IWGPヘビー級選手権試合の調印式に臨んだ王者・中邑真輔(左)と挑戦者・棚橋弘至=都内の新日本プロレス
11・8両国大会で行われるIWGPヘビー級選手権試合の調印式が28日、都内で行われ、王者・中邑真輔と挑戦者・棚橋弘至が出席した。
棚橋が「中邑がストロングスタイルというならオレはそれ以外。言葉遊びじゃプロレスはできない」と言えば、中邑は「ストロングスタイルは単なる言葉にすぎない。人によって解釈は違う」。
棚橋が「ベルトが輝くにはその人間じたいも輝いていないといけない」と言えば、中邑は「あれ(9月の『ベルトが輝いていない』発言)は業界が衰退してるっていうこと。(前王者の)棚橋の首根っこを捕まえて『お前は輝いていない』って言ったワケじゃない」。
棚橋が「物足りない」と言えば、中邑は「言ってることがよくわからない」と終始、言葉がすれ違い気味だった両雄。
調印式、会見を通じて中邑とのイデオロギーの違いが改めて浮き彫りとなった棚橋は「今後の団体の方向性を決める試合になる」と強調。「オレは女性とは復縁できないけど、ベルトとの復縁は得意です」と、王座奪回を誓っていた。
(2009年10月28日)