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  終わりから始まる。
2007年07月31日

千秋楽が無事に終わった。

今はなんとも言えない不思議な気分だ。

達成感、充実感、満足感、安堵感、不安感…

やりきった喜びや、終わった事への安心、これでよかったのか、無限に続く自分への問い掛け…

様々な想いが、頭の中と心の中を駆け巡る。

でも1つだけ、ハッキリした心境がある。

次に向けての、やる気や向上心だ。

様々な想いを感じる中、それだけはハッキリとしている。

終わりの時点からが始まりとゆーように、もう次に向けての一歩を、僕はすでに歩み始めている。

この舞台で経験した様々な事を培い、新たな場所での更なる成長を求めてだ。

お決まりのようだが、僕の心はもうすでにワクワクしている。

新たに得た武器と経験を手に、どんな闘いを見せられ、どこまで僕は通用するのか。

不安もたくさんあるけど、今はとても楽しみだ。

さあ、今日からがまた新たなスタート。

頑張ろうと思う。

 
 
 
  寂しさを感じない打ち上げ。
2007年07月30日

千秋楽、前日の打ち上げ。

舞台ではよくある事だ。

最終日だと遅くまで会場のバラシがある為、スタッフさんが打ち上げに参加出来ない。

なので規模の大きな舞台では、前日にやる事が多いのだ。

…いまだに思うが、なんか不思議な気分。

明日、千秋楽があるのにお疲れ様のあいさつをするのが、なんとなく違和感を感じる。

名残惜しめないとゆーか、稽古中や本番中にやってる、飲み会的な気分だ。

まだまだこのまま、舞台が何公演も続きそうな雰囲気で、打ち上げは進んでいく。

楽しさいっぱい。

寂しさなんてこれっぽっちも感じない。

けど、明日には全て終わってしまう。

なんか不思議な気分だ。

千秋楽の舞台上…

様々な感情が、一気に押し寄せてきそうで怖い。

 
 
 
  自分との闘い。
2007年07月29日

とうとう恐れていた事が、現実になってしまった。

健全な生活を心掛ける僕にとって、夜行性ってのは性に合わない。

遅くても2時には寝る。

それが寝坊をしない生活習慣を作る、僕なりの秘訣だった。

それなのに。

それなのに…

気が付いたらいつの間にやら、寝る時間がいつも4時〜5時。

なんかゴロゴロしてるうちに、そんな時間になってしまう。

夜起きてる事に、少しずつ慣れ始めている自分がいるのだ。

2時を越えても、睡魔がぜんぜん襲ってこない。

夜起きてる事が、別に悪いこととは思わない。

ただ問題なのは朝。

ケータイのアラームで、目を覚ます事が出来なくなってしまったのだ。

起床時間から5分おきに3つ。

それが僕のケータイアラーム設定だ。

かつては1回目で必ず起きる習慣が身についており、朝には絶対の強さを誇る事を自信にしていた僕。

だけどもう、今は無理。

1回目どころか、3回目が鳴って30分後に目が覚める事がしばしばだ。

朝寝坊…

僕が何よりも1番に恐れていた事。

しばらくは、自分との闘いが続きそうだ。

 
 
 
  バカになる。
2007年07月28日

常識人。

人間としてはしっかりとしているイメージ。

だけど、エンターテイナーとしては面白味に欠ける。

まあ僕の勝手なイメージだけど…

それで考えると、僕はどちらかと言えば常識人の部類だと思う。

…いや、思っていた。

先日ある人に、「おまえは染色体がどっか1個足んねーな」って言われた。

フツーならバカにされてると思い、言い返すところだが。

何故かふに落ちた。

納得してしまった。

どーやら僕は染色体が1個足りないらしい。

僕が当たり前だとかフツーだって思ってる事が、実は一般的じゃないって事が多いみたいなのだ。

その人いわく、その事実を把握してるかしてないかが重要で、把握してないって事が実は1番の問題らしいのだ。

つまりバカを把握してるバカと、把握してないバカ。

周りに迷惑をかけちゃう、バカだと把握してないバカが、1番の問題児だそうだ。

すごくスッキリした。

把握してるバカなら、それは面白い武器になるじゃないか。

愛敬だってあるじゃないか。

よし、今日からバカを正当化しよう。

てな訳で認めます。

僕はバカです。

 
 
 
  カルマ。
2007年07月27日

友達から聞いた話。

過去に自らが仕出かした悪い行いは、必ず自分の身に返ってくるそうだ。

しかし悪い事ってものの、価値観は人それぞれ。

自分がした事が悪い事だと、思っていなかったりする場合もある。

でも、これにより自らに返ってきた事が、自分にとって嫌な事だった場合は、やっぱりそれって悪い事。

そこで初めて、悪い事をしたなーって気付く場合もある。

愚かな感じだが、所詮は人間。

仕方ないっちゃ仕方ない。

僕も昔にそーいった経験をした事がある。

今考えたら、愚かだったなーってすごく思う。

でもだからこそ、学ぶ事ができて、成長ができると思うのだ。

そこにあれば良かった、思いやる気持ち…

その大切さに気付けただけで、それは大きな前進となった。

 
 
 
  DVD収録日。
2007年07月26日

昨日はDVD収録日。

公演のDVDが11月に発売されるのだが、それの収録の為にカメラが数台、客席に入っていた。

撮影が入るのは、いつも2回公演の日。

作品は収録した昼公演と夜公演の、良かった方を編集で上手く繋いで、1本のDVDにまとめている。

なので昼公演でミスをしても、夜公演で挽回するなどの対処が一応できるのだ。

とは言え、やはりミスはしたくない。

いつもと変わらず平常心で挑む訳だが、やはり一生残るDVD収録と思うと、フツーではいられない。

平常心、平常心と思えば思うほど、体は無意識のうちに緊張したりする。

それは経験の浅い僕だけでなく、場数を多く踏んだ役者さんでも同じだそう。

それなりの対処法を個々に持って、皆さんなりに、この日に挑んでいるとゆー訳だ。

そこで僕なりに考えたのが、カメラもお客さんだと思い込む戦法。

あれをカメラとゆー風に捉えるから、無意識のうちに緊張したり体が固くなったりする訳で。

でも、よくよく考えて何の為の撮影かと言うと、やはりそのDVDを買ったお客さんに、作品を観て頂く為のカメラな訳だ。

て事は、あのカメラの先に見えるのは、今はまだ見ぬたくさんのお客さん達。

つまり実際に観に来てくれている、目の前のお客さんと全く変わらない訳だ。

そー考えると、客席に向けて歌ってる時なんか、カメラに目線を送りながら歌っても変じゃない。

むしろ、それくらいやった方がDVDだけでしか観れなかった人も、楽しめるんじゃないだろうか。

だから、やってみた。

カメラを指差しながら歌ってみた。

両サイドから撮っていた為、DVDに使われているかどーかは50%50%。

いや、他の誰かを抜きで撮っている可能性も大だ。

10%くらいのもんか。

けども収録に対する緊張感は、無事乗り越えられた。

乗り越えられたとゆーよりも、むしろ逆に楽しめた気分だ。

たくさんの人達が観てくれている…

その想い1つで、緊張なんか吹っ飛んでしまい、楽しさだけが僕の中に溢れだしてくれる。

お客さんの存在って、本当にありがたいと思った。

ありがとう。

残りも気合い入れて頑張ります。

 
 
 
  俳優としての理念。
2007年07月25日

何かを始める時の、最初の一歩。

方向性を決める為には、この最初の一歩ってのがとても大事になる。

会社なんかを立ち上げる際で言えば、企業理念なんかがそれ。

社会に対して、企業がどのような貢献をしていくか。

そこがスタート地点からの、第一歩となる訳だ。

先日、知り合いが新しいビジネスを始めると言って、いろいろと話を聞かせてもらった。

その知り合いの新しいビジネスのコンセプトは「ありがとう」。

人が人にありがとうと、素直に感謝の気持ちを伝えるような、そんなビジネスだそうだ。

どんな形のものか、詳しい内容はよくわからない。

その人いわく、内容や形はそれほど大事ではないらしい。

しっかりとした理念があるかないか。

それが、何かを始める時の1番大事な要素だそうだ。

「お洒落でカッコイイお店にしたい。」

「売り上げがたくさん出るお店にしたい。」

そーいった事も大事かもしれないが、それらは二の次。

理念に基づいて行き先を見つけ、そこに至るまでの過程でそれらは考える事であり、基本として考える部分ではないそうなのだ。

ちなみに僕も言われた。

「おまえもそーゆーしっかりした理念みたいなものがあったから、俳優になれたんだろ。」

と…

確かに俳優になる前や、なった当時から、僕は俳優としての理念みたいなものを口にしていた。

たくさんの人達に、夢や感動を与えたい、と…

それは今でも変わらないし、これからもずっとその想いでいる。

芝居や作品を通して、みんなが元気になる事が、僕にとっての最高の喜び。

それがあるから、自分をより高めようとし、困難な課題にも挫けず立ち向かっていけるのだ。

なるほど…

そう考えると、企業も個人もそこら辺は一緒のようだ。

名前を聞けばわかるほどの大企業ってのは、本気でその理念にそって、世の中にたくさんの貢献をしてきたのだろう。

たくさんの人に感謝され、たくさんの人にありがとうを言われ…

だから、誰もが知ってる企業へと成長した訳だ。

理念は大事。

しっかりとした社会貢献の意図を持って、みんなに感謝されるような、そんな素敵な俳優に僕はなろうと思う。

みんなの元気な笑顔を見るために。

 
 
 
  ホテルのプール。
2007年07月24日

都内のプールと言えば、豊島園、東京サマーランドがメジャーなところ。

先日の休みは豊島園に行ったので、今回は東京サマーランドでも攻めてみようか。

…とまあ、そんな風に意気込んでみたものの、あきる野市はさすがに遠すぎる。

休演日にそこまで頑張れる程の体力は、残念ながら持ち合わせていない。

でもせっかくの休みだ。

遠出は疲れるけど、都内でバカンス気分に浸ってリフレッシュしたい。

そんな気分を、見事に埋め合わせてくれた場所があったのだ。

ホテルのプール。

東京タワーが見えるホテルの、屋外に設置されたプール。

国際的なホテルの為か、プールサイドにはリクライニングチェアで、日焼けをしている外国人も多かった。

けして広いプールではないが、気分だけを味わうなら最適な環境。

泳いで若干冷えた体を、プールサイドでビール片手に日光浴…

まるで海外旅行にでも来たような気分だ。

まさに都会のバカンス。

正直、こんな都内のご近所で、こーゆー気分が味わえるなんて思ってもなかった。

意外な発見のおかげで、体も心も見事にリフレッシュ。

この夏、ホテルのプール巡りにハマりそうな僕でした。

 
 
 
  割引。
2007年07月23日

駅までの道程にある、最近お気に入りのカフェ。

そこは店内もキレイだし、ドリンクや食べ物の種類も豊富。

最近はもう毎日のように、立ち寄っている。

でも気に入ってる理由は、それだけじゃない。

僕はテイクアウトでドリンクを頼む事が多いのだが、なんかあそこはテイクアウト割引みたいなものがあるらしく、お持ち帰りだと定価より50円程値引きがされるのだ。

他のお店がどーなってるのか最近はよくわからないが、かなり納得の出来るサービスである。

ドリンク一杯の価格に、どーいったサービス料金が含まれているか知らないけど、そこに席代が含まれているのなら、確かに割引はあってもいい。

別に50円くらいどうって事ないけど、それを割り引こうとするお店側の気持ちが、非常に嬉しい訳だ。

こーした小さな事に、僕のような単純な人間は、コロッとやられてしまう。

今までありそうで、なかったこのサービス。

他の店でテイクアウトした時に、定価のままだったら、ちょっとだけ損した気分になりそうだ。

まっ、そんな小さな事、たぶん気にしないだろうけどね。

小さな喜びは気にするけども、小さな損は気にしない。

僕なりの、前向きに生きるコツです。

 
 
 
  流行りのサンダル。
2007年07月22日

最近流行ってるサンダル。

あれ、名前なんて言うの?

靴みたいな感覚で履けて、クッション性のかなり高い、カラーバリエーションもたくさんあるやつ。

最近そいつの白を買って履いてるんだけど、もうハマりまくり。

楽だし、履き心地良いし、デザインもシンプルだし、プライベートでも履けちゃうし、もう素敵。

価格もお安く、4000円程度。

今さらだけど、あれすごくオススメです。

これからのシーズンに海用、山用みたいに、他の色も揃えてみるかな。

とりあえず皆さん、お試しあれ。

…で、皆さんに聞きたいんだけど。

あれ、名前なんて言うの?

 
 
 
  脳内メーカー。
2007年07月21日

最近流行りの脳内メーカー。

さっそくやってみたら、僕の脳内は「悩」と「休」。

ふーん…そう出たか。

新バージョンというのもあるらしく、そちらも試してみた。

出てきた結果は「悩」と「人」。

なるほど。

「悩」って結果が両方に出てきた。

当たるかどーかはわからないけど、「悩」って結果に対して素直に思ったこと…

図星です。

前にも言ったけど、僕はよく頭でいろいろ考える。

納得するまで考える。

答えを簡単には出したくないし、その答えに行き着くまでの理由もハッキリさせたい。

つまりは理屈、理論が大好きな人間なのだ。

だから頭を使う事を好んでやっているので、「悩」という結果が出てきたのかもしれない。

「悩み」もしくは「悩む」。

どちらにせよ、イメージ的には苦しんでるように受け取りがちだが、僕の場合は違う。

だって、考える事が好きだから。

全然苦しくもないし、むしろ心地がよい。

悩んでいると言っても、方向は常に前向きなのだ。

自分の中で理屈や理論を考え、様々なイメージを作った上で、それを行動に移していく。

そーする事で初めて、自分のものになったり、欲しい結果が生まれてくれたりする。

自分を良くする為に、前向きに悩んだり考えたりするって事は、とても大切だと思うのだ。

まあ考えたら、最終的には行動に移す。

これが何よりも、最も大事な事なのであるが…

行動するって、実はこれがなかなか難しい訳で。

勇気もいるし、度胸もいる。

考える人は失敗した後のことまで考えたりするので、なかなか行動に移す事ができない。

だから頭の中のイメージを、いかにすんなりと行動に移せるかが、僕みたいに考えるタイプには、必要な要素と言えるのだ。

…とまあ、結局は行動に移すうんぬんまで、頭を使って考える訳である。

そりゃ「悩」って出て、当然だ。

 
 
 
  余命1ヶ月の花嫁。
2007年07月20日

余命1ヶ月。

もし自分の大切な人が、そう宣告されたらどんな気持ちになるだろう。

大切な友達、愛する人、家族…

多分、素直に現実を受け入れられない気がする。

当たり前のようにそばにいた人が、1ヶ月後にはこの世からいなくなるのだ。

信じられる訳がない。

先日、余命1ヶ月の花嫁とゆータイトルの、ドキュメント番組が放送された。

乳ガンを患い余命1ヶ月と宣告された女性の、迫ってくる死までの時間を追ったドキュメント番組。

余命1ヶ月を宣告された家族と親類と愛する彼が、余命を本人に伝えるかどうかの葛藤の中で、彼女の夢であったウェディングドレスを着せて、更にはサプライズで結婚式を挙げるというもの。

末期ガンの彼女の体調は、毎日が不安定。

肺と骨に転移したガンは、想像を絶するような激しい痛みと呼吸困難を伴うそうだ。

そんな中でも彼女は病気が治る事を信じ続け、笑顔で元気に振る舞い、夢であったウェディングドレスを着て、愛する彼との結婚式を無事迎える事ができた。

末期ガンで苦しんでるようには見えないくらい、本当に幸せそうな笑顔で。

家族にとっても友人にとっても愛する彼にとっても、本当に幸せな時間であったに違いない。

余命1ヶ月なんて事を、誰もが信じられない気持ちでいた、幸せなひとときだったと思う。

それから数週間後、彼女は亡くなった。

父親が手を握った瞬間に、息を引きとったそうだ。

彼女は闘病中に、こんな事を言っていた。

「明日がくる事って奇跡だよね」

たぶん、自分の命の時間が残り少ない事を、彼女自身勘づいていたのだろう。

生きている事の喜びや、身近にある素朴な幸せ、人に支えられている事への感謝の気持ち…

死と直面した時、そういった事を心から悟った上で、生きる事を誰よりも強く望んだ彼女の気持ちが、素直に言葉に出てきたんだろうと思う。

本当に心に響いてくる言葉だった。

彼女は支えてくれた家族や友人、愛する彼に対する感謝の気持ちを表現する言葉が、日本語にはないと言っていた。

それくらい支えてくれた人達に対する、深い感謝の気持ちがあったんだと思う。

僕は思った。

明日がくる事の奇跡…

命を削りながら、何気なく言った彼女のその言葉こそが、最大級の感謝の言葉であると。

フツーに生活していたら、たぶん気付く事が出来ないであろう、明日がくる事の奇跡という意味。

生きている事そのものが奇跡だと言うことを、ガンと闘いながら、身近な人達や放送を見た僕らみたいな世の中の人達に、彼女は教えてくれたのだ。

24年間の人生。

まだまだやりたい事もあったと思うし、抱えきれない程の夢もたくさんあったと思う。

人間は生きている限り、無限大の可能性と、無限大の幸せを感じられる。

それって本当に素晴らしい事だと思う。

信じられないような事件が頻繁に起こる、今の世の中。

こうして1つの命が失われていった事で、生きる事がどれだけ深い意味を持っているのか、僕らは知らなければいけないと思う。

命の尊さや、生きている事の幸せを、僕らは命を与えられている今だからこそ、実感しなければいけないと思うのだ。

そんなメッセージを命懸けで伝えてくれた彼女。

そして共に闘った、家族と友人と愛する彼。

僕は感謝の気持ちを胸に抱き、人生を幸せいっぱいに生きようと心に誓った。

 
 
 
  主役。
2007年07月19日

主演の方々を見ていて思う。

この人達は本当にスゴイ。

何がスゴイって、主演を張る上で感じるであろうプレッシャー。

そんなものと毎日戦いながら、仕事をこなしている事である。

作品の顔となる訳だから、主役には当然のように数字の重圧が重くのし掛かる。

まだ脇役しか経験のない僕は、そんなことを考えるだけで疲れてしまいそう。

ただでさえ、他に考えなければいけない事が山ほどあるのに。

一体、どんな心境なんだろう。

多分、何も考えないようにしているか、逆にどんな結果もかかってこいや的な強い精神で、乗り越えているのだろう。

フツーに考えても、スゲー事だなと思う。

更にスゴイのが、主演の方々の周りのキャストやスタッフさんへの気配り方。

これがスゴイ。

これまたやらなきゃいけない事が山ほどある中、周りの人間への気配りまでしっかり出来てしてしまう。

一体いくつ、脳みそと目を持っているんだろう。

ホントそんな事を思うくらい、稽古や撮影と同時進行で、周りへの気配りも完璧にこなしているのだ。

いやー、もうスゴイスゴイスゴイ。

スゴイしか出てこない。

主役が出来る人ってのは、ただ真ん中に立っているだけじゃなく、人間としての素晴らしい要素をたくさん備えていて、初めてきちんとこなす事ができる人の事なんだと思った。

まあこんな僕でも、この仕事を長く続けていたら、主演を経験する事がこの先にあるかもしれない訳で…

いつになるかはわからないけど、今の時点でそんな人間としての立派な要素を持ち合わせてるかを考えると、正直不安になる。

立派な俳優になる為には、立派な人間にならなければいけない。

今回の舞台を経験して、僕はそーゆー事をものすごく意識するようになった。

前に何かの雑誌の取材で、とある役者さんがこんな事を言っていた。

「主役を経験した事もないのに、主役より脇役の方がおいしいと言ってる若い役者が最近は多い。プレッシャーやら何やらを背負い込む主役ってのが、どれだけ大変でどれだけ意味ある事なのかを、まずは知らなければいけない。」

と…

確かにそう思う。

だから僕は、将来のその時がくる事を今から不安に思っているのだ。

僕は素直に思っている。

主役を張る俳優になりたいと。

人間としても立派で、誰にでも愛されるような、そんな俳優になりたいと。

心からそう思っている。

目標とする所はまだまだ先。

必ずなる為にも、僕はまだまだ頑張らなきゃいけない。

 
 
 
  休演日。
2007年07月18日

本日、舞台の休演日。

特に何をする訳でもなく、家でのんびりと1日を過ごした。

3週間に渡る、長い公演数の舞台は初めての経験。

休演日の過ごし方が、案外重要だったりする。

過ごし方と言うよりは、気持ちの置き所と言うべきか。

体を休めるのは肝心だが、気持ちまで休みきってしまうと、体調を崩したり、休み明けの公演でミスが多く出たりする場合がある。

体を休めるのと同時に、気の緩みまで生み出してしまうからだ。

陸上競技の現役時代にも、大事なレースを控えた前に数日のオフを過ごして、逆に調子を落とすなんて事は、しばしばあった。

なので難しいところでもあるが、気持ちだけは引き締めておこうと思うのである。

まあ気持ちを緩める程の余裕…

今の僕にはそんなもん、始めから持ち合わせていないのだが。

 
 
 
  ケイリン。
2007年07月17日

先日、友人の紹介でケイリン選手と出逢った。

その紹介してくれた友人。

昔は三段跳びの選手で、ケイリンを少しかじった後、現在はお笑い芸人をやってるとゆー少し変わった経歴の持ち主。

何故か今でも、毎晩のようにジムに通って体を鍛えているので、ムキムキのマッチョマンだ。

見た目にも、かなり体格の良いお笑い芸人。

そんな体格の良い友人だったが、ケイリン選手の前ではフツーの人。

紹介してくれたケイリン選手は、そりゃもう体格が良いどころの話ではない。

プロレスラーかと思うくらいの巨体だ。

腕も胸板も、鍛え抜かれた友人の倍以上。

太ももなんか、僕のウエストよりもはるかにデカイ訳だ。

正直、ケイリン選手がこんなにもゴツい体格だなんて思ってもなかった。

言ってもせいぜい、陸上の短距離選手くらいのものかと思っていたので、プロレスラー並みの体格を目の前にした時は、本当に驚いた。

ケイリンにはランクがあり、彼はそのランクの中でもトップクラスのS級1班。

そのクラスには、彼レベルの猛者がたくさんいるそうだ。

ケイリンのトップクラスのレースって、一体どんなんだろう。

彼みたいな体格の選手ばかりだろうか。

近々こっちでレースがあるみたいなので、彼の応援も兼ねて、人生初のケイリン競争を見に行ってみようと思う。

レース観戦と言うよりは、格闘技観戦を想像してしまいそうだが…

そんな事も含め、今から楽しみである。

 
 
 
  中越沖地震。
2007年07月16日

久しぶりに早起きしてテレビ観ていたら、いきなりマンションが揺れ始めた。

割りと大きな揺れだったので、不安が過る。

観ていたテレビの中でも、河合俊一さんや他の出演者の方々の、生の驚きの表情がリアルに映し出されていた。

昔、地震の頻度が少ない高知で、早朝に新聞配達をしていた時に、目の前の家のガラスがカタカタ揺れて地震を感じた事がある。

阪神大震災だ。

高知でもあれだけ揺れた地震だから、震源地の方ではかなり大きな揺れだったのだろう。

その時の事が思い出され、震源地がどこなのか、テレビに出る速報がすごく気になった。

すぐに流れた速報によると震源地は新潟。

ここからは、かなり離れた場所だ。

しかも震度6強だから、かなり大きな規模である。

すごく不安になった。

近年、日本列島全域で起こる地震の数が大小含め、非常に多くなってきたような気がする。

関東もいつ震災が起こるかわからない。

四国でも南海大地震が再び起こるのではと、数年前から予測されている。

いつどこで地震が起こるかわからない日本列島。

銃の所持が許されるアメリカは、日本に比べて生活の身近なところにも危険があるイメージだが、逆を言わせれば、いつ何時地震が起こるかわからない日本もある意味、身近なところに危険があると言える。

耐震強度のビルが立ち、地震に対する国民の意識も高まり、地震に対する安全策も数年前に比べて高くなってはいるが、今回も死者が10名出ている。

不安はなかなか解消されない。

人間の意識1つで変わる地球温暖化の防止とは違い、こればかりは運命に身を任せるしかないのだろうか。

病気やケガと上手く付き合っていくなんて言葉をよく耳にするが、これはまさにそんな感じ。

なので、いざ地震が起こった時に困らないよう、避難用具や非常食のような事前の準備は、きちんとしておいた方がいいかもしれない。

先ほどの例えで言う、地震という病気持ちの日本と上手く付き合っていく為にも、僕らの注意や準備といった心掛けが充分に必要だろう。

新潟の被災地の方々は、今後の余震や二次災害には充分お気をつけください。

 
 
 
  豊島園。
2007年07月15日

先日、休みを利用して豊島園に行ってきた。

プールと遊園地が一緒になってて、水着のまま乗り物にも乗れるとゆーのが売りの施設。

訪れるのは、約9年ぶり。

大学1年の時に、水着姿の野村沙知代さんがメリーゴーランドに乗っているとゆー衝撃的なCMを見て、興味半分で訪れたのを覚えている。

若干、時期もまだ早かったのか園内に人は少なく、水着姿で乗り物に乗っているのは僕らだけ。

まあ、そんな事はお構い無しに、一足早い夏気分を存分に楽しんでやった。

夏は合宿がお約束の、陸上競技選手時代。

1年の時に豊島園を訪れて以来、夏をプールや海でエンジョイした事が1度もなかった。

毎日が練習の日々に、そんな気楽に遊べる程の余裕はない。

時間的にとゆーよりは、気持ち的にだ。

なので夏らしい遊びを本格的に始めたのは、現役を引退してから。

正確には昨年からだ。

久しぶりに訪れた豊島園で、そんな当たり前の事が当たり前のように楽しめなかった時代の事を、僕はふと思い出した。

今はバカみたいに楽しんでいる自分がいる。

人生の楽しみ方がこの9年で、少しは上手くなったのだろうか。

そんなクソ真面目な昔を、経験しているからこそ思う。

仕事もプライベートも、何もかもをひっくるめて、人生は楽しんだ者の勝ち。

言ってしまえば、楽しめるくらい余裕がないと、何をやっても上手くいかないと思うのだ。

だからこの夏は、仕事も遊びも今までの分を取り返すくらい、メチャクチャに楽しんでやろうと思っている。

それくらいの心の余裕。

9年前と違って、今の僕には充分ある。

そんな訳で、あと2回は行くかな…

豊島園。

 
 
 
  バファリン。
2007年07月14日

バファリンの半分は優しさで出来ている。

このキャッチコピー1つで、僕は頭痛なんかの時に必ずバファリンを飲むようになった。

優しさ…

僕は、この言葉に非常に弱い。

優しくするって簡単そうに見えるけど、実はすごく難しいこと。

何でも言う事を聞いてくれる人が、優しい人とは限らないし、いつもニコニコしてるだけの人が、優しい人な訳でもない。

相手の立場に立って、気持ちを理解してあげられる人。

それが本当の優しさを持った人なんじゃないかと、僕は思う。

人の顔色ばかりうかがって優しくしてる人ってのは、相手の気持ちを理解するよりも、気に入られたいとか嫌われたくないとか、自分の事を優先して物事を考えてる場合が多い。

計算された優しさで、心から相手に感謝される事なんてまずない。

何よりもやはり、相手の気持ちになってあげる事が、大切だと思うのだ。

そーゆー意味では、バファリンのキャッチコピー。

偏頭痛なんかの時のあの苦しみを、僕らの立場に立ってしっかり理解してくれている、何よりもの証拠。

優しいじゃないか、バファリン。

単純だけど、そんな優しさを受け取ったので、僕は感謝の気持ちを込めて、バファリンにお世話になる事にしている。

出来れば僕自身…

そんな人間になりたいと、思っていたりもする。

「和田君ってバファリンみたいな人ですね」

 
 
 
  あと1ヶ月。
2007年07月13日

このブログを毎日更新し始めて、あと1ヶ月で1年になる。

今考えれば早かったような気もするし、やってみると毎日更新も意外と簡単にできてしまうもの。

大変だと思うことも、一旦習慣化してしまえば、朝起きて顔を洗い歯を磨くかのように、当たり前の事として日常生活に溶け込んでくれるから。

そー考えると、そいつを増やしてみるってのも、けっこう面白いかもしれない。

普段、やると決めてても大変でなかなか続かない事。

何でもいい。

例えばジョギングや、筋トレといったトレーニング。

いつまでも引き締まった体を維持する為には、とっても大事なこと。

けど、いざやるとなったら続けるのはけっこう大変。

昔、中学2年から卒業までの2年間、誰よりも強くなりたい想いで、1年365日を毎日家に帰ってからジョギングした事がある。

その時はもう、体調不良で走らない日があったりすると、気持ち悪くて仕方ないぐらいまで体に習慣化されていた覚えがある。

でも始めるのには、相当な覚悟も必要だった。

大変で続けられなくなった時、自分は決めた事もやれない人間だと、自分自身で思い込むようになるからだ。

だから始めるならば、余程の覚悟が必要になる。

そんな事も踏まえた上で、何を新しく始めるか…

どーせやるなら、将来の為になる意味ある事をやりたい。

まあ意味がなかったとしても、決めた事をやり続けるってだけで、自信という強い味方は得られる。

中学時代に走り続けた事が、今でも自信に繋がっているかのように。

きりが良いので、来月くらいから何かしら始めてみようと思う。

毎日続ける何かを。

 
 
 
  D‐BOYSシート。
2007年07月12日

今回のミュージカル「ザ・ヒットパレード〜ショウと私を愛した夫〜」には、ちょっと変わった趣向がこらしてある。

内容はD‐BOYSメンバーと一緒に舞台観劇できるとゆーもの。

その名もD‐BOYSシート。

まあ一緒に観劇と言っても、ファンの方々の席の近くに、メンバーがチョコンと座っているだけなのだが。

しかし今回の舞台は、観に来ている客層がとにかく幅広い。

一般のお客さん、RAGFAIRのファン、泰造さんのファン、戸田さんのファン、とにかく色々だ。

だからD‐BOYSのファンの方々が、まとまって観に来ていると思うだけで、僕はとても心強い気持ちになる。

若干、いつもよりテンションも上がる。

友達が観に来てくれているような、そんな感覚だ。

ファンの皆さんの存在に改めて、感謝の気持ちいっぱいである。

あと舞台終了後、ファンクラブの皆さんと握手会があるのだが、舞台の感想を生ですぐに聞かせて頂けるのは、僕としてはスゴく嬉しいこと。

ファンの皆さんの笑顔を見るだけで、素直に明日から頑張ろうと思える。

D‐BOYSシートをありがたく思っているのは、ファンの皆さんだけじゃなく、僕もその1人なのである。

こーゆーの、出来れば今後もやっていけたらなーと思う。

 
 
 
  サウナで本番前夜。
2007年07月11日

本番前日の昨日、原田泰造さんにサウナに連れて行ってもらった。

昔ながらの銭湯にある、フツーのサウナ。

共演者の杉崎さんと、運転手さんの4人で軽く食事をしてから、いざ銭湯へ。

12分間サウナを3ラウンド。

サウナ、水風呂、サウナ、水風呂、サウナ、水風呂の繰り返し。

男4人で横並びになり、談笑しながら体をゴシゴシ。

風呂を出たら、体重何kg落ちたか計り合い。

そして帰りはコンビニよって、店の前で4人並んでジュースで水分補給。

そのまま泰造さんに途中まで送って頂き、1時頃には帰宅した。

ほのぼのした舞台前夜。

とても楽しかった。

泰造さんは、とても優しい先輩。

僕の憧れの1人だ。

杉崎さんは、時々厳しくも色々な事を熱心に教えてくれる、とても頼りになる先輩。

本番前に、このような時間を過ごせて本当によかった。

もちろん初日は大盛況。

僕自身も課題は残しつつも、いい感じでスタートができた。

先輩方、本当にありがとうございます。

 
 
 
  いよいよ本番。
2007年07月10日

いよいよミュージカル「ザ・ヒットパレード〜ショウと私を愛した夫〜」が幕を開ける。

正直、今までで1番難しいと思っている。

たくさん出演している訳じゃないが、考える事、思う事がハンパなくある。

それだけ1つの役に対して、深く考えるようになったのかもしれない。

僕自身、多少の成長を感じる事ができる。

役者としては良い事だ。

とにかく今回は、出演者の方々から学ぶ事が本当に多い現場。

稽古期間中から、どんな取り組みでどのように役を完成させていくのか、じっくり拝見させて頂いたが、やはり出来る方は取り組み1つから違う訳だ。

そりゃあ素晴らしい芝居が出来るのも当然。

これまでやってきた事が、恥ずかしいと思うくらい、熱の入れようが違う訳だ。

僕が今までのように、フツーにこなしているだけだったら、まずお客さんの印象には残らないだろう。

舞台でこんな危機感を感じるのは、初めての経験。

本当にいい経験だ。

そんな事をいろいろ感じた上で、今日からもう本番に入る。

不安は当然あるが、千秋楽が終わるまでトコトン、役に研きをかけて取り組んでいこうと思う。

最終的にどんな風になるかは、自分でもわからない。

ただそこに、僕自身の可能性を感じてワクワクしているのは、言うまでもない。

 
 
 
  自分らしく。
2007年07月09日

僕はこいつが世の中で、1番難しいと思っている。

自分らしくいる事。

合わせ上手な性格の僕は、ついつい自分を殺し、人に合わせてしまう癖がある。

本音や本来の自分を、隠そうとしてしまう訳だ。

もちろん時間が経ち慣れてくると、本来や本来の姿は徐々に現れてくるのだが。

だから時々、自分の考えや捉え方に不安を感じる時がある。

こんな時は、ちょっと弱気な自分になってしまう。

無理なんかないと思って突き進もうとする、自分の強気でいようとする性格のせいか。

無理は無理なのかな。

素直になってみた方がいいのかな。

こんな悩みをたくさん持っている、もーすぐ28歳の僕である。

ちなみに仕事はガンガンいっている。

これはあくまでプライベートの話し。

 
 
 
  七夕婚。
2007年07月08日

七夕の昨日、フジテレビアナウンサーの渡辺和洋さんの結婚式に行ってきた。

カズさんは新春かくし芸大会で、中国獅子舞を踊ったときのパートナー。

舞台稽古もあり、僕は2次会から参加させて頂いたが、やっぱ結婚式はいいなと思った。

たくさんの仲間に祝福され、本当に幸せいっぱいな2人を見ていると、こっちまで幸せな気持ちになってくる。

参加すると、結婚したくなるとゆー気持ちが、改めてよくわかった。

人生のパートナーと、これから共に歩んでいくカズさん。

獅子舞パートナーとして、心からの祝福をします。

パートナーを奪われ、ちょっとヤキモチを妬きつつ…

カズさん、おめでとう。

 
 
 
  鏡。
2007年07月07日

他人は鏡。

最近、この言葉を大切に毎日の生活を送っている。

自分以外の人は皆、自分自身を映し出す鏡であると。

その言葉を聞いたのは、約3年前のこと。

当時、なんとなく理解はしていたものの、実感というものがあまりなかった。

たぶん、自分の事しか見れていなかったのだろう。

しかし最近は人と向き合っていくのに、その意識を持つよう心掛けるようになった。

他人はあくまで他人。

自分の中にある価値観と、他人が持つ価値観はまったくの別物。

自分の物差しで人を計れば、当然のようにそこには溝が生まれてしまう。

鏡な訳だから、僕の価値観をぶつければ、当然相手は相手の価値観をぶつけてくる。

それならば、僕の価値観を無理やり押し付けないで、そーゆー考え方もあるんだなと、相手の価値観も尊重してあげればいい。

そーゆー風に思った。

そうすると不思議だが、相手もこちらの価値観を認めようとする。

誉める事を始めたら、相手もいつの間にか誉める事を始めてくる。

まるでそんな感じだ。

本当に鏡のようである。

だから、相手に対して何かしら責めたいと思う気持ちがある時は、相手を鏡だと思えばいい。

そーすれば、自分の今の姿がきちんとそこに映し出されているはずだから。

けっこう面白い。

 
 
 
  恋と愛。
2007年07月06日

恋は見返りを求めるもの。

相手の想いや気持ちを、ついつい確認したくなる。

求める心は人間である以上、あって当然。

だけどそこが強くなると、恋愛は上手くいかない。

逆に、愛は与えるもの。

親が子供に対して与え続けるような、見返りを求めないもののこと。

そちらの気持ちが強ければ強い程、恋愛はスムーズに上手くいく。

恋愛する事とは、つまり恋と愛の中間に立つこと。

見返りを求めてしまう恋、見返りを求めない愛。

この2つのバランスが、愛の方に傾けば恋人同士や夫婦関係は、きっと上手くいくのだと思う。

100%の愛なんて、簡単に出来ることじゃない。

それこそ親にでもならない限り、無理かもしれない。

だから、見返りを求める気持ちはあってもよい。

割合的に愛が膨らんでいれば、それだけ素敵な関係でいられるし、そんな関係で長く長く続けていけるとゆーことだ。

こんな風に理屈はわかっていても、簡単にいかないところが恋愛の難しさ。

そして面白さでもある。

まあ仕事で頭いっぱいな僕には、まだまだ縁のない話しだけど。

 
 
 
  墓参り。
2007年07月05日

渡辺晋さんのお墓参りに行ってきた。

晋さんのお墓参りは、これで2度目。

1度目はドラマ「ザ・ヒットパレード〜芸能界を変えた男、渡辺晋物語〜」の撮影前に、主要キャスト全員で。

2度目の今回は、ミュージカル「ザ・ヒットパレード〜ショウと私を愛した夫〜」の本番前とゆーことで、舞台の成功と無事を天国の渡辺晋さんに見守って頂く為だ。

和田家以外のお墓に、何度か足を運ぶのは、初めての経験。

なぜか若干緊張した。

1人で訪れた為、なんだか他人の家に勝手に上がり込んでるような気分になり、少しだけよそよそしい自分がいたのだ。

でもそんな緊張はすぐに消える。

お墓の前で手を合わせていると、不思議と心がスゥーッと落ち着いていくような感覚があった。

まるで「緊張する事ないよ」って、晋さんが笑顔で語りかけてくれてるような感じだった。

いつも、どんな時も「スマイル」が口癖であった渡辺晋さん。

物語にもたくさん出てくるこのスマイルで、晋さんはたくさんの人達に、夢や元気を与えてきたそうだ。

素敵だなと思う。

僕にも出来るかな、そんなスマイル。

「このミュージカルを観に来た皆さんが、明日からまた頑張ろう!って笑顔で元気に帰っていきますように」

僕はそんな事を願いながら、墓前で手を合わせた。

 
 
 
  自己否定。
2007年07月04日

僕は自分の性格的な部分に、未熟さを感じた時。

理想の姿を頭に思い浮かべて、そこを目指そうと努力する。

いっぱい考えて、あーしたりこーしたりと、とりあえず言動から変えてみたりする。

人間頑張っていれば、理想には近付くもの。

未熟な性格が少しずつ、理想とする立派な姿へと、変わっていく事を実感する。

弱い自分を乗り越えたと思える瞬間だ。

ただ、最近思う事がある。

今までそーして、未熟だと思っていた自分の性格を、良い方向に変えようとする行為。

それって結局、自分自身を否定する行為なんじゃないのかと。

もちろん人間としても、俳優としても、もっともっと成長したい。

ただ今の自分を否定して、新しい何かを取り入れる事だけが成長ではない。

今の未熟な自分も、弱い自分も認めた上で、自分自身に本音で向き合えてこそ、初めてそこから前に進める場合もある。

今までの僕は、どちらかと言えば前者の方。

自分自身にムチを打って、ここまでやってきた。

たぶん、完璧を求めていたのだろう。

もっと気楽でいいと思う。

自分に優しくていいと思う。

そこから始まる新たな成長に、僕はちょっとだけ期待をしてみる。

 
 
 
  カフェでの出来事。
2007年07月03日

とあるカフェに入った時のお話。

僕がレジでドリンクをオーダーしている時。

ふと近くのテーブルを見たら、編み物をしている一人の女性客がいた。

編みかけのそれは、どーやらニット帽のよう。

彼氏か旦那さんへのプレゼントだろうか。

今どき、外でこーゆー姿を見るのは珍しい。

その姿に若干、興味があったのか僕はドリンクを待つ間、その女性の姿をなんとなく眺めていた。

よく見るとその女性、編み物をしながらチラチラと、テーブルの上の何かを見ていた。

編み物の本か何かだろうか。

何を見ながら編んでいるのだろうと思い、興味深くその女性のチラ見する目線の先を見てみた。

携帯電話の画像だ。

僕は悪い気がしながらも、その携帯電話の画像を離れた所から、軽く覗き込んでみた。

映っていたのは、1人の可愛らしい赤ちゃんの写真。

どーやら母親は、赤ちゃんの顔写真を見ながら編み物をしていたらしい。

僕はなんだか、とても微笑ましい気持ちになった。

携帯電話に映し出された幼い子供の顔を見ながら、編み物をする母親の姿。

なんて素敵な光景だろう。

一編み一編みに込められる母親の愛情といったら、どんな高級な素材よりも暖かいものであるに違いない。

きっと可愛らしい赤ちゃんにピッタリな、お似合いのニット帽が出来上がるのだろう。

素敵なワンシーンに出逢えて、僕は少し幸せを感じた。

素朴な愛情かもしれないけど、それでも人を幸せな気持ちにする事ができるんだなーと、僕はとても感心した。

こーゆー素朴な愛情いっぱいの人生。

すごくいいなって思う。

 
 
 
  スペクタクルガーデン。
2007年07月02日

前に出演させて頂いた事のある劇団「スペクタクルガーデン」。

シュールな笑いと、よくリサーチされた脚本の内容が、僕は好きだった。

しかしこの度、解散する事が決ったそうだ。

まあ諸々の諸事情で、劇団が解散するのはよくあること。

仕方のない事だけど、やっぱりなんだか寂しい気持ちである。

現在、最後の作品が銀座で公演しており、僕も先日足を運んだのだが、まさにスペクタクルガーデンらしい作品。

この歳で週刊少年ジャンプを愛読してる僕には、とっても楽しめる内容だった。

ジャンプ好きも、そうでない方も、とりあえずスペガのラスト公演に、ぜひ足を運んでみてください。

意外とハマるかもよ。

 
 
 
  7月。
2007年07月01日

7月になった。

早いもんで事務所に入って3年が経つ。

早かったのか、長かったのか、振り返ってみてもよくわからない。

しかし27年間の人生で、1番濃い3年間であったことは確か。

このまま気が付けば5年、10年と、時間はあっという間に過ぎていくのかもしれない。

ただ、またこうして何年か先の7月になった時。

人生を振り返って1番濃い5年、10年だったと言えるようにしたい。

その為にも僕は、仕事もプライベートも一生懸命に楽しむつもり。

そしていつか必ず、お世話になっている事務所や、応援してくださっているファンの皆さんに、恩返しをしようと思う。

まだまだ走り始めたばかりの、芸能界4年目。

もうすぐ28歳の新人です。

頑張ります。