2007年10月17日
ナノテク食品について
ナノテク食品について
ナノテクノロジーが実現した、人類最高の完全食品「花粉・栄養補助食品・ナノピュア」
私が最初に目にしたナノテクノロジーを使ったと紹介された健康食品のパンフレットに書かれた一枚目の宣伝文句です。このナノピュアなる健康補助食品は現在も下記のサイトで売られているようです。
http://staff.aist.go.jp/kishimoto-atsuo/nano/FoodandBeverage_text.htm
この栄養補助食品はAMPP(株)なる会社で販売されていたものですが、今この会社のHPを検索しても出てきません。この会社を知ったのは今から6〜7年ほど前だったでしょうか。現在は全くどうなっているのか知りません。
ここの開発研究員と私は個人的に知り合ったのですが、経営母体などには全く関心もなく知りませんでした。また興味もありませんでした。ただ、素晴らしいものを開発したので、販売先を紹介して欲しいとの依頼を受けたに過ぎませんでした。
この会社では二つの商品を販売していました。一つが「ナノピュア」という花粉を原材料とした栄養補助食品でそれは錠剤でした。この商品は正直飲みにくかったことを覚えています。
独自の匂いがあったことが忘れられません。水と一緒に飲むわけですが、水がない場合はかみ砕いて飲んで下さいと言われましたが、口の中でかみ砕く時に、独特の味と匂いに何とも言えないものを感じました。
その後に開発されたものが、ブルーベリーのナノドリンク剤「ナノベリーゴールド」でした。こちらは今も販売されているかどうか分かりません。こちらはネットで検索しても出てこないので余り売れてはいないのでしょう。
さて、今回私がこのナノテク食品をネットで販売しようと思ったのは、この研究開発を手がけた人から、また偶然電話を頂き新しい商品を開発したので販売先を紹介して欲しいという依頼を受けたからでした。
私はここのナノ食品を扱っているサイトを見て、キリンビール、イトーヨーカ堂、日本ハム、富士フイルム、ロッテなどの企業名を目にしたので、これらの大企業が販売しているのであるから、このナノテク商品は既に安全であるとの社会的認知を受けているものと思いました。
この研究開発を手がけていた会社(株)ジニアスを訪問し、これは行けるのではないかーと思って、このナノテク食品の販売を計画したわけでした。
特にパソコンなどの使い過ぎから目の疲労が酷く、2時間もやっていると、目がしょぼしょぼしたり、かすんでどうしようもない状態でした。販売を計画していることをネットで知らせたら、多くの方々からの批判を浴び、私はすぐに撤回をしました。
現在、このブログを始めて自分が知らなかったことを知ることができて、非常に有意義であったと思います。本当に自分が余り知らなさすぎた点が一杯あったと反省もしています。
今回、改めてこのような食品を販売している大企業に電話をして、消費者の問いに全く答えようとしない、その企業体質にも呆れました。
ブルーベリーの件については、目に効能があるかのような文章を載せている10社以上に訊いて見ました。殆どの会社のお客さん相談窓口は同じようなことを口にしました。
「実際に効くという研究はしているのですか?」
「はい、やっております。」
「そのデーターはありますか?」
「勿論、御座います。」
「では、教えていただけませんか。」
「それは企業秘密ですから、教えることはできません。」
「それでは、本当に効くか、どうか、判断できないと思いますが。」
「我が社が責任を持ってやっております。」
この繰り返しです、どこの会社もそうでした。このような健康食品、栄養補助食品、ナノテク食品で消費者に懇切丁寧に答える企業は皆無でした。
しかし、それでもお客さんは購買し、それが社会問題になったとも聞きません。消費者相談室や日本消費者連盟に聞いても、余り苦情が寄せられたようでもありません。
しかし、このブログでは盛んに効能についてコメントが続いています。全く不思議な世界であると思いました。私だから問題になっとのかも知れません。
次回からはブルーベリーはひとまず休憩を入れ、今も売られているこのナノテク食品、特に花粉の健康食品について考えて行くことにしたいと思います。
この花粉を原料としたナノテク食品は近く発売されるとも聞いています。また、皆様のご意見を伺いたいと思います。
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この記事へのコメント
企業秘密なので発表しないという主張は、否定的なデータしかでないので出せませんにしか聞こえないな。
>私が愛用しているものは、超微粒子化しているブルーベリーエキスをドリンク状態に
>したものなので、その現物を示しながら、話を聞いたので、そのように答えたのかも
>知れません。
>ようするに体内で腸以外の所からも吸収されるという説明をしたので、そのように考えられたかも知れません。
http://blog.livedoor.jp/yu_kenbi/archives/111026.html
瀬戸さんは再三,アントシアニンを微粒子化(ナノ化?)することで吸収が良くなるという意味の発言をしていますね
しかし,私やパイソンさんが議論しているように,
化学的な常識から,
瀬戸さんの言うような操作でアントシアニンの吸収動態が変わるとは考えられません
これまで瀬戸さんの方から,
「微粒子化によってアントシアニンの吸収率が変化すること」を示すデータが提示されたことはありませんね
>あと吸収に関しても言及されていますが
>アントシアニン類はもともと水溶性の物質ですので水に溶けます。
>それ以上小さくはなりません。
>少なくとも今回見せてもらった方法で
>アントシアニンの吸収動態が変わると言うのは信じられません。
>吸収率や箇所が変わると言うようなデータがあるようでしたら
>そのリファレンスへのリンクを載せて欲しいです。
Posted by ぷーやん at 2007年09月07日 09:14
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/51619137.html
アントシアニンの吸収率の変化を示すデータも掲載されているのでしょうか?
>27. Posted by せと弘幸 2007年10月15日 20:23
>なお、小冊子の薬学博士に関しては、まもなく公表させて頂きます。
http://blog.livedoor.jp/yu_kenbi/archives/97075.html#comments
何度も書いているようにブルーベリーに関しての販売は一旦休止しました。花粉を原材料にしたものから先に販売するとお聞きしています。
よって、ブルーベリーに関しては、ここで提起された問題などを良く検討して、再開されることになるのではないでしょうか。
今日のエントリーでも、紹介したように、殆どの販売企業は大手も含めて、それは企業秘密として明らかにしないで販売を続けています。
私は皆様のコメントなどを見て、販売を取りやめたのです。どちらが良心的な行動かは皆さんの判断をまつまでもないでしょう。
自分から話を広げて、旗色が悪くなると
引っ込めてしまい「無かったことにする」「問題の先送り」。
そして花粉の話へ、「話題のすり替え」。
科学的におかしいこと、矛盾していることを追及しようとは思わないんですかね。
しかもそれが自分の発言によるものであったら。
そういう「臭いものに蓋」的な態度は政治へのスタンスにも通じると思うんですが。
瀬戸さんがよりどころにしている梶本修身ですが,
そのデータは学術雑誌でなく,「FOOD Style 21」や「食品工業」のような業界誌に掲載されたものですね
http://www.fujisan.co.jp/Product/1281680400/
http://www.fujisan.co.jp/Product/1240
きちんとした学術論文のある研究者が,
自らの論文を引用する形で業界誌に記事を書くなら分かりますが,
オリジナルのデータを業界誌に掲載してしまっているということは,
「学術雑誌の査読に耐えるデータを得られなかった」と判断されても仕方がないでしょう
>「同レベルの博士称号を持つ方の主張も同時に紹介頂きたいと思います」とありますが、
>困ったものです。pubmedを見れば1分でわかることですが、津志田氏はアントシアニン
>に関する論文(英文)は2報のみですし、梶本氏にいたっては1報もありません。どのよう
>に考えれば彼らがアントシアニンの医学領域への適用に関する専門家足りうるのかを
>ご説明いただきたいと思います。ちなみに、tsushida-tをキーワードにしてpubmedで
>検索できる論文は27報、kajimoto-oの場合は22報に過ぎないことを報告したいと
>思います。いい年をして20報程度の論文しかもっていない人間を研究者とみなすのは、
>少なくとも医学領域においては無理があります。
http://blog.livedoor.jp/yu_kenbi/archives/87515.html
アカデミックな評価よりは業界受けする研究を書き散らしている人という印象は受けますね
>現在、株式会社総合医科学研究所最高学術責任者、
>大阪外国語大学保健管理センター助教授、大阪市立
>大学医学部システム神経科学教室客員助教授、大阪
>大学大学院医学研究科招聘助教授、厚生労働省指定
>精神保健指定医など様々な肩書きを持つ。
http://atama.sega.jp/kajimoto.html
>10社以上に訊いて見ました。殆どの会社のお客さん相談窓口は同じような
>ことを口にしました。
>「実際に効くという研究はしているのですか?」
>「はい、やっております。」
本当にそのように答えたのですか?
事実とすれば,薬事法に触れる可能性がありますね
瀬戸さんがジャーナリストであるなら,そこを追求するべきでしょう
>○○などの企業名を目にしたので、これらの
>大企業が販売しているのであるから、このナノテク
>商品は既に安全であるとの社会的認知を受けている
>ものと思いました。
こういうのを直感的あるいは主観的というのではないですか?
前回および今回の投稿を読んで、瀬戸さんのブルーベリーや花粉が健康へ良い影響を与える効果があるという主張が、ずいぶんトーンダウンした感じがあります。瀬戸さん自身も懐疑的になっているかもしくは、ご自分の考えに誤りがあったと気づき始めていると思うのは私だけでしょうか。
>商品の販売を止めたのに、美と健康に対するブログを開設しておいても、無意味だと思います。
そういう意見も当然あるでしょうが,一方,
>6. Posted by AK 2007年10月18日 00:23
>販売を取りやめたから議論もしなくていい、となる理由が分かりません。
という意見もあります
何より瀬戸さん自身がこのブログは販売とは関係ないと宣言しているんですよ
>先ず断っておきますが、ここは私がネットで発表したベルーベリーや
>花粉を超微粒子化する機械にかけて、それらをゼリー状のものに含有
>して販売しようとした、当初の商売計画とは全く関係ないということです。
http://blog.livedoor.jp/yu_kenbi/archives/27475.html
>商品の販売を止めたのに、美と健康に対するブログを開設しておいても、無意味だと思います。このような事柄に時間を割くより、蛇足ながら「極右評論」に精を出されたほうがずっと有意義と思います。
せと弘幸Blog「日本よ何処へ」も精魂を傾け書いているつもりです。
このブログも今は政治ブログからリンクを外してから、相当経過しました。勿論、私の支持者も応援してくれているでしょう。しかし、違った支持者獲得も行っていかなければと思っています。
>>10,12
本文そのままだったら「研究はしてるけど効能はあらわに謳っていません」と逃げれるのではないでしょうか?
仮にポジティブなデータを持っていたとしても、それを出すことが効能を謳うことになり薬事法にひっかかるのでデータを出さない、という考え方はできないでしょうか?
>私が愛用しているものは、超微粒子化しているブルーベリーエキスをドリンク状態にしたものなので、
>その現物を示しながら、話を聞いたので、そのように答えたのかも知れません。
と
今回の
>その後に開発されたものが、ブルーベリーのナノドリンク剤「ナノベリーゴールド」でした。
>こちらは今も販売されているかどうか分かりません。
という発言は矛盾しているように感じるのですが。
愛用しているのに、販売されているかどうかわからないんですか?
それとも愛用しているのは別の会社のものなのですか?
細かいところかもしれませんが
気になるところは出来るだけつぶしておきたいので。
(続く)
ブルーベリーに関しての議論が打ち切られるのは残念ですが
勉強し直してくるとおっしゃるのなら、そうされたほうがいいでしょう。
次はもう少しがんばってください。
英語の勉強もしてくださいね。
あと、良心的というのは、最初からきっちり下調べをした上で販売計画を立てることだと思います。
まあ、それが当たり前であって、今回の瀬戸さんの販売計画の中止は
良心的というよりは当たり前のことで、とくに威張ることではないと思いますよ。
私はこのブログに移る前に最初に投稿し、「主観的だ」とコメントされています。私の中では結論していますけど、最後まで見届けますよ。どのような結論が導き出されるのか?それとも出ないのか。瀬戸さんの投稿における論調が以前と少し変わったように思ったので投稿したまでです。双方議論したいという気持ちがおありのようですから、今後も議論を見続けたいと思います。