何だか書くのが面白くなって来たので、またまた思ってるトコを
書いちゃおうと思います。
サッカーと野球って全然違う種類のスポーツだと思うんですよ。
試合が行われる球場も、全く種類が違いますよね。
でも野球とソフトボールって“似てると”思うんですよ。
で、僕が思ってるのはプラモデル業界とフィギュアのカスタム業界って
とても“似てる”と思うのです……笑。
使用する道具もほぼ同じですしね。
プラモ業界って40年以上の長い歴史があるんですよね。
でも“フィギュアのカスタム業界”って、正確には掴んでませんが
まだ10年あるかないか???
(ウチの父が、モデラーだったので、子供の頃からプラモデルには
ズッと関わってました。)
ここで“カスタム業界”って言ったのは
「出来上がったBOX商品をいじくって“作品”として仕上げる。」って前提でして
むかしからあるGIジョーなどをコレクションしてる人とは違うと思ってるんです。
そんな風に考えると、1/6・フィギュアカスタム業界の今後も
これまでのプラモ業界の流れを見ていけば見えて来る。と思うんです。
“良いところ”“悪いところ”含めてですね。
そんな意味でも「メーカーの仕事」と「ユーザーの仕事」の仕事の線引きを
個々のカスタマー達でしていかないといけないと思う訳です。
ここの部分を疎かにしていると、いざ不味い方向に業界が向いた時に
何が原因でそうなったかが分からなくなると思うんですね。
僕もカスタム業界の中では、ユーザー側にもいるつもりなんですね。
だから作品製作はあいも変わらず続けてる訳です。
(ノルマはOSWフォーラムの月刊賞に合わせて、月に1作品。)
ですから“ユーザー側の仕事”、ユーザーがしないといけない仕事って
自分なりに“線引き”してる訳です。
先の投稿でも書きましたが、僕の中の線引きは
「買える物かどうか。」って部分なんですね。
例えばエッチングパーツ!
各金属部分のディテールアップパーツとして存在する、あのエッチングパーツです。
これ↓、以前見付けた記事だったんですが
プラモデラーの方の中には、自分でエッチングパーツを作ちゃう人達がいるんですね。
金属板を溶かす特殊な溶剤を使って、エッチングパーツを自作しちゃうんです。
で、これについては僕の中では「メーカーの仕事に手を出してる。」って
思うんですよ。
別にエッチングを自分で出来る人を悪い。なんて思ってる訳じゃなくて
これが通常の作業(カスタム)という意識になったら、不味いな。って事なんです。
だから僕の中では「ここのメーカー(ショップ製作)のエッチングパーツの出来が良いぞ!」とかの情報交換が出来る場があるとベストだな。って思う訳です。
今、土居さんの話題で持ち切りのアーマーモデリング誌(以後:AM誌)に
「高石師範」と呼ばれる、凄いモデラーさんがいるんです。
この人が塗装する戦車は物凄いリアルで驚いてしまいます。
ですから僕も、一生懸命AM誌も読んで高石さんの塗装技術を真似してるんです。
高石さんの作品集は買いましたしネ……。
現在2冊目が出てますが、一冊は持っていた方が良い様な気がします。
以下もAM誌ないし高石さんの塗装技術ですが
金属製の銃や通信機やシャベル等などの塗装の際には
先ず下地として“金属色(シルバー)”を塗膜の強い塗料で塗っちゃうんです。
これに塗膜の弱い部類の塗料でOD色等の実際の色に塗る訳です。
で、上に塗ってる本来の色は塗膜が弱い塗料で塗ってるので
先端が尖った物で、塗装面を引っ掻くとリアルに剥げるんです。
この方法って計算外の“偶然”が織り成す作用を望めるので
どなたでも使える便利なテクニックなんですね。
こういった“塗装の技術”で使う塗料とかって
“街の模型屋さん”で簡単に揃えれるんです。
エッチングパーツにしても誰もが“平等に買える物”なら
ディテールアップの為に使った方が良いのに、って思うんです。
ですからこのあたりの事は“ユーザーの仕事”って考えて良いと思うんです。
こうして話して来ましたが、
今現在の日本のフィギュアカスタムの世界での問題点のひとつって
「“ミシン”を使うか?使わないか?」ってトコロにあると思ってるんです。
元々、ミシンが使える人に対してどうのこうの言ってるのではなくて
勿論ですが、出来るのですから、それを止めろ!と言うつもりもありません。
僕には「ミシンやらないと……(汗)」って流れになってるように思えてなりません。
ベテランのカスタマーさんが新商品のレビューをしてますが
例えば、「この商品のポーチは、形が悪いので、ラジオペンチで形を整えると良いですよ。」って解説なら良いんです。
でも、「形が悪いから、自分でミシンを使って作りましょう……。」って
流れが当たり前になって来ているように?見えるのです。
これって、これからフィギュアカスタム始めようか?って考えてる人達が
事前にネットを使ってフィギュアカスタムについて調べてる時に出て来たら
かなりハードルが高い!と感じると思うんですよ。
正直、僕がカスタムを始めた時期にもこの話題は当たり前にあって
当時の僕にとっては、「ミシン使えないとダメなの〜!?」って
かなり敷居を高く感じたものだったんです……汗。
ですからミシンを使わないと出来ないカスタムって
僕的には“メーカーの仕事”の部類だと思うんです。
ですから、この部分には手を出さなくても良い。というのが
常識的な流れ。と思えるようにして行きたいのです。
こんな風にどこまでが「ユーザーがやらないといけないのか?」って
ズッと考えて来たんです。
本来メーカーがやらないといけない部分って
今現在に至ると、完成度が高くなってチャンと出来てると思うんです。
ですから、上手い事、世に存在するルーズパーツ等を使って
塗装のテクニックを覚えながらドンドン作品を作りましょう〜!って思ってるんです。
上手くなるには“経験値”です経験値。
言っておきますが、繊細な技術でこだわりを持って作品を作る人達に対して
どうのこうの言ってるのではありません……。
それは作品を作るそれぞれの人の考え方ですから
それについて、どうのこうのと思っていません。
これから入って来るはずの人達の事を第一に考えているだけですから。
正直、自分が管理するBlogや掲示板で自分の思いを書くだけなのに
こんな注意書きみたいなのを書いておかないといけない。って
本望じゃないんですがね……苦笑。

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