岡山放送局

2009年10月31日 10時5分更新

高松うどんの後継品種


香川名物さぬきうどんの原料として香川県が開発した、小麦の後継を選ぶ検討会が30日開かれ、候補となった2種類の小麦のうち、アンケート調査などで後継品種が決まりました。

香川県は、さぬきうどんを県産の小麦粉でつくってほしいと9年前に「さぬきの夢2000」いう小麦を開発しましたが、扱ううどん店があまり増えていないことなどから後継となる品種の開発に取り組み、「香育20号」と「香育21号」という2つの種類の小麦が候補となっていました。

30日香川県庁ではうどん業界の関係者や学識経験者など20人あまりが出席し、後継品種を2種類の小麦のうちどちらにするのかを決める検討会が開かれました。

その結果、消費者へのアンケート調査でめんののどごしなどが評価されたことや、栽培する際に小麦が倒れにくく、収穫量が多いことから後継品種が「香育21号」に決まりました。
「香育21号」は、11月の中旬以降一部の農家で生産を始めるということです。