比嘉さんの愛機「Tango Tango」（写真・桜井健雄）

　飛行機によるレース、第46回エア・レース全米大会がリノのステッド・フィールドで、16日（水）から20日（日）まで催される。
　小形のBiplane（複葉機）からジェット戦闘機、改造機など６部門に分かれて行われ、楕円形のコースを高速、低飛行で争う迫力のレース。
　複葉機部門には、今回で７度目の出場となる、沖縄生まれのエアロバティック（曲芸飛行）パイロット、トニー比嘉（比嘉実）さんが参加する。
　そのほかにも、ブルーエンジェルズのショーなど、飛行機に関するさまざまなショーが行われる。
　１９５８年、沖縄生まれの比嘉さんは日本で航空整備士として勤務した後、83年に渡米。パイロットライセンスを取得後、エアロバティックのトレーニングを受けた。整備士として務め、94年にはハイガー・エア・サービス・インク (Higar Air Service, Inc.) を設立、96年に世界エアアクロバティック選手権に日本人として初出場を果たした。プロジェクトを購入し、自身の手で組み立てた愛機、ピッツ「Tango Tango」で、２００３年にリノ・エアレースに初参加、今回で７度目の参加となる。
　レースの詳細はwww.airrace.org/indexJS.php、比嘉さんのホームページはtonyhiga.com/ 。