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嘉手納統合は「個人の案」、外相が知事に説明

10月29日11時50分配信 読売新聞

 岡田外相は29日午前、外務省内で沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事らと会談、米海兵隊普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題で米軍嘉手納基地への統合案を模索していることについて、「政府として決定したのではなく、個人の案として研究している」と説明した。 その上で、「(統合は)騒音が減るものでなければならず、詳細は米側と協議していく」と述べ、嘉手納町や沖縄市など周辺自治体の騒音軽減が前提になるとの認識を示した。

 これに関連し、外相は29日午前の参院本会議で、「私の外相としての発言だ。既存の滑走路を活用することができる嘉手納統合案が一つの案として浮かび上がり、検証作業を行っている。できるだけ早く結論を出したい」と述べた。

 外相は週内に、バサラ米国防総省日本部長、ライス在日米軍司令官らと会い、嘉手納統合案の可能性を探る考えだ。ただ、ゲーツ米国防長官は統合案を否定しており、実現の見通しは立っていない。

 周辺自治体も反発している。外相との会談で仲井真氏は「普天間飛行場移設や日米地位協定など、いろいろ問題がある。解決に取り組んでほしい」と述べるにとどめたが、同席した東門美津子沖縄市長は統合案に反対する考えを伝えた。

最終更新:10月29日12時58分

読売新聞

 

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