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滑走路閉鎖で混雑 訓練機胴体着陸
2009年10月31日
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胴体着陸した小型機 |
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カウンターには払い戻しを求める人など多くの人が並んだ=鹿児島空港 |
航空大学校の訓練機が胴体着陸した鹿児島空港では、30日午後3時半ごろから約4時間にわたり、滑走路が全面閉鎖された。欠航便は計32便にのぼり、空港ロビーでは、航空券の払い戻しや便の変更を求める人でごった返した。
鹿児島に出張で来て、午後7時過ぎの便で名古屋に帰る予定だった会社員男性(48)は「鹿児島にはよく来るけどこんなこと初めて。明日も仕事あるのにどうしよう……」とぼうぜん。
別の会社役員男性(40)は、搭乗口にいたが滑走路閉鎖というアナウンスが流れ、ロビーに戻されたという。「もう5時間くらい空港にいる。明日の会議はどうなるのか」と疲れた表情だった。
修学旅行の生徒も巻き込まれた。神奈川県の私立湘南学園高校2年の45人は屋久島に4泊5日し、夕方の便で帰る予定だった。鈴木健吾さん(17)は「泊まるにしても着替えはもう宅配便で送ってしまった。これもまた思い出としてプラスに考えるようにします」と話した。
運航は午後7時半ごろに再開した。鹿児島市の楠木田鶴子さん(54)は、2時間遅れで羽田行きの便に乗れることに。「これで明日の息子のサッカーの試合に間に合う」とほっとした様子だった。
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