仕事でも人間関係でも何でもそうだけど、不安はいつも付きまとう。
多分ベテランになっても、消えるものではないと思う。
消すのが無理なら戦うしかないのだが、その戦い方の一つに「開き直り」ってのがある。
例えば芝居で言うと、自分の作ってきた演技に対して、不安になることがよくある。
「これであってるかな〜…」
「間違ってたら恥ずかしいな〜…」
「後で演出家に下手くそとか言われないかな〜…」
そんな不安が、頭の中をグルグルする訳だ。
そーなると堂々とした演技は出来ず、無難で小さな芝居しか出来なくなる。
こーなると厄介だ。
無難で小さな芝居は、見てる人に魅力が伝わらない。
あってる間違ってる関係なく、やはり堂々と演じる方が印象にも残るし、次にも繋がる。
だから不安はあっても、小さくなる事だけは回避したいところなのだ。
そこで「開き直り」というテクニックを駆使する訳である。
とりあえず、素直に今の自分の力量を認めること。
その上で、
「いまの僕、これだけしか持ってませんっ!!」
の気持ちである。
あるものはある、ないものはない。
そんな風に開き直って、やってやればいいのだ。
今の未熟な自分に満足さえしていなければ、必ず成長はできる。
ただ、そーいった不安と戦う為には、開き直るってことも大切なのである。
とは言え、そう簡単にいくものでもない。
だけど、試してみる価値は大アリだ。
「しょーがねーしょーがねー!だって俺こんだけしか持ってねーもん!」
最近の僕は、不安になると心の中でこのセリフ。
これだけで、けっこう開き直れて楽になれました。
まあ注意する点としては、絶対声に出さないこと。
確実にやる気ないヤツだと思われて、怒られます。
お気を付けください。