金銭問題…年内４大会中止を発表／ハッスル

　プロレス興行「ハッスル」は２８日、２９日の東京・後楽園ホール大会を含む年内４大会を中止することを発表した。１２月２５日の「ハッスルマニア」（両国国技館）は予定通り行われる。

　興行を運営するハッスルエンターテインメントの山口日昇社長（４５）はこの日、都内で会見。４大会の中止は２７日に決定したことを明かしたうえで、大会前日の中止発表について「不祥事です」と謝罪した。

　理由として「ハッスルマニアに集中する」と強調する一方で、金銭的な問題を抱えていることも認めた。今後は運営会社の組織体系の見直しを含め改革を進め、再スタートを切る。

　ハッスルは０４年１月に旗揚げされ、小川直也（４１）が率いるハッスル軍と、高田延彦総統（４７）が牛耳るモンスター軍の抗争で注目を集めた。０７年には大みそかに興行を開催し、格闘技に引けを取らない人気を呼んだが、最近は小川、高田ら有力選手は参戦しておらず、集客面で苦戦していた。