毎年、この時期になると必ずメールを送ってくるヤツがいる。
内容はこうだ。
「今年もキンモクセイの香る季節がやってきましたな」
まあ変っちゃ変だし、普通っちゃ普通のメール。
だけど僕は、このオシャレなメールに毎年爆笑させられる。
送り主は昔のバイト仲間。
当時、キンモクセイの香りが好きって話しで、彼とは妙に盛り上がった覚えがある。
キッカケはバイトを辞めて、彼とはあまり会わなくなった時のこと。
連絡もあまり取り合ってない状況に、彼から久しぶりにメールがきたと思ったら、
「今年もキンモクセイの香る季節がやってきましたな」
ときたもんだ。
よくわからないけど、面白いメールだった。
とゆーより、好きなのを覚えていた事に驚きである。
すると翌年も、キンモクセイの香る季節がくると、彼から同じメールが届いてくる。
まだ覚えてたのか。
昨年にも増して笑いがこみ上げてくる。
ここまでくると、どこまで続くか期待が膨らむ。
案の定、翌年も翌々年も同じメールが届く。
コイツやってくれるじゃねーか。
普段、たいして連絡もよこさないくせに、これだけは必ず送ってくる。
年に1回しか使えない、僕らだけにしかわからない、キンモクセイのメール。
もう立派なギャグだ。
しかも年々、その面白さは増すばかり。
ものすごい長期に渡って、伏線を張ったネタである。
いつまで続くんだろう。
50歳くらいになった時に、初めてツッコミでも入れてやろうかな。
「ずいぶん前から言おう言おうと思ってたけど…キンモクセイ好きちゃうねん」
って。
演出部、技術部、美術部、照明部、録音部、衣装部、ヘアメイク部。
たくさんのスタッフさん達に囲まれて、僕たちはお仕事をさせて頂いている。
スタッフさん達は、僕達の知らない所でいろいろな作業をし、細かい心遣いをしてくれる。
僕らの働く時間より、何倍もの時間を作品に使いながら。
スタッフさん達とコミュニケーションを取れば取るほど、皆さんの作品に対する一生懸命さに気付く。
知れば知るほど、こんな細かい所まで気遣ってくれているんだと、本当に驚く。
なんか、スゲーありがたいなって思う。
感謝って言葉だけじゃ、軽く思えるくらいに。
作品ってのは、皆さんがそれぞれの役割を一生懸命に取り組む事で、やっと一つの形が出来上がる。
みんなが一丸となって、1つの作品を作るとゆーモノ作りの醍醐味は、やはり喜びも感動も全員で分かち合えること。
僕は、このドラマが無事成功に終わり、スタッフの皆さんと共に、心からの喜びを分かち合いたいと思っている。
一生の思い出となって、心の中に深く刻まれるように。
それが僕達のできる、スタッフさんへの恩返しだと思うから。
スタッフの皆さん、まだまだ未熟ですが、残りの撮影も宜しくお願いします。
僕、頑張ります。
アフレコ。
フツーにセリフを喋って芝居をしたあと、その自分の映像を観ながら、後からもう一度声を入れる作業。
風の音など、マイクに雑音等が入った場合なんかに、よくやったりする。
今回のドラマ撮影で、初めてチャレンジさせて頂いた訳だが、正直メチャクチャ難しかった。
セリフが棒読みになる。
目の前にあるのは映像と台本のみ。
リアルに相手がいる訳じゃない。
そんな中でリアリティのあるセリフなんか、どーやって喋ればいいんだ。
感覚だけで芝居をやってきた僕としては、これほどまでに難しい作業はないと思った。
オールアフレコの戦隊モノ。
マジで、たいしたもんだと思います。
僕のあだ名。
まーくん。
この歳でも、こんなに可愛いあだ名です。
ぶっちゃけ恥ずかしいです。
いつまでも子供みたいで。
けど気に入ってます。
呼ばれ始めて長いからか、なんとなくしっくりくるんです。
物心ついた時には家族からそう呼ばれ、今ではファンの方々にも呼んで頂けてます。
て事は、家族の誰かが最初にそう呼んでくれたに違いないでしょう。
何歳まで呼ばれるかわかんないけど、家族から頂いた名前以外の大事な名前。
まーくん。
とりあえず、大事にしたいなーと思う。
「死化粧師〜エンバーマー間宮心十郎〜」のエンディングテーマ。
ココロの鍵。
なんか切なくて、なんか心が暖かくなって。
ヒューマンドラマのエンディングにピッタリなこの楽曲。
ケータイのメロディコールに設定してるくらい、僕はとても気に入っている。
ドラマのエンディングが、どのような作りになるのかまだわからないが、きっと毎回、心に残る素敵なエンディングを印象付けてくれると思う。
より子さん、ありがとう。
皆さんも、ぜひお聴きになってみてください。
きっと僕と同じような気持ちになると思います。
最近気付いた。
僕はよく噛む。
かしこまった挨拶なんかは、必ず噛む。
どーやら自分の喋りたいリズムのペースに、舌の回転がついていってないらしい。
土佐弁は喋りのリズムが割と速い。
そのリズム感のまま、標準語を喋ろうとすると、かなり無理があるみたいだ。
東京出てきて10年目。
今更気付いた事だけど…
もうちょっと落ち着いて喋ろうと思います。
僕の人生はたまたまづくし。
夢に描いていたいろんな事が、着実に実現している実感がある。
何でかって言われても、たまたまですとしか言いようがない。
そりゃ当然のように努力もしてるし、苦労もしている。
でもそれは、頑張っている人なら誰でもしていること。
だから理由を聞かれても、答えはたまたま。
ただ誰かの為に頑張りたいとゆー気持ちと、感謝の気持ちだけは忘れた事がない。
それは僕が1人でやっていて、1人で生きている訳ではないから。
たまたま得たものだとしても、関わってきた人達への感謝の気持ちは絶対なのだ。
運が良かったとか、たまたまとか。
僕がみんなを応援する気持ちや、感謝の気持ちを忘れていたら、なかった事だと思う。
上に見たりとか、下に見たりとか。
そーゆーのはあまり好きじゃない。
目上の者を尊敬したり、年下の者の面倒を見たりするのは大切なこと。
でも変に媚びたり、偉そうにするのは、ちょっと違うと思う。
そんな事を思う僕も、昔は上に見たり下に見たりを意識する未熟者。
年下の者に、こーした方がいいあーした方がいいと、自分の考えを押し付けてしまう傾向があった。
その分、目上の者には必要以上に謙遜し、自分を殺して縮こまってしまうとゆー、なんともまあ情けない感じであった。
ところがいつの頃からか、年下の者に対する接し方が変わり、自分を押し付ける事をしなくなった。
とゆーより僕自身、相手の考え方を尊重できるようになったと言えばいいのか。
とにかく、人を下に見ることがなくなった。
それからか、逆に目上の者に対する必要以上な謙遜もなくなり、どんな場所でも自分らしくいられるようになった。
上に見たり下に見たり。
結局は自分で勝手に、そんな枠に自分自身をはめ込んでいただけのようだ。
少しだけ、自分の中に成長を感じた。
陸上競技時代に培われたのがコイツ。
人生ってのは、じっくり耐えるところから、新たな道が開けてきたりする。
苦しい事やツライ事があっても、耐え忍んでいけばいつかは華が開く。
だからこれまでの人生で大変だって思う事も、簡単に諦めたりはしてこなかった。
ただ我慢ができる一方、その想いは発散される事なく、時間と共に僕の中に少しずつ蓄積されていく。
嫌な思いも、ツライ思いも。
その一個一個は耐えられても、積もり積もったそれらの想いは、やがて僕の内側から爆発をする。
だから僕は何かを諦めたりするような、大きな決心をするのに、かなり時間がかかる。
でも一度腹をくくってしまえば、もう後戻りなく、揺るがない想いで前に進める。
つまり何が言いたいかってゆーと。
いくら我慢強くても、僕にも限界があるって事だ。
まあプライベートな話しですけど。
死化粧師の公式ホームページ。
そちらの方で、ブログをやらせて頂く事になりました。
通称「しげぶろ」。
まあ僕が勝手に命名しただけですけど。
撮影現場の模様や、裏話等々を面白い感じで載せていこうと思います。
皆さんに、この現場の楽しい雰囲気を、少しでもお届けできるように。
そちらも合わせて、ぜひご覧くださいませ。
こちらなんと…
写真付きです。
まあ当然です。
新しく変えたケータイの、前のよりレベルアップしたカメラ機能をフルに活かして、書いていきたいと思います。
お楽しみに。
ちょっと前に願っていたことが、幸運にも意外と早くに実現する事となった。
10月6日(土)よる11時から、bayfmで「D−RADIO BOYS」という、ラジオ番組のレギュラーを勤めさせて頂く事になった。
先日の公開生放送で、ラジオ番組への興味が高まったばかりの、絶妙なタイミング。
きっと、今の僕にとって必要な何かを得られる、素敵な機会になると思う。
お相手は同じD−BOYSの、五十嵐隼士クン。
意外とこれまで、お仕事での絡みがあまりなかった隼士クンとの、トークのやり取りがすごく楽しみだ。
そして、毎回D−BOYSのメンバーがゲストとして参加するので、ヤツらとどんな話題で盛り上がれるのかも、楽しみである。
とにかく喋るのが大好きな僕としては、こんなにも純粋にトークを楽しむお仕事が出来るのは、本当にありがたいこと。
感謝の気持ちをいっぱいに、隼士クンと面白い番組にしていこうと思う。
慣れないラジオだけど、不安な事は何もない。
あるとすれば…
噛むことかな。
べ、べ、べい、えふゃむ。
練習します。
何かに集中し始めると、周りのことに目を向けられなくなる。
それ以外の事にあまり気力を使いたくないと思ってしまう。
いい意味で集中力があるのだが、まあ悪いクセでもある。
なのでとりあえず、他の事にもしっかり意識を向けて頑張らなければと思う。
ブログ頑張って書きます。
衣装さんに計ってもらったら、僕のウエストは62cm。
ここにまた、激ヤセの傷あとが残ってしまった。
どーやら撮影が始まってから、余計にヤセ始めているらしい。
プレッシャーか、不安か…
ぶっちゃけそんなもん、まったく感じてないつもりだったけど。
そろそろ季節の変わり目。
僕としては、1番体調を崩しやすい時だ。
ここで体調崩すのは、正直困る。
メシ食わないと。
太ってもマズイけど、ヤセ過ぎもよくない。
けっこう難しい立場です。
芝居の魅力は役作りの楽しさにある。
自分にないものを演じる事の面白さは、他ではなかなか味わえない。
もちろん簡単ではない。
上辺だけの演技では当然のように、観てる人の心を動かす事なんてできないから。
ほんの短いシーンでさえ、その人になりきって深く深く役を演じきらなければならないから、芝居は難しい。
それこそ深海に素潜りでどこまで潜れるか。
苦しいのを我慢して、どこまでチャレンジできるか。
自分との戦いみたいなもんである。
演じるって事は、普段やってきている事なだけに、その奥深さは計り知れないもの。
いつまでも浅瀬でバチャバチャやってる場合じゃない。
深いところに挑まないと。
それまで昼頃に目覚める習慣の僕が、ドラマ撮影が始まってからは毎朝5〜6時起きになった。
今の僕には正直、昔ほどの朝の強さはない。
携帯についてるスヌーズ機能より、二度寝機能の方が勝るらしい。
携帯アラーム一発で起きられてた、あの頃が懐かしく思える。
そんな訳で、目覚まし時計を買ってみた。
それも殺人的にうるさい目覚まし時計を。
もう自分がうるさく感じるよりも、ご近所様に対して申し訳ない気持ちになるくらいうるさい。
その為に起きてしまう。
自分の為にではなく、他人の為に時計を止める。
朝起きる秘訣はこれなんだなと、納得しました。
最近、部屋の家具類を新しいものに変えてみた。
時々こーして模様替えをする事で、気分転換をはかってみる。
訪れたのはIKEA。
スウェーデンのメーカーで、超大型の店内には様々な家具や雑貨類が列んでいる。
数の多さも驚きだが、何よりも価格の安さにビックリした。
フツーに買う値段よりも半額くらいの値段で、いろんな家具を揃える事ができる。
店内には飲食店もあるので、半日くらいは遊び回れそうな雰囲気。
車で30分くらいの所なので、ここ最近の休みの日には、もう頻繁に訪れている。
機会があれば皆さんもぜひ、家具買いにイケア。
…また1つ、オヤジに近付いた気分です。
あまり苦手じゃないけど、通うのがめんどくさい。
それが歯医者。
昔から虫歯とか出来ない方だったから、あまり縁のない所だったけど。
このお仕事を始めてから、お世話になる事がたびたびある。
芸能人は歯が命。
たかだか歯ぐらいで、そこまで言うか。
なんて、当時のCMにツッこんでたけど、いざそっち側になってみるとよくわかる。
あれ、歯の隙間スゲー目立つじゃん。
初めてドラマに出た時の、自分の笑顔に対する印象だ。
普段、鏡なんかで見慣れてる自分の顔だけど、テレビ越しに見る顔は印象がまた全然違う。
こりゃ治さないとマズイ。
てな事でそれ以来、定期的に歯医者に通うはめになったのである。
テレビっつーのは、本当に顔の隅々まで鮮明に、よく映し出してくれる。
地デジになって、今より更にテレビ画面が繊細なものになったら、もう毛穴までくっきり映し出されそう。
男でも手入れしなきゃなーっていう、意識がいつの間にか芽生えてしまう。
そりゃ芸能人はみんな、嫌でもあんだけキレイな顔してるはずだ。
最近さぼり気味の歯医者だけど、そろそろお手入れしに行かなきゃね。
本日の、子役とのシーン。
9歳のその子は、3歳から業界入り。
芸歴6年の、僕よりも3年長い先輩役者。
僕がついリハーサルで飛ばしてしまったセリフを、間違いだと気付きながらも、それに合わせてセリフを繋げてくれる優しさとテクニック。
もう見習うところがいっぱい。
先輩、さすがです。
エンパーマーでも、
エンマーマーでも、
エンバマーでも、
ございません。
正しくはエンバーマー。
いろんな所で、ちょいちょい間違えられるからね。
ちなみに撮影現場に入るロケ弁のダンボールには、エンダーマーって書かれてました。
電話が聞き取りづらかったんだろうね、しょうがないよお弁当屋さん。
正しくはエンバーマーです。
以後、お見知りおきを。
体重って測るモノによって、微妙に変わってくる。
デジタル式と目盛り式だけで、1kgくらい違う。
ちなみに僕の家にあるのは、目盛り式のもの。
小学校の保健室にあるような、大きな目盛り式の体重計。
あれの小型タイプだ。
目盛り式の方が正確な体重が測れるという事で、それにしたのだが、そちらで測ると僕の体重は55kg。
でもデジタル式だと、何故か57kg以上ある。
なので、体重が増えるデジタル式は好きじゃない。
ところが先日、病院のロケ時に控え室にデジタル式の体重計があったので、試しに測ってみたら僕の体重は55kg。
2kg増しのデジタル式で、目盛り式と同じ記録をマークした。
て事は、どーゆー事だ。
目盛り式だと、僕の体重は53kg?
メチャクチャ激やせしてるじゃないか。
確かにここ最近、食事の回数はおろか、食べる量自体も激減してる。
別に夏バテとかな訳じゃない。
前からそうだけど、ドラマやりますってなると、本能的に体が食事を制限し始める。
レース前に食事制限する、陸上競技時代からの性だろうか。
とは言っても53kgなんて、現役の時の体脂肪ヒトケタ時代でも、見たことない数字。
大丈夫か、僕。
まあテレビ的な見た目は、痩せてるくらいがちょうど良い。
けど健康的な部分でいくと、明らかに僕のやせ方は不健康。
スポーツ選手を引退して、体にムチ打つ事もなくなったって安心してたけど。
芸能界も案外、体削らなきゃいけない商売でした。
僕はブログに写真を使わない。
特に理由はないけど、強いてあげるとすれば、文章だけで何かを表現してみたいとゆー、思いがあるから。
まあ、こだわりの1つである。
別に写真が嫌いな訳ではない。
むしろ好きな方。
その時の自分を、文章にして残していくブログと同様に、形ある絵として残していきたい気持ちもあったりする。
なので、お願いして始める事にした。
フォトコーナーなるものを。
まだアップしてないけど、近々載せていく予定。
こちらはテーマも何もなく、フツーに楽しいものにしていきたいと思っている。
中身は仕事やプライベート等、まあ色々。
マネージャーさんからも、写真をアップして頂く予定です。
皆さん、お楽しみに。
家族の中でも、男同士の関係ってなんか不思議な感じがある。
例えば、僕とウチの親父。
価値観があまり合ってないせいか、プライベートの話をあまりしない。
親父に相談なんかも、生まれてこの方した事ない。
親父も、親父としての立場があるせいか、妙に腹を割ろうとしない。
実はミステリアスな部分がけっこうある。
酒も飲まない、タバコも吸わない。
毎日、仕事ばかりの日々。
そんな親父の楽しみって、一体何なんだろうと不思議に思う。
すると先日、そんな親父から電話があった。
「お父さん今度、パラグライダー乗ってくるわ」
聞いた事もないような、めちゃくちゃウキウキした口調だった。
そんなのやっちゃうキャラだっけか。
親父がパラグライダーに乗って、うかれてる姿が想像できない。
しかも飛行機に乗るのが苦手なはずじゃ。
「お父さん、飛行機みたいな鉄のカタマリが飛ぶのは嫌いやけど、空飛ぶのは大好きや」
なんかちょっとだけ、親父のことを理解する事ができた。
ヤツはただの、ひねくれモンです。
初めて主演をやって、2日目にして思ったこと。
それは、やはりモノ作りは楽しいって事だ。
これまでも連続ドラマには、何度か出演させて頂いた事があるが、どちらかと言えば姿勢は受身ばかり。
自分の考えやプラン等を、あまり現場に持ち込む事をしてこなかった。
まあ、遠慮ばかりしてたって感じである。
本来、0を1にするようなモノ作りが大好きな僕は、このようにキャストやスタッフさん達と協力し合って、1つの作品を作るといった作業が大好き。
だけど受身姿勢で取り組んでいると、感じる楽しさは100%ではない。
自分なりにチャレンジしてみたいとゆー気持ちが、胸の中で溜まったままウズウズする。
いつまでたっても、満足のいく芝居が出来ないと思っていたのは、たぶんそのせいだ。
しかし、これまでとは明らかに違う、主演とゆー立場で挑む現場の雰囲気。
あまりプレッシャーなどは感じてないが、主役の魅力がドラマの魅力に直結している事ぐらいは、充分に承知している。
自分の良さを全面的に出す事を考えないと、視聴者はおろか、現場の人間にすら魅力は伝わらないから。
そーゆー意味で感じる、主演であるが為の、いい意味でのプレッシャー。
コイツが、自分の覚悟を決めさせてくれる。
やりたい事をやってみたり、いろいろと冒険してみたり。
結果はどーであれ、以前とは比べられないくらいの、満足感がある。
だから今は不思議と、みんなでモノ作りをしている実感が湧いてくる。
0から0.1でも、力になれたような気分。
改めて、ドラマ撮影の楽しさを感じる事ができた。
いい感じである。
「死化粧師〜エンバーマー間宮心十郎〜」の撮影がクランクインした。
あいにく、関東地方には台風が接近中。
自称、晴れ男の僕としては悔しい形でのクランクインとなった。
しかし初日に台風なんて、なんかスゴイ。
この作品も、嵐を呼ぶドラマってな感じで、旋風を巻き起こしたらいいなーなんて、ちょっとだけ期待をしてみたりする。
原作もドラマの脚本も、とても面白い内容の作品。
その面白さを、なんとか皆さんに伝えられるよう、心から汗かいていこうと思う。
嵐を呼ぶ晴れ男、がんばります。
僕は単館上映クラスの作品が好きで、それを狙ってよく小さな映画館に足を運ぶ。
最近観た中でオススメだったのが、日中合作映画「純愛」。
太平洋戦争終結と同時に、中国に取り残された日本人開拓団。
理想の教育を求め、中国に渡った小学校教諭の俊介と、保険婦の愛は結婚式の最中に爆撃にあい、山中にある農村に逃げ延びた2人は、そこで老婦とその息子に出逢う。
父親を日本人に殺され、恨みを持つ息子は怒りをあらわにし、村人達も殺して恨みを晴らしてやろうとする。
しかし老婦は「夫を殺され、恨みが強いのは私だ。でも2人は軍人ではない、許してあげよう」と言う。
日本人を憎む中国人と、その中国人に助けられた愛し合う2人の日本人。
共に生活をしていく中で、様々な愛の物語りが展開していく。
この映画は戦争の悲惨さを伝えるのではなく、どんな苦しい状況にいても、人々は明るく、力強く生きていける。
日本人だろうと、中国人だろうと、例え両国が戦争をしている最中でも、1人の人間として愛を貫いた人々がいる。
そんな素敵なメッセージが込められた、実話を元にした心暖まる映画だった。
見方はいろいろあると思うが、僕は中国人側の目線で物語りを観ると、「純愛」の良さがとてもよく理解できると思った。
まあお時間があれば、ぜひ観てみてください。
ファミコン世代の僕としては、ここにきての任天堂の巻き返しは、なんとなく嬉しい気分。
WiiにしてもDSにしても、子供心をくすぐるシンプルなゲームが多い。
ゲームにハマる時間が、もったいないと思い始める大人になった今日この頃、任天堂のゲームはシンプルに楽しめるから、気分転換にちょうど良い。
更には、体を動かす事もできるWiiは、軽いストレス発散にもなり、僕みたいな運動不足気味の元スポーツ選手には、もってこいなのだ。
ただ、リモコン式のコントローラーなので、思ったより操作が難しい。
思った通りに上手く操作できない場合は、それはそれでイライラする。
Wiiでストレスを発散しつつ、Wiiでストレスを感じる。
任天堂Wiiの、魅力の1つである。
日本人には馴染みのない職業。
ドラマ出演がキッカケで、僕自身も初めて耳にした職業だ。
エンバーミング。
日本語では「遺体衛生保全」と訳され、「防腐」「殺菌」「修復」「美粧」の処置を施すことによって、ご遺体を生前の元気だった頃に近い自然な状態に戻すことで、ご遺族とのより良いお別れを実現するための技術のこと。
残されたご遺族の心のケアを目的としたもので、アメリカやカナダでは亡くなった方の90〜95%が、この技術で処置をされているそうだ。
この数字を見て、僕は正直驚いた。
戦後、日本はアメリカの影響を大きく受けてきたのに、なぜ近年までエンバーミングの事が、あまり知られてこなかったんだろう。
考え方の違いや、文化の違いなど、様々な要因があったと思うが、まあ今そこを深く考えてもしょうがない。
とりあえず、エンバーミングがどんなものなのかを、知るって事は大切だと思う。
海外でこれだけ広がっている、エンバーミングという技術。
ドラマを通して、少しでも多くの人達に知ってもらい、またエンバーミングを通して、人の命の尊さや、家族や仲間の大切さなんかを、少しでも感じてもらえたら嬉しいなーと思う。
「死化粧師〜エンバーマー間宮心十郎〜」
是非、ご覧になってみてください。
世界陸上女子マラソン。
土佐礼子選手が、今大会日本人初のメダルを獲得した。
期待の選手たちが力を発揮できず、日本勢メダル0個のまま向かえた最終日。
最後の最後まで諦めずに頂点を目指した土佐選手が、最後の最後に日本中へ感動を与えてくれた。
レース序盤から積極的に集団を引っ張り、メダル圏内で後半にレースを進めるが、外国人選手のスパートにより一時、5位まで順位を落とした土佐選手。
見てる人のほとんどが、もう駄目だと思った瞬間だ。
しかし、当の本人だけは諦めていなかった様子。
他の選手が、追い掛けてくる選手を気にして後ろを振り向く中、土佐選手だけは前だけを見て必死の形相で追走していた。
4位、3位と順位を上げる中、抜かれた外国人選手も土佐選手を見るのではなく、他に自らの順位を脅かす選手がいないか、やはり後ろを振り向く。
土佐選手は、抜いた選手の事なんかもうお構いなしに、先頭の選手だけを追っ掛けていた。
後ろを気にするよりも、とにかく前へ前へ。
その気持ちが、驚異的な粘りの走りに繋がり、土佐選手は3位でゴール。
見事、銅メダルを獲得した。
走っていたからわかるのだが、後ろを振り向く行為ってのは、気持ちが守りに入った証拠。
おおよそは順位を確保したかったり、抜かれるかもしれないとゆー恐怖心からなるものだ。
もちろん、それでも最後まで、攻めの気持ちでいきたいだろう。
だけどその半面、苦しみから逃れたいとゆー気持ちもある。
つまり後ろを振り向くってのは、前へと攻める気持ちよりも、苦しみを和らげたいという守りの気持ちの方が、勝ってしまったという結果なのだ。
土佐選手に抜かれて4位に落ちた外国人選手が、抜かれた直後に後ろを振り向いた時点で、土佐選手の3位は確定したようなもの。
だって土佐選手は、抜いた選手なんか見向きもせずに、前を走る選手だけを見ていたのだから。
あの驚異的とも言える粘りの走りには、そんな土佐選手の勝つ事への執念が鮮明にあらわれていた訳である。
いろいろわかる事があるだけに、すごく感動したレースだった。
土佐選手おめでとう。
そして感動をありがとう。
土佐選手の獲得した銅メダルは、来年の北京五輪へ期待がつながる、日本勢の獲得した貴重なメダル。
本来の期待選手も、北京ではやってくれるでしょう。
ガンバレ日本。
さあ9月が始まる。
ドラマの撮影が始まる。
のんびり気分は昨日まで。
今年は例年以上に、気が引き締まった9月のスタートとなりそうだ。
よーし。
気合いの入ったスタートダッシュかましまっせー。
よーい…
どんぶり。
まあこんな感じで、気負わずマイペースにいこうと思います。
スタコラサッサ。