バイプレインのゴールド部門に出場した比嘉さんのタンゴタンゴ（写真上）とレース後、ファンの質問に答える比嘉さん

　第46回リノ・エアレースの最終日（20日）は、ネバタ州リノのリノ飛行場を会場に各種目の決勝が行われた。
　日本人で唯一出場しているトニー比嘉さん（タンゴタンゴ／ピッツＳ１Ｓ）はバイプレインのゴールド部門に出場、７位からスタートし、６位でフィニッシュした。スピードは１８０・１９３マイル。
　今回、比嘉さんは、直前まで新型のプロペラをテストしていたため、通常よりも遅れて当地入りした。
　「始まる前は心配していたが、会場に来てからはエネルギーが出てきて、頭も冴えてきて、仲間とも会えて元気が出てきた」といい、「終わってみると結果はよかった」と笑顔を見せた。
　新型のプロペラは結局付けなかったが、「来年には改造もして、このプロペラを使って私自身のスピードレコードに挑戦したい」と抱負を語った。
　会場には飛行機ファンの日本人も多く、２００２年に初めて来て、２００６年以降は毎年足を運び、今回も比嘉さんの応援に来たという、埼玉県川越市の石井雅直さん、かおりさん夫妻は「いつも興奮して見させてもらっている」と話した。
（田中真太郎）