(cache) 前方貨物船が直前に減速か 事故のコンテナ船、左旋回 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 前方貨物船が直前に減速か 事故のコンテナ船、左旋回

     関門海峡で海上自衛隊の護衛艦くらまと韓国籍コンテナ船が衝突した事故で、コンテナ船の前を航行していたパナマ籍の貨物船が事故直前に減速していた可能性が高いことが30日、第7管区海上保安本部(北九州)への取材で分かった。

     7管は、減速した貨物船の後方から約2倍の速度で航行してきたコンテナ船が急接近、左旋回し事故につながった可能性が高いとみている。

     運輸安全委員会は同日、広島県福山市の福山港に停泊中の貨物船を調査、当時の航行状況や管制官とのやりとりについて確認を進めた。

     7管によると、衝突の約4分前、関門海峡海上交通センター管制官が貨物船に後方からのコンテナ船接近を注意喚起したのに対し、貨物船からは「左側から追い越させる」と応答があった。管制官はコンテナ船に「前方の貨物船が右側に寄ります。左側を追い越してください」と誘導した。

     貨物船はこの後、減速したとみられる。コンテナ船は貨物船の直前で左に旋回、ほぼ横向きになりくらまとぶつかった。

     7管は貨物船について「一般的に船がかじを切れば、スピードは落ちる」と説明している。

     韓国のコンテナ船運航会社によると、船長は事故後「(貨物船を)右側から追い越そうとしたら、左側から追い越すよう(管制に)指示され、従ったら護衛艦と衝突した」と話していたという。

      【共同通信】