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2009年10月29日(木) 19:15 |
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内海ダム再開発、初の収用委員会
香川県が小豆島に計画している内海ダムの再開発事業で、県は事業を進めるため一部の地権者の土地を強制的に収容する方針ですが、これを認めるかどうかを審議する初めての収用委員会が開かれました。
香川県は小豆島の渇水や洪水対策として、内海ダムの再開発を計画しています。 これまでの7.5倍の水を溜められるよう堰堤を3倍の長さに伸ばす計画です。 これに対して一部の地権者は、寒霞渓の景観が損なわれることや治水、渇水対策としても効果は少ないとダム再開発に反対しています。 土地の取得は、全体の3%にあたる5000平方メートルが残っていて、県は残りの土地の強制収用を認めるよう収用委員会に申請していました。 29日開かれた第一回収用委員会では、香川県の担当者が「ダム本体の早期着工が必要だと」説明したのに反対派の地権者は「治水の面から考えても大型のダムはいま必要ない」と訴えました。 第二回の収用委員会は12月9日に開かれ、来年1月14日には委員らが現地調査を行う予定です。
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