「『御手洗さん、あなた方、もっと大変な罪を犯してるのわかりますか』って言ったら、(御手洗会長が)『何でしょうか』っておっしゃるからね、去年から日本は殺人事件の半分以上、親子、兄弟、夫婦の殺しあいになっちゃった。(御手洗会長が)『それは私どもの責任ですか?』、責任だっつーの」(亀井静香金融・郵政改革担当相)
亀井大臣「家族殺人、経団連に責任」 MBSニュース - MBS毎日放送の動画ニュースサイト -
殺人全体に占める家族間の比率が高いのは昔からだが、全体数が減っているのだから、家族間の殺人も減っている。分母も考えなくちゃいけない。昔は子供がたくさんいたから親に子供が殺された。今は老人がたくさんいるから子供に親が殺される。
ニュースに添えて統計データで検証しないマスメディアも問題だ。
そもそも亀井静香金融・郵政改革担当相がこういう思いこみをするのもマスメディアの責任なのだが。
でもこのひと、警察官僚出身なんだよね…

1 コメント:
私もこの番組を見ました。
しかし、御手洗が会長になってからの最新のデータを反映していない検証のような気がしました。
カメイ氏は、昔からのデータは承知で言っているに決まっています。
大企業は大儲けしていたのに労働分配率を下げ続けた結果、好景気と言われたいた間も、
その後の不景気に突入してきた間も庶民の生活は良くならないばかりか、
親の世代の高齢化と介護保険等の福祉予算の削減の結果、自宅介護等の家族への負担(金銭・時間・体力すべて)が増し、
その結果、介護疲れやノイローゼ等の病的な状態に家族も追い込まれて親殺しが増えた。
子殺しが増えたのも同じような理由により育児ノイローゼ等により起きた。
このような意味あいでのアドバルーンを揚げたい意図でワザと言っているはずです。
子殺しはもっと複雑な別の理由も多々有ると思いますし、カメイ氏の言っている増えた理由の中身は
番組で言っているような昔の理由では無い、経済的困窮を原因とした、私が書いた上記の理由等により
増加した殺人数と解するのが妥当だと思います。
番組の統計には日本の警察の特殊性は反映されているとは思えません。
本当は殺人事件なのに変死扱いのまま処理されている割合がかなりあるはずです。
強姦事件の比較も出ていましたが、日本人の被害者の非保護的な状況や司法制度では
親告罪であるものについては、統計には載らないかなりの事件数があります。
あの番組を盲目的に信ずるのは危険です。
カメイ氏はコイズミ&竹中の腰巾着の御手洗路線の否定のアドバルーンを揚げただけです。
(私はカメイ氏の過去も知っています。
支持者でもありませんが、事の本質が間違ってしまうと思い書きました。)
コメントを投稿