関西で放送されているトミーズ雅さん司会の「せやねん!」
この番組では、長谷川穂積選手や亀田興毅選手を主に、
よくボクシングを扱っています。
ボクサーとして元日本スーパーウェルター級1位の実績を持つ雅さんだけに、
ボクシングを広めようと必死な姿勢に、素晴らしいと思っています。
ただ、雅さんがボクシングを扱う点で、見ていて不快に思う点は幾つもあります。
まず一つ、亀田×内藤戦が決まって、執拗に亀田支持を通してる点。
雅さんは芸人である前に一人の人間ですので、当然、視聴者と同じように「感情」を持っていて、
どちらかの選手を応援したくなるのは分かります。
僕もどちらかの選手を一方的に応援することはとても多いです。
でも、自分が司会を務める番組で、その番組を進行する限り、
そのときばかりは人間である前に公人であり、多くの視聴者がいることを忘れてはいけません。
「俺の予想は、キャリアに上回る内藤が判定勝ち」
「亀田には予想を裏切ってほしい」
「記者会見で、『一生懸命がんばります』は、ボクサーは言ってはアカン」
「内藤がスタミナ切れしてるのは見たことがある」
「でも、亀田がスタミナ切れしたシーンをこれまでに見たことがあるか?」
これらは、とても司会者の言葉とは思えません。
百歩譲って亀田選手を応援するのはかまわないけど、
もう少し言い方があるんじゃないかなと思います。
視聴者には、内藤選手を心から応援する人も多くいるのです。
それに、「亀田がスタミナ切れしたシーンを見たことがあるか?」についてですが、
僕の返答は「たくさんあります」
まず、ボクシングファンでなくとも思い浮かぶ、世界奪取の試合。
ランダエタを相手に苦戦し、最終ラウンドはクリンチに逃げるので精一杯でした。
ランダエタ戦に限らず、判定まで長引く試合では、亀田選手は中だるみが激しいときがあって
集中力を全然保つことが出来ないシーンが目立ちます。
過酷な練習で有名な亀田家。
あの過酷な練習を重ねることが出来るのも、
多くの試合で見つけた『課題』を克服するためのものでもあるわけで、
「亀田がスタミナ切れしたシーンをこれまでに見たことがあるか?」というのは
一見褒め言葉に感じますが、亀田選手のこれまでの生き様を否定する、
大変失礼な言葉でもあると思います。
また、長谷川選手を応援しているときですが、
「俺が長谷川の控え室でカレーを食べると、長谷川のKO率が上がる」
みたいなこと言って、
試合当日の長谷川選手の控え室で、雅さんがカレーを食べてるのを見たことがありますが
あれはどう考えても邪魔でしょう(笑)
まぁ、長谷川選手の人柄的に全然気にしてなさそうですが
関係者の中ではわずらわしいと感じてる人多いんじゃないでしょうかね…。
また、長谷川選手の防衛戦の前のトレーニングを見て
「今回は右のフックで倒す」
と予想して、雅さんの予想通り、長谷川選手は見事右フックでKO勝ちしました。
それを試合後、雅さんは自分の予想が当たったことを執拗にアピールしていましたが
なんとなくああいう姿も、長谷川選手の好試合に泥を塗るんですよね。
この不快感に関しては、もう、なんとなくてしかないので、僕の批判の方が的外れかもしれませんが。
また、「せやねん!」で言った言葉ではありませんが、
亀田大毅選手が反則行為を行った内藤戦
これについてどこかで語ってた言葉が信じられませんでした。
「タマ打て、なんか、僕らも全然言ってたで」
必要以上に酷かった亀田バッシングだったので、
亀田家擁護があっても良かったとは思いますが、
こんなこと言ったら、全然亀田家擁護になってないし
それどころか、ボクシングの評判を非常に落とします。
雅さんの言ってたことが本当なら、僕だって幻滅ですしね。
あれこれ長々と書きましたが、最初に書いた通り、
雅さんのボクシングを広めたいという姿勢や、
バッシングばかり来る亀田家に対する温かい視線には好感が持てます。
ファンとしては、ボクサーを扱う番組があること自体、とても貴重でありがたいです。
雅さんの熱くなってしまう気持ちは分かりますが、もう少し感情を抑えて、
見てて誰もがボクシングに好感を持てるような報道をしてほしいです。
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コメント(5)
同感!雅は物凄く鼻につく存在です。
自分中心の考えを押し付けて、相手の気持ちを無視。
反論や指摘には開き直る・・亀田擁護や、長谷川サイドに入込む姿勢は醜い。
2009/10/30(金) 午後 6:30 [ ナポレス ]
やっぱりボクシングのことになると、テレビを忘れて少年のような気持ちなってしまうのではないでしょうか、本当に亀田ファンなんでしょーねー。
2009/10/31(土) 午前 0:19 [ Rocky0819 ]
雅くんごときのローカル放送番組に対して、今更そういう指摘はナンセンスのように思いますが、気になったのでコメントさせていただきますが。
(不正アップの番組をみての批判で、タイムラグがあるのかもしれませんが…。)
>雅さんがボクシングを扱う点で、見ていて不快に思う点は幾つもあります。
その通りですが、理由は全く異なります。
「俺の予想は、キャリアに上回る内藤が判定勝ち…亀田には予想を裏切ってほしい」などは完全に内藤よりの発言です。
先輩ワールドチャンピオンの亀田に対して大変失礼な発言です。
しかも、第21代WBA世界ライトフライ級王者の亀田が大阪の番組にゲストに来ているのです。
このときばかりは人間である前に公人でありというスタンスで内藤をたてるのはどうかと思います。
好き嫌いは別に常識としてゲストをたてるべきでしょう。
ゲストの対戦相手が勝つなど論外。
自分が司会を務めるローカル番組で、その番組を進行する限り、大阪出身の第21代世界王者の亀田をもっとたてるべきでしょう。⇒
2009/10/31(土) 午前 1:54
⇒
百歩譲って内藤選手をたてるのはかまわないけど、それなら『人間である前に公人であり』というスタンスはみせるべきではありません。
そして、第21代WBA世界王者・亀田の好き嫌いは別にして、関西の多くの視聴者がみていることを忘れてはいけません。
楽天の本拠地の宮城県で、人間である前に公人であるから楽天の贔屓の話ばかりせず、阪神タイガース等の話もしろとか、
日本ハムの本拠地の北海道で、人間である前に公人であるから日本ハムの贔屓の話ばかりせず、阪神タイガース等の話もしろとか、
ソフトバンクの本拠地の福岡県で、人間である前に公人であるからソフトバンクの贔屓の話ばかりせず、阪神タイガース等の話もしろとかでは視聴者はついていきません。
筋違いの批判を懼れず、地域にそった話をするべきでしょう。
>「タマ打て、なんか、僕らも全然言ってたで」…こんなこと言ったら、全然亀田家擁護になってないし それどころか、ボクシングの評判を非常に落とします。
その通りです。擁護になどなっていません。
しかし、ボクシングの評判を非常に落すものとは思いません。
⇒
2009/10/31(土) 午前 1:55
⇒つまり、ボクシングとはブラックモスレムの象徴だったり…。対戦相手への差別発言・誹謗中傷は当たり前。時には対戦前の記者会見で対戦相手を殴りあったり、試合中に対戦相手の耳をかじる非常に評判の悪い格闘技であり、今更評判云々の問題ではないということです。
問題は片手落ち批判の暴言でしょう。
たとえば、亀田大毅の世界戦でクリンチを主張する亀田陣営の片手落ち批判をしていた人が多々いましたが、デンカオセーン陣営は何を言っていたかを全く押さえていませんでした。
タイ語のわかる友人のお話では、デンカオセーン陣営はもっと酷いことを言っていたとのこと。
亀田が嫌いなのはいいと思いますが、『人間である前に公人であり』というスタンスに似た公平さを装うのはやめるべきでしょう。
>長谷川選手の控え室で、雅さんがカレーを食べてる…あれはどう考えても邪魔でしょう(笑)
みているほうはうざったく不快ですが、チャンピオン長谷川が人気のない時代から宣伝したり、セコンドについたりして「チーム長谷川」の一員として支えてきました。
よってチャンピオンが邪魔としない限り、邪魔ではないとしか言えません。
2009/10/31(土) 午前 1:55