか。

それくらいの疑いをかけて、謙虚に受け止めてやればいいと思う。

結果は大切。

だがその結果を次につなげる為にも、過程を重んじるのが大切である。

そう考えると今自分に必要なものが、自然と見えてくるはずだ。

 
 
 
  応援する気持ち。
2007年03月05日

例えライバル関係にある仲だとしても。

他人を応援してあげる気持ちは大切である。

狭い心で周りをひがんだりしても、そこから前には進めない。

他人の素晴らしさを認め、大きな気持ちで共に励まし合う。

そうすれば、きっと心はいつも晴れやかでいられる。

そして本当の良きライバル関係として、互いの成長に貢献していけると思う。

この先、世界中のたくさんの人達を応援していきたい僕。

その為にも身近な仲間たちを、一生懸命に応援できる自分にならなければいけない。

今現在、それが出来てる出来てないは別。

あまり意識した事がない。

だから、これから意識していこうと思う。

僕はみんなの、心の応援団長でありたいと思う。

 
 
 
  びわ湖毎日マラソン。
2007年03月04日

今年の8月、大阪で開かれる世界陸上。

それのマラソン代表を決める選考レースの一つに「びわ湖毎日マラソン」と言うのがある。

今日テレビをつけたらたまたま生中継されており、見ると知っている顔がたくさん走っていた。

実業団時代の先輩や同期たちである。

昔のチームメートが頑張っている姿を見るのは、やはり嬉しい。

途中からだったが、テレビの前で仲間の応援をする事にした。

レースは気温が20℃を越える暑さの中、注目の招待選手たちが暑さのため次々と脱落していく過酷な展開。

暑さに強い外国人ランナーが先頭集団を形成する形となり、それに数人の日本人ランナーが目一杯な形で着いていくような、そんな感じであった。

元チームメート達もやはり悪コンディションの為か、30km手前には全員の姿が見えなくなっていた。

応援していた分、レースの楽しみを奪われた気持ちになり、ちょっと残念な気分だった。

先頭集団に残っている、知らない日本人ランナーを応援しようと気持ちを切り替えたが、その日本人ランナー達も30km過ぎで脱落。

完全に楽しみを奪われ、やや観る気をなくしかけていた、その時。

気になる姿が画面に映った。

先頭集団から離された日本人トップの選手を画面が捕らえた際、後方に見た事ある走り方の日本人の姿があったのだ。

本当によく知っている走り方である。

それは高校時代の後輩だった。

同じ下宿先で同じ釜のメシを食い、僕と同じように監督にしょっちゅう怒られていた、2年下の後輩。

現在でも僕の出演したドラマなんかをチェックしては、マメに連絡をくれる可愛い後輩だ。

そいつは前を行く日本人ランナー達を全員抜き去り、とうとう日本人トップの位置に躍り出たのだ。

正直驚いた。

まさかこんなにも強い選手に成長してるなんて、思いもよらなかったからだ。

しかもそいつは沿道からの応援の声にも笑顔やガッツポーズで応え、とても楽しそうに走っていた。

暑さで脱落していく人達とは対照的に、とても元気な印象だった。

最後はユニフォームのチーム名を前に突き出し、低迷していたチームの復活をアピールしながらのゴール。

後輩ながら本当にカッコイイ姿だった。

インタビューでも痛いところを突かれたのか感極まって涙し、見ていたこちらも目に涙を浮かべてしまった。

何度も言っているが、本当にスポーツの感動に勝るものはない。

しかも後輩のそんな頑張っている姿を見せられたら、やられるのは当然だ。

自分の事のように嬉しい出来事だった。

世界陸上にはまだ出られるかどうか、12日の発表までわからないが、ぜひ日本代表として走ってもらいたいと思う。

あれだけ楽しそうに走る姿。

そしてあの涙。

素晴らしい感動を、また大阪で見せてもらいたい。

そんな風に思うのだ。

 
 
 
  油断禁物。
2007年03月03日

朝からお腹が下りっ放し。

やや熱もある。

病院へ行ったが、どうやら風邪のよう。

何の前触れもなく、いきなりの風邪。

とりあえずゆっくり休んだら、夕方には良くなった。

いきなり風邪ひいて、即効治るこのパターン。

多分、日常生活からくる疲れが原因である。

生活リズムの変化、寝不足、不規則な食生活…

思い当たる節はたくさんある。

しかし無理をすると、こうして体がきちんと訴えてくれるのは有り難いこと。

昔から体がいち早く警告を出してくる。

そこら辺は、体が資本であるスポーツ選手時代に培われた、自己防衛本能とでも言うべきか。

とにかく油断は禁物。

健康あっての仕事な訳だ。

きちんと体調を整えていこうと思う。

 
 
 
  投稿メッセージ。
2007年03月02日

「今週、妻が浮気します」の番組ホームページ。

そこに投稿メッセージのコーナーがある。

視聴者の方々の番組に対する意見が、たくさん寄せられているこのコーナー。

僕も楽しみに拝見させて頂いている。

驚いたのが、メッセージの中に「和田正人さんが出演しているので番組を観ています」というメッセージを、たくさん頂いていた事だ。

非常に嬉しかった。

いつも見守られているんだなーと、ファンの皆さんの暖かさを改めて感じた。

先日、番組ホームページ担当の方が、たくさんメッセージを頂いているのを見て、何か新しいコーナーを作ってみようと提案してくれた。

とても嬉しかった。

番組も折り返し地点を過ぎているという事で、早速の取り掛かり。

で、新しく番組ホームページに生まれたコーナーがこれだ。

「和田正人の連載コラム 馬場ちゃん通信」

である。

詳しい内容は、番組ホームページのスペシャルコーナーにて。

とにかく皆さんから寄せられた、たくさんのメッセージのおかげで生まれた新コーナー。

感謝の気持ちを込め、面白いものにしていこうと思う。

 
 
 
  お金。
2007年03月01日

お金ってたくさんあった方が良いのか、悪いのか?

答えは人それぞれだが、僕なりの答えはこうだ。

お金持ちは経済的に豊かな分、心にも豊さがある。

つまり気持ちに余裕が出来る。

気持ちに余裕があれば、人に優しくも出来る。

更に自分や家族がもし難病に悩まされ、手術費が何千万円もかかると言われた場合。

お金があれば助かるし、お金がなければ助からない。

結果的にお金はないより、あった方が断然良いのだ。

お金がない人が気持ちに余裕がなく、人に優しく出来ないという話ではない。

出来ると思う。

ただあるかないかで言ったら、あるに越したことはないって事。

お金のイメージってあまり良いものではないが、それは使い方や使ってる人に問題があるせい。

たくさん稼いだら、少しでも世の為人の為にお金を使う。

世の中に還元する。

それが余裕のある人の、お金の使い方であると思うのだ。

世の中に新しいものを生み出し、たくさんの社会貢献している会社や著名人。

稼いだお金は、必ず一部を寄付している。

世の中の為に、やはり稼ぐべくして稼いでいる人達なんだと思う。

お金は結果的についてくるもの。

大事なのは世の中に、どれだけ貢献しているかである。