6回、柴田(右)の右ストレートが野中の顔面にヒットする=大阪・IMPホール
「東洋太平洋、日本Sウエルター級タイトルマッチ」(1日、IMPホール)
2冠王者・野中悠樹(31)=尼崎=が0-3の判定で柴田明雄(27)=ワタナベ=に敗れ、2本のベルトを失った。序盤から主導権を奪われ、最後までペースを取り戻せなかった。
「力不足です」と完敗を認め、今後については「ゆっくり休んで考えたい」と明言を避けた。それでも「(敗戦が)いい意味で自分に道が開けば」と前を見据えた。これまでも7度負けたが、「絶対にチャンピオンになれる」と信じて立ち上がってきた。“不屈の元王者”は8敗目を糧に、きっと強くなって戻ってくる。
(2009年11月1日)