ボクシングジム経営「亀田プロモーション」(東京都葛飾区)と、所属するプロボクサーの亀田興毅(22)・大毅(20)の両選手が東京国税局の税務調査を受け、3年間で計約8千万円の申告漏れを指摘されていたことが分かった。
亀田プロは税理士を通じ、「経費の計算ミスがあった。修正申告し、既に納税した」とコメントしている。
税理士の説明などによると、兄弟でもある興毅・大毅の両選手は個人事業主として、ファイトマネーやスポンサー料など収入を得る一方、必要な諸費用を経費として差し引き、残った金額を所得として申告。だが国税局の税務調査の結果、領収書など経費を裏付ける資料が散逸しており、経費としての計上が認められなかったという。
また、亀田プロでも経費を二重に計上するなど計算ミスがあり、数百万円の申告漏れを指摘されたという。
兄弟と亀田プロに対する追徴税額は、過少申告加算税などを含め、三千数百万円に上るとみられる。
興毅選手は世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級の元世界王者。同じくプロボクサーである三男(18)も加えた「亀田3兄弟」は、派手なパフォーマンスや言動で知られている。