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TBSに勧告!「朝ズバ」で放送倫理違反

 NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会(堀野紀委員長)は30日、1999年に東京都杉並区で起きた割りばしがのどに刺さって男児が死亡した事故を報じたTBSの報道番組「みのもんたの朝ズバッ!」で、重大な放送倫理違反があったとして、決定の趣旨の放送と出演者のコメントの正確性を心掛け、制作者が十分な事前準備をすることなどを勧告した。

 問題の番組は、2008年2月13日に放送。担当医に過失はなかったとして棄却した東京地裁判決について、司会のみのが「民事でも無念の涙」などと報じた。

 勧告は、番組が「刑事裁判(一審)で認められた医師の過失が民事裁判では認められなかった『不思議さ』だけを強調し、判断の根拠を具体的に示さなかった」と指摘。

 みのが「素人でも脳に損傷はないかを考える」と話したことについても、「(当時の医療水準、男児の症状などを検討した)判決内容の正確な認識を欠き、医師の社会的評価を低下させた」と批判した。

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