岡山放送局

2009年10月29日 19時37分更新

運転免許返納高齢者を支援


岡山県警察本部は運転免許証を返納した高齢者が、商店や飲食店などで割引などのサービスを受けられる事業を、来月から始めることにしました。

この事業は、65歳以上のドライバーに運転免許証を返納してもらうことで事故を減らすとともに、免許を返納した高齢者の生活を支援していこうと、岡山県警察本部が来月から始めるものです。

免許証を返納した高齢者には「おかやま愛カード」というカードが発行され、事業に協賛する店でカードを提示すると、割引などのサービスを受けることができます。

警察によりますと今月15日の時点で、あわせて613の飲食店やホテルなどが趣旨に賛同し、サービスの提供に協力する予定です。

なかにはバスの運賃が半額になったり、飲食店や旅館で飲み物が無料となるサービスもあるということです。

カードが発行されるのは、原則、来月2日以降に免許証を返納した高齢者ですが、すでに自主返納した人などにも発行されます。

警察では、引き続き賛同してくれる店を募集することにしていて、高齢者が免許証を返納しやすい環境を整えていきたいとしています。