日本郵政グループの郵便事業会社と日本通運が共同出資する宅配事業会社「JPエクスプレス」の2009年4〜9月期決算は、240億円程度の最終赤字になったもようだ。日通がJP社に移管済みの「ペリカン便」に「ゆうパック」を統合する計画が当初の10月から延期になり、顧客離れが進んだ。通期ではさらに赤字が膨らむとみられるため、統合計画の見直しを急ぐ。
宅配統合を巡っては、郵便事業への悪影響などを理由に、統合を前提とした09年度の事業計画を前政権が認可しなかった。この結果、合理化や営業活動に遅れが生じている。
(13:09)