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鳥取のデゴイチ“隠岐の島”へ!解体し一部を展示

譲渡先が決まったJR大山口駅前で展示されている蒸気機関車D51(鳥取県大山町提供)

◆ 建設会社社長が島の子どもたちに ◆

 鳥取県大山町は30日、解体処分が決まっていたJR大山口駅前で展示している「デゴイチ」(蒸気機関車D51)を島根県隠岐の島町の男性が無償で引き取ると発表した。ただ、運搬費が高額なため大部分は解体され、隠岐の島町で車輪など一部が展示される。

 大山町によると、男性は建設会社社長渡辺好夫さん(55)。「鉄道がない町の子どもたちに一部でもじかに触れてもらいたい」と町が解体方針を発表した翌日の20日、引き取りを決意した。全長約20メートル、約87トンのデゴイチをトラックとフェリーで運ぶと約3000万円かかるため、そのままの姿での引き取りは断念。海風で腐食が目立つ機関車本体は解体することにした。

[ 2009年10月31日付 ]

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