結婚生活の「寿命」、年齢や学歴など客観的要素で決まる―英紙
2009年10月29日(木)9時2分配信 Record China
26日、理想的な夫婦関係には真の愛情やお互いの努力、辛抱強さなどが大事だとされているが、ヨーロッパの研究者たちによる研究ではまったく異なる見方が示されている。資料写真。 [ 拡大 ]
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この研究成果は専門誌「European Journal of Operational Research」に掲載されたもので、英・バース大学の研究者が、スイス人の夫婦やカップルなど1534組を対象に調査。5年後、そのうち1074組の状況を調べることができたが、実に約半数が別れていたことがわかった。彼らの年齢や学歴・民族・過去の恋愛経験や結婚歴など様々なデータを採集したところ、破局したカップルには一定の共通点が得られたという。
研究に加わったイギリス人専門家は、「多くの人が結婚相手や恋人を選ぶ際に重視するのは、愛情や外見・共通する趣味・価値観などだが、結婚生活の寿命は年齢や学歴のような客観的要素によって決定される」と話す。
そして研究の結果、もっとも離婚しにくいモデル像は「男女とも高等教育を受け、離婚歴がなく、さらに男性のほうが女性よりも5歳以上年上」で、他のモデルと比べて離婚率が6分の1だということがわかった。また、女性が男性よりも5歳以上年上だと、同年齢同士の夫婦と比べて離婚率は3倍にのぼることや、女性が男性よりも高い教育を受けている場合では、夫婦ともに教育水準の低い場合よりも離婚率が8倍に上ることなどがわかったという。(翻訳・編集/岡田)