吉田えり、神戸に「また住みたい」 

 ノックを受ける神戸9・吉田えり=神戸須磨グラウンド
 ノックを受ける神戸9・吉田えり=神戸須磨グラウンド

 今季限りでの退団を表明している神戸9クルーズの吉田えり投手(17)が30日、神戸市西区の須磨クラブグラウンドで行われたチーム最後の練習に参加。1年間、ともに戦ってきた仲間との別れを惜しんだ。

 約6時間の練習。「最後なので張り切っちゃいました」と、ブルペンではこれまで最高の120球を投げ込んだ。「8カ月かあ。もうちょっと関西弁をマスターできたらよかったかな。みんなフレンドリー。また住みたいなあ」と神戸での生活に思いを巡らせた。

 今後は11月1日のファン感謝祭に参加後、実家に戻り、来季の所属チームを決めることになる。「野球がもっとできる環境ですね。(今年は)アルバイトしなきゃいけなかった。それなら、実家でバイトして、クラブチームでやるのも一緒。野球に専念できる方がいい」との希望を口にした。

 すでに三重が立ち上げ、大阪が参加を表明している新リーグ「ジャパン・フューチャーリーグ」からラブコールが届いている。「なるべく早く決めた方がいいですよね」。ナックル姫の目は、プロ2年目の姿に向けられている。

(2009年10月30日)

主要ニュース一覧