32人から7人に
鳩山首相が「必殺事業仕分け人」などとふざけたネーミングをした仕分け議員は最初32名だったのに、小沢一郎の逆鱗に触れて、今や僅かに7人で事実上作業はストップ。
あとは民間から10人を補充するとか。
平野房長官と仙石行政刷新大臣が小沢幹事長に謝罪して一件落着したが、この件では小沢氏の独裁政権であることが露呈した。
末延吉正(立命館大学客員教授)
「問題は政治家だけが電卓持って徹夜したりパフォーマンスで予算なんか作れないですよ。ほんとにマニフェストにある予算の組み替えをやろうとするならば、役所の中に居る改革派の優秀な人を取り込んでそういう情報をキチッと集めて、全体を総理大臣が仕切っていかないと、せっかく政権交代して国民は一所懸命頑張ってくれと見てるわけですからメディア向けのパフォーマンスばかりしていたら、普天間の問題、予算の問題、郵政の問題、これは結構このまま行くとちょっとなあという感じがしますよ、残念ながら」
その通りである。鳴り物入りでプロジェクト・チームを組んで政治主導だとパフォーマンスをしているのをテレビが連日放映していた。民主党広報部の地上波テレビが悪いのである。
得票数から言えば、「頑張ってくれよと思っている」のは国民の半分も居ないことを末延センセイは忘れている。
このままいくとセンセイの危惧するとおり、「全体を仕切れない」鳩山首相のせいで民主党は国民の信を失うだろう。
官僚を排除して官から民へと最初は威勢が良かったが、案の定、官僚の助けなくしては仕事が出来ないことが判明した。
みのもんたやテレビのコメンテーターたちは一年生議員の方が「しがらみが無くていい」と言うが、予算の中味を理解できないような新人議員は仕分けも出来ずに電卓を叩くしか能がないではないか。
産経ニュース(2009.10.29)
仙谷担当相が小沢氏に謝罪、「仕分け議員」は大幅減で決着
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