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DRC:測定と補正の手順1(基本型:本家準拠版)

 DRCの測定手順としてもっとも基本的な、DRCの本家サイトからダウンロード出来るDRC User's Manualとほぼ同じやり方を紹介します。コマンドラインでの処理が一番少なく、波形を直接見ながら作業出来るという点で一番取っつきやすいやり方だと思います。

 本家と違う点は、測定用マイクの設置位置をリスニングポイントでは無く、ツィーターの軸上1m程度にすることを推奨する点と、テスト信号の再生音量と録音レベルを多少いい加減にしてしまうという点だけです。

 

 では、前のページで紹介した必要になるソフトの準備はいいですか?

 (DRCのsamplesの中身は、Cドライブ直下の”DRC”フォルダにコピーしてある前提です。)

 

※サンプルの画像はクリックすると原寸大表示されます。

画像はumemeさんから頂きました。

 

1.CEPを起動。新規ファイルを作成します。

 この新規ファイルを、測定用の信号を再生するために使います。

(もし表示されているメニューが違うときは、"マルチトラックビュー"なので、"波形編集ビュー"に切り替えてください。[F12]を押すor画面左上の水色の波形のアイコンをクリックすると切り替わります。かなり頻繁に使うので覚えておいてください)

 

  

2.新規作成するファイルの形式を設定する画面が出てきますので、左のサンプル画像の通りに設定してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.測定用のログスイープ信号を生成します。

 メニューの[Generate]から、

 [Aurora]→[Sine Sweep]を選択。

 

 

 

 

4.どんなスイープ信号を生成するかを設定する画面が出てくるので、左のサンプルの通りに設定して、右上の[OK]をクリック。

 直後にAuroraがレジストして無いよ!というエラーを吐いてCEPごとクラッシュすることがありますけど、そのときは1から繰り返してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.無事にログスイープを生成出来たら、”マルチトラックビュー”に切り替えて、Track1に配置します。左の一覧からD&Dするだけです。位置は割りと適当でOKです。

 そのあと、[Out 1]をクリックして、再生デバイスを確認or選択しておいてください。

 

 

 

 

6.Track2にTrack1を再生した結果を録音します。赤丸で囲まれた[R]をクリックして録音トラックに設定。次に[Rec 1]をクリックして録音設定の画面に入ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.左のリストから録音に使うデバイスを選択。

 チャンネルはステレオ以外を指定して、量子化ビット数を「32」に指定してください。

 準備が出来たら[OK]をクリック。

 

 

 

 

 

 

8.録音範囲を指定します。

 Track1のサインスイープの先頭から末尾までを左ドラッグで範囲指定してください。

 

 

 

9.音出し&録音の準備をします。

 最初は、アンプのボリュームを普段からよく聞いている時の位置にしておくことをお勧めします。

 

 左側SPの測定をします。ケーブルを引っこ抜くなり、アンプのバランスを左一杯にひねるなり、お好みの方法で音だしする準備をしてください。

 マイクはツィータの軸上1m程度の距離に設置します。大型のSPでは少し余分に距離を取り、小型のSPでは少し距離を詰めると良好な結果が得られるようです。メジャーか長い物差しで、なるべく正確な距離を測っておいてください。2週目で右側を測定するとき、同じ距離に設置します。

 

 

10.実際の音出し&録音を行います。

、画面左下の赤いぽっちの付いたボタンをクリックします。設定がうまく言っていれば、あのスイープ信号がスピーカーから流れ出して、徐々に波形が録音されていくはずです。

 スイープ信号が出ないときは5.の出力デバイスの選択を確認、録音されないときは6.の項目を再点検、再生音にビリ音が入ってしまった場合は再生音量を少し下げてやり直しになります。

 無事に特性の録音が終わったら録音した波形をダブルクリックして次のステップに。

 

 

11.波形編集ビューに切り替わります。

 録音した波形が使えるかの確認に入ります。

 実は、わりとハラハラどきどきする一瞬です。慣れてくると、前のステップのレベルメーターで判別出来るようになるのですが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

12.メニューの[Analyze]から[statistics]を選択。

 

13.録音の結果です。

 青枠の項目がピークレベル。

 赤枠の項目がクリップ(録音レベルが高すぎた)してしまったサンプル数です。

 青枠が0〜-3.0dBの範囲で、なおかつ、赤枠の項目が0でなければいけません。

 

 OKなら次のステップに入れますが、NGの場合は”マルチトラックビュー”に戻して、8.のステップからやり直しです。マイクゲインをあげてください(マイクゲイン最大なら再生音量をアップ)。

 

 また、左(1周目)は終わっていて、右(2周目)で失敗した場合、残念なことに左(1周目)からやり直しです・・・。

 左右で同じボリューム位置、同じマイクゲインで録音しないと最終的に失敗します。左右どちらも合格の範囲内に収まるレベルを探してください。

 左右の録音レベルを両立出来る適切なレベルがどうしても見つからなかった場合は、片方の青枠が-3.0dB以下でも目をつぶって次のステップへ。(クリップサンプル0は絶対条件です)

 

 

 

14.ステップ9から12で録音した結果を、インパルス応答に変換します。

メニューの[Effects]から[Aurora]→[Convolve with Clipboard]を選択して下さい。

 

 

 

15.赤枠の[AutoRange Result]にチェックが入っていることを確認したら、OKをクリック。

 またしてもAuroraの「レジストしてね自爆攻撃」に遭うかも知れませんが、そのときは落ち着いてCEPを再起動して、[Continue Now]して下さい。直前の画面に戻れます。間違えて[Delete]を押してしまった場合は1.のステップからやり直しです・・。

 

 

16.結果が表示されたら、[OK]をクリックして次のステップに進みます。

  拡大すると→に 

17.生成された波形を確認して下さい。おおざっぱには左のサンプルのような形になると思います。明らかに異なった波形が生成された場合、ステップ8からやり直しです。

 

 

18.無事にインパルス応答を生成出来たら、まず保管します。[File]から[Save As]を選択。

 

 

19.ファイル保存のダイアログが表示されたら、

ファイル形式として

 "PCM Raw Data (*.pcm;*.raw)"

を選択して、[Options]をクリック。

 

 

20.Rawデータ形式の選択画面が出てくるので、

 "32-bit IEEE Float [16.8]"

を選択して[OK]を押して下さい。

もしも出てこないときは、ステップ7の録音設定が16bitになっていたおそれが有ります。

 

 

21."left-imp.pcm"と名前を付けて、C:\DRCフォルダに保存します。

初回はCEPが不可逆圧縮だけど良いの?みたいなことを聞いてきますけど、チェックボックスをONにして次からは表示されないようにしてしまいましょう。

 

 

 

22."マルチトラックビュー"に戻り、録音した部分を右クリックし、[Remove Block]で削除します。

左のリストに表示されているはずの、"Untitled"以外はクローズしてしまってもかまいません。

 

1周目の人はステップ8からここまでを繰り返し、右チャンネルの測定(録音)をして下さい。文章の左(left)は右(right)に読み替えてください。

2周目も無事に完了した人は次のステップに。

 

 

23.とりあえず1山超えました。

お茶を飲むなり、タバコをふかすなりして一息入れましょう。次は設定ファイルの編集に入ります。

 

 

 

 

 

 

  

# BC = Base Configuration

BCInFile = left_imp.pcm

BCSampleRate = 44100

BCInFileType = F

BCImpulseCenterMode = A

BCImpulseCenter = 0

BCInitWindow = 131072

BCPreWindowLen = 256

BCPreWindowGap = 192

BCNormFactor = 0.0

BCNormType = E

 

# HD = Homomorphic Deconvolution

HDMultExponent = 3

 

HDMPNormFactor = 1.0

HDMPNormType = E

# HDMPOutFile = rmp.pcm

# HDMPOutFileType = F

 

HDEPNormFactor = 1.0

HDEPNormType = E

# HDEPOutFile = rep.pcm

# HDEPOutFileType = F

 

# MP = Minimum phase band windowing stage

MPPrefilterType = s

MPPrefilterFctn = B

MPWindowGap = 44

MPLowerWindow = 44100 # 500 ms

MPUpperWindow = 44 # 0.5 ms

MPStartFreq = 55

MPEndFreq = 21000

MPFilterLen = 32767

MPFSharpness = 0.25

MPBandSplit = 3

MPWindowExponent = 1.0 # 100 ms at 100 Hz, 10 ms at 1 KHz, 0.50 ms

MPHDRecover = Y

MPEPPreserve = Y

MPHDMultExponent = 3

MPPFFinalWindow = 44100

MPPFNormFactor = 0.0

MPPFNormType = E

# MPPFOutFile = rmppf.pcm

# MPPFOutFileType = F

 

# DL = Dip limiting stage

DLType = L

DLMinGain = 0.1 # -20.00 dB Min

DLStartFreq = 50

DLEndFreq = 21000

DLStart = 0.70

DLMultExponent = 3

 

# EP = Excess phase phase band windowing stage

EPPrefilterType = s

EPPrefilterFctn = B

EPWindowGap = 44

EPLowerWindow = 44100 # 500 ms

EPUpperWindow = 44 # 0.5 ms

EPStartFreq = 55

EPEndFreq = 21000

EPFilterLen = 32767

EPFSharpness = 0.25

EPBandSplit = 3

EPWindowExponent = 1.0 # 100 ms at 100 Hz, 10 ms at 1 KHz, 0.50 ms

EPPFFlatGain = 1.0

EPPFOGainFactor = 0.0

EPPFFlatType = M

EPPFFGMultExponent = 3

EPPFFinalWindow = 44100

EPPFNormFactor = 0.0

EPPFNormType = E

# EPPFOutFile = reppf.pcm

# EPPFOutFileType = F

 

# PC = Prefiltering completion stage

PCOutWindow = 65536

PCNormFactor = 1.0

PCNormType = E

# PCOutFile = rpc.pcm

# PCOutFileType = F

 

# IS = Inversion stage

ISType = T

ISPETType = s

ISPrefilterFctn = B

ISPELowerWindow = 1102 # 25 ms

ISPEUpperWindow = 22 # 0.5 ms

ISPEStartFreq = 55

ISPEEndFreq = 21000

ISPEFilterLen = 8191

ISPEFSharpness = 0.50

ISPEBandSplit = 3

ISPEWindowExponent = 1.0 # 5.30 ms at 100 Hz, 0.96 ms at 1 KHz

ISPEOGainFactor = 0.0

ISSMPMultExponent = 4

ISOutWindow = 0

ISNormFactor = 0.0

ISNormType = E

# ISOutFile = ris.pcm

# ISOutFileType = F

 

# PL = Peak limiting stage

PLType = M

PLMaxGain = 2.0 # 6.02 dB Max

PLStart = 0.80

PLStartFreq = 55

PLEndFreq = 21000

PLMultExponent = 3

PLOutWindow = 0

PLNormFactor = 0.0

PLNormType = E

# PLOutFile = rpl.pcm

# PLOutFileType = F

 

# RT = Ringing truncation stage

RTType = s

RTPrefilterFctn = B

RTWindowGap = 44

RTLowerWindow = 44100 # 500 ms

RTUpperWindow = 44 # 0.5 ms

RTStartFreq = 55

RTEndFreq = 21000

RTFilterLen = 32767

RTFSharpness = 0.25

RTBandSplit = 3

RTWindowExponent = 1.0 # 100 ms at 100 Hz, 10 ms at 1 KHz, 0.50 ms

RTOutWindow = 44100

RTNormFactor = 0.0

RTNormType = E

# RTOutFile = rrt.pcm

# RTOutFileType = F

 

# PS = Target respose stage

PSFilterType = T

PSInterpolationType = S

PSMultExponent = 3

PSFilterLen = 65535

PSNumPoints = 0

PSPointsFile = bk-3-spline.txt

PSMagType = D

PSOutWindow = 65536

PSNormFactor = 1.0

PSNormType = E

# PSOutFile = rps.pcm

# PSOutFileType = F

 

# MC = Mic compensation stage

MCFilterType = T

MCInterpolationType = G

MCMultExponent = 3

MCFilterLen = 65535

MCNumPoints = 0

MCPointsFile = ecm8000.txt

MCMagType = D

MCOutWindow = 65536

MCNormFactor = 1.0

MCNormType = E

MCOutFile = left-rmc.pcm

MCOutFileType = F

 

# Minimum phase filter extraction stage

MSMultExponent = 3

MSOutWindow = 65536

MSNormFactor = 1.0

MSNormType = E

# MSOutFile = rms.pcm

# MSOutFileType = F

 

# Test convolution stage

TCNormFactor = 1.0

TCNormType = M

#TCOutFile = rtc.pcm

#TCOutFileType = F

 

 

24.C:\DRC内の”normal.drc”(設定ファイルです)をワードパッドで開いて下さい。

左のサンプルで赤の強調表示されている部分を自分の環境に合わせて編集します。 

 

 

ステップ19で保存した、

インパルス応答のファイル名

を入力して下さい。処理の対象になります。

サンプルは左のインパルス応答です。

右の処理をするときは書き換えて下さい。

(片方ずつ処理します。)

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

補正する周波数範囲を指定します。

StartFreqにはウーファーの最低共振周波数、EndFreqには21000を指定すると良好な結果を得やすいようです。

最低共振周波数が分からないときは、補正後にWaveSpectraなどで確認した結果や、聴感で修正して下さい。

以降、全部同じに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目標とするF特を表したファイルです。

単なるテキストなので、

編集して好みの特性に変更出来ます。

 

 

 

 

 

 

マイクの特性を補正しています。ECM8000以外にもPanasonicのWM-60AとWM-61Aの補正ファイルも用意されています。

自分の環境に合わせて変更して下さい。

無い場合は作ってしまってもOKです。

 

 

 

 

 

 

最終的に出力される

補正用インパルス応答のファイル名です。

デフォルトでは2行とも#でコメントアウトされているので、#を削除して下さい。

2周目では

 "right-rmc.pcm"

に書き換えてください。 

 

 

 

 

 

 

 

テストでコンボルブしたファイルを作っているようです。不要なので#でコメントアウト。

 

25.Windowsのスタートメニューから、「ファイル名を指定して実行」を選ぶと左のような窓が出てくるので、"cmd"と入力してOKして下さい。Windows Vistaの場合、検索の小窓に入力すれば探せます。

 スタートメニューから[すべてのプログラム]→[アクセサリ]と入って、[コマンドプロンプト]を実行しても同じです。

 

 

26.普通の人には見慣れない、コマンドラインの画面になるので落ち着いてやって下さい。

最初にコマンドプロンプトに"cd\drc"と入れて[ENTER]を押し、フォルダを移動します。

次に、左の画面サンプルのようにコマンドを入力して[ENTER]でDRCの本体を実行します。

 

 

 

27.左の画面サンプルの様な結果が表示されましたか?CPUにもよりますが、10秒から1分程度の時間が掛かるはずです。

 すぐに止まってカーソルが点滅しているときは設定ファイル内の、処理の対象とするインパルス応答のファイル名が間違っているか、インパルス応答ファイルの保存先を間違えている可能性が高いです。

 

28.ステップ23まで上手くいったようであれば、C:\DRCフォルダに、"left-rmc.pcm"というファイルが出来上がっています。

 

ステップ20に戻り、処理の対象とするファイル名出力するファイル名の2箇所の"left"を"right"に変更して、作業を繰り返します。2周目が終わったら次のステップへ。

 

 

 

29.DRCで作成した補正用インパルス応答ファイルをプレイヤーのコンボルバが扱える形式に編集します。

 CEPに戻り、ステップ28までに作成したファイルを開きます。メニューから[File]→[Open]を選択。

 

 

 

30.ファイルの種類を、

"PCM Raw Data (*.pcm;*.raw)"

にして、C:\DRCフォルダを開き、

  "left_rmc.pcm"

を開きます。

 

 

31.CEPがファイルの形式を確認してきます。

左の画面サンプルの通りに設定して、[OK]をクリックします。

 

 

32.またしても形式の問い合わせです。

"32-bit IEEE Float [0.24]"

を選択します。

 

ステップ20の保存時とは

形式が変わっているので注意してください。

ステップ29に戻って、同様に"right-rmc.pcm"を開いてください。

 

 

 

33.メニューから[File]→[New]を選択し、新規ファイルを作成します。今度は32bitのステレオです。

 

 

34.頂き物の画面サンプルなので、ファイル名が違いますが、気にしないで下さい^^;

 

"left-rmc.pcm"をダブルクリックして選択し、Ctrl+Cでコピー。Untitledをダブルクリックして選択し、Ctrl+LしてからCtrl+Vで貼り付け。

次は"right-rmc.pcm"をダブルクリックして選択し、Ctrl+Cでコピー。再びUntitledをダブルクリックして選択し、Ctrl+RしてからCtrl+Vで貼り付け。

 

 

 

35.左の画面のようになっているはずです。

 

 あと少しで完成です。頑張ってください。

 

 

36.Untitledを保存します。

[File]から[Save As]すると左のようになるので、 "32bitFilter"と名前をつけ、

ファイルの形式で

"Windows PCM (*.wav)"

を選択してください。

 

 

37.念のため前の画面で[Options]をクリックし、ファイルの保存形式を確認してください。

"32-bit Normalized Float [type 3]"

になっているはずです。違う&選択できない場合は、ステップ33で16bitを選んでいる恐れがあります。

 

 問題なければ設定画面を閉じ、[OK]して補正用のインパルス応答ファイルを保存してください。

 とりあえず、補正用のファイルとしてはこれで完成です。

 

 

 

38.再生時のクリップを防ぐため、補正を有効にした際のオフセット量を調べる、という最後の仕上げに入ります。

 

 ステップ33と同じく、32bitのステレオで新規ファイルを作成し、メニューの[Generate]から[Noise]を選択します。

 

 

39.生成するノイズの形式を問い合わせてくるので、左の画面サンプルの通りに設定して、[OK]をクリックしてください。

 

 

40.いかにもノイズという波形が生成出来たら、メニューの[Effects]から、[Amplitude]→[Normalize]を選択します。

 

 

41.画面サンプルの通りに設定し、[OK]をクリックします。

 

 

42.ステップ36で保存したファイルをダブルクリックして選択し、波形の適当なところをクリック(どこでもOKです。波形の背景色が変わればOKです。間違えて範囲指定してしまわないように注意してください)してから、Ctrl+6、Ctrl+Cしてコピーしてください。

 

※次のステップ43が失敗したときはCtrl+6の代わりにメニューの[Edit]から、[Set Current Clipboard]→[Windows]と選択してみてください。

 

 

43.ステップ38から41で作成したノイズのファイルをダブルクリックして選択し、メニューの[Effects]から[Aurora]→[Convolve with Clipboard]を選択。画面サンプルのように設定し、[OK]をクリックします。

 

※チャンネルの設定がグレーアウトして選択できないときは、ステップ42でのコピーに失敗してます。

 

 

 

44.Auroraの「6発中3発いりロシアンルーレット」を無事に生き残ると、画面サンプルのようなリザルトが表示されます。

ここで必要なのは、赤枠欄の数値です。

小数点以下2桁目で切り上げてメモして置いてください。実際にコンボルバで畳み込んだ時のオフセット量になります。

 

※あとで"32BitFilter.wav"の名前を変更し、ファイル名の一部に含めておくと後で楽です。

 

45.以上で補正用インパルス応答ファイルの作成と使用する準備が完了しました。いよいよ実際に補正するための設定に再生に入ります。

 

※他のプレーヤーでのコンボルブの仕方はご自身で調べてください^^;;

 

 

 

46.foobar2000の操作です。

メニューの[File]から[Preferences]を選択します。Ctrl+Pでも同等の操作です。

 

 

47.左のような設定画面が出るので、

[Playback]→[DSP Manager]に入り、

"Convolver"をActive DSPsに追加。

"Configure selected"してください。

 

 

48."Impulse File:"の右側にある、[...]をクリックして"32bitFilter.wav"を読み込みます。

 次に"Parameters"→"Level adjust"をステップ44で取得したオフセット量に設定してください。(設定を忘れると再生時にクリップしてしまいます)

 順に[OK]→[Close]をクリックしてメイン画面に戻ってください。

 

お疲れ様です!

 

以上でDRCによる補正は完了です。

ホワイトノイズやピンクノイズのWaveファイルをfoobar2000で再生し、

WaveSpectara等で補正の有無による効果を確認してみてください。

 

ピークやディップが補正しきれない、音が濁る等の問題が発生する場合、

録音時の環境ノイズや部屋の定在波を拾ってしまっていたり、

どこかで手順を間違えてしまった可能性があります。

あきらめずに何度かトライしてみてください。

 

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