(cache) 米の金属バット業者に賠償命令 危険表示せずと郡陪審 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 米の金属バット業者に賠償命令 危険表示せずと郡陪審

     【ニューヨーク共同】2003年、米西部モンタナ州で金属バットの打球を頭に受けて死亡した青年=当時(18)=の家族がバットメーカーに損害賠償を求めていた訴訟で、同州の郡裁判所陪審は28日、メーカーが製品の危険性を十分に警告しなかったとして、85万ドル(約7700万円)の支払いを命ずる評決を下した。AP通信が伝えた。

     訴えられたのは「ルイビル・スラッガー」ブランドのバットを製造するヒラリッチ・アンド・ブラッズビー社で、評決はメーカーが製品の起こし得る危険について十分な表示を怠ったと指摘。しかしバット自体に欠陥はなかったとした。

     AP通信によると、同社スポークスマンは「バットは規則に従って製造されている」と主張した。

     青年はアマチュア大会に投手として出場。アルミ製バットの打球の直撃を頭に受け倒れ、数時間後に死亡した。

     家族側は金属バットの打球は速くて危険で、メーカーがそのことをバットに明示する義務があったなどと主張。メーカー側は不幸な出来事ではあるが、金属製以外のバットでも起き得ることと反論していた。

     ニューヨーク市議会は07年、安全上の理由から高校野球における金属バット使用を禁止する条例を可決している。

      【共同通信】