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最終更新日: 2009-10-31 09:10:03
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2009年10月28日 00:00
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ソウル事情=日本人観光客へのぼったくり
「日本人プライス」通常の10倍も・・・

 ソウル観光の中心である明洞は、日本人観光客であふれている。もともと日本人に人気のある場所だが、昨年秋からの円高ウォン安の影響で、最近はさらに増えている。経済危機が叫ばれる中、ここだけは日本人観光客のおかげで不況知らずの街となっている。
 だが、明洞では日本人観光客に不当に高い値段を請求する「ぼったくり」が横行している。しかも、屋台の串焼きから、化粧品、飲食店までほぼすべての業種において行われていると言うから驚きだ。

「ぼったくり」が横行している韓国観光の中心・明洞
 先日、日本から来た友人3人と明洞を訪れた朴賢真さんは、やりきれない気持ちになった。
 「あの串焼き、おいしいそう!」とはしゃぐ友人のため、屋台で串焼きを4本頼んだときのことだった。
 「私が払うから」という日本語を聞いた店の主人は、流暢な日本語で「2万ウォンになります」と言ってきた。
 日本人の友人は何も気にせず、財布からお金を取り出そうとしたが、「ちょっと待って。高すぎるよ」と朴さんは支払いを引き止めた。すると、店の主人は「どこも値段は同じです。でもお姉ちゃんたち、かわいいからもう1本サービスするから」と言って早くお金を渡せと言わんばかりに手を差し出した。

 実はこの串焼き1本の値段は2000ウォン。あきれた朴さんが韓国語で抗議すると、やっと本来の値段を言ってきた。
 「値引き上手」と感嘆する日本人友だちに、朴さんは本当のことは言えなかったという。
 ぼったくりが横行するのは屋台だけではない。日本人で賑わう店のほとんどで、このような事態が起きていると言っていい。ネイルサロンや公衆浴場の一種であるチムジルバンなどでは、“日本人プライス"というものが存在する。

 ネイルサロンの場合、韓国語で書かれた基本料金は1万5000ウォンであるのに対し、日本語のメニューには2万から2万5000ウォンとなっているケースが多い。
 日本人観光客に気づかれることはあまりないが、万が一気づかれたとしても、「材料が違う」などで通す。
 チムジルバンも同じだ。韓国人は8000ウォン程度で利用できるものが、アカスリや足裏マッサージなどのオプションを付けて、日本人からは7万~10万ウォンを取る。

 なくなったはずのタクシー料金のぼったくりも最近また増えてきている。韓国で仕事をしている細田麻理子さんは先日、仁川空港でタクシーの運転手と言い合いになった。「白タク」ではなく、メーターを備えた一般タクシーに乗ったはずなのに、「市内まで8万ウォン」と言われたからだ。数日前、市内から空港までタクシーに乗ったときは約5万ウォンだったことを告げ、メーター料金での精算を求めたが、「行きと帰りは料金が違う」と不可解な理由を言われ、結局別のタクシーを利用した。

 しかし、これもコールバン(大型の乗り合いタクシー)の料金に比べるとまだかわいいものだ。1万ウォンあれば行ける距離は5倍から10倍近い値段を取る。団体で乗るケースが多いため、一人当たりの支払い額はそれほど負担にならず、抗議する日本人観光客はほとんどいないという。

 南大門で土産物店を営むオーナーは「日本人だけではなく、観光客の財布の紐は緩い。しかも韓国は日本より物価が安いため、少し高い値段を言ったって、みんな『安い』と喜ぶ」と話した。
 だが、2度も3度も来るうちに、日本人観光客も気づくに違いない。

 今年6月、イタリアの有名レストランで日本人観光客が700ユーロ(約9万2000円)近い昼食代を払わされ、同国の観光相が謝罪した騒ぎがあった。韓国も早急に改善しなければ、今度はどんなに安くしても、すべて「ぼったくり」に映るだろう。

 

2009-10-28 5面
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記事: 統一日報社  
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