この啓発活動の一員になることはとても簡単です。お店に行って紫色のリボンを買い、あなたのうちの玄関や車のアンテナにつければいいのです。襟元、シャツ、スカート、ブラウスなど何にでもつけてください。友だちや知らない人からリボンのことを聞かれたら、社会やコミュニティー、学校から暴力をなくす運動をしているのだと教えてあげてください。この世の中には暴力があること、それが社会に及ぼす影響を強調して話してください。おめでとうございます!これであなたはパープルリボンプロジェクトの立派な会員です。
もちろん最初にパープルリボンをつけるときに暴力についてよく勉強すれば役に立つでしょう。いろいろなやり方で勉強できます。社会における暴力の状況、その影響、それにかかるコストなどを証明する何百という心理的、医学的、経済的研究報告を読む事もできます。勇気を持って社会的暴力・家庭内暴力を少なくするあなた自身の広報活動を行なってください。
PRPは国際的な流れを持つ草の根運動で、お金を求めているのではありません。私たちの生活において到達できないほど深い暴力の影響について学ぶ時間や態度、意志だけを求めるものです。社会的暴力・家庭内暴力を少なくする活動をしているグループに喜んで情報を提供します。地元のグループが教会、市民団体、公的組織などとともに資金を蓄えたりチラシやリボンを紹介したりデモを行なったりして啓発活動を行っています。自分の地域でできる活動をどしどし行なってください。
PRPはパープルリボンを暴力根絶のシンボルとして受け入れてくださる方にお願いするという形で基本理念をお伝えしています。もしこの基本理念に賛同できないならそれでもOKです。しかしたぶん別の形で暴力反対運動を行なってくださる事でしょう。
1) 暴力は学習された行動サイクルです。
学校、コミュニティー、社会での暴力は、いつも家庭での暴力を生み出すことになります。私たちはメディアにおける暴力に反対していますが、暴力を教える一番の教師はメディアではなく身体的あるいは性的に暴力を行なう両親やパートナーや愛する人たちです。
2) 暴力は社会的にも個人的にも我慢することで広がります。
私たちが声を上げ、暴力の被害者として助けを求め、他人に暴力を振るう人を避け、暴力の被害者に安全な一時避難所を提供すれば、社会に存在する暴力のサイクルに確実に影響を与えます。私たちは沈黙の大多数であることをやめ、声を上げる大多数にならなければなりません。たいていのアメリカ人や世界中の人たちは暴力という考えに反対しています。私たちはただ一緒に行動し声を上げていくだけです。
3) 一般の人たちに変化をもたらすことができるなら暴力を減らすことはできるでしょう。
州法や国の法律はとても役に立つものです。しかし暴力を減らすのにもっとも重要で有効な運動は個人レベルでアクションを起こすことです。もしあなたの友だち、家族、同僚、仲間は、この運動に貢献してもしなくても暴力について学ぶことができ、自分の行動を変え、他の人の行動を変えるきっかけになるのなら、法律よりもメディアよりも裁判の判例よりもこの世界を変えることができるでしょう。