県内ニュース
イブニング・シックス
年賀はがき発売 受付は12月15日から(10月29日)
来年の年賀はがきの販売がきょうから全国一斉に始まりました。福島市の福島中央郵便局では午前9時の販売開始を前におよそ20人が列を作りました。販売初日のきょうは、先着70人にパンジーやすみれなどの苗がプレゼントされたこともあって午前中から次々に人が訪れてはがきを買い求めていました。最近は、パソコンや携帯電話のメールで年始のあいさつをすませる人が増えていることから年賀ハガキの発行枚数は去年より5億枚減って全国でおよそ36億枚となりました。そうした中でも去年から登場したディズニーのキャラクターが入ったものや色付きのシリーズは人気があり、去年の2倍以上に発行枚数を増やしたということです。年賀はがきの受付は12月15日からはじまり、25日までに投函すれば元日に配達されるということです。
視覚障害者がハイブリッド車の“音”体験(10月29日)
ハイブリッド車や電気自動車は音が静かなことが長所の一つですが音を頼りに生活している人たちにとっては、危険だと指摘する声もあります。きょう郡山市で視覚障害者がハイブリッド車の走行音を実際に聞く体験会が行われました。環境保護への意識の高まりやエコカー減税の効果でエンジンとモーターを併用するハイブリッド車や電気自動車の人気が高まっています。一方でハイブリッドカーは音が静かなためエンジンの音で車の存在を認識していた目の不自由な人たちにとっては、接近に気づきにくいという難点があります走行音を聞く体験会の会場には、トヨタとホンダのハイブリッドカー、そしてミツビシの電気自動車が用意されました。参加したのは県視力障害者協議会の会員など目の不自由な人たち15人で車が近づいてきたときの音の大きさを確認しました。参加者のひとりは、「ハイブリッドカーの音は注意して聞いている時はなんとかわかるが、一般車の音と重なった場合はわからないかもしれない」と感想を話しました。国土交通省はこの問題に対して現在、ハイブリッド車に音を出して存在を知らせる装置を取り付けるなどの対策を検討をしています。
羽鳥湖で発見の砲弾 自衛隊使用の型か(10月29日)
きのう、天栄村の羽鳥湖の湖の底から見つかった砲弾は、自衛隊が使っていた型の可能性があることが分かりました。砲弾は、天栄村の羽鳥湖で、きのう、工事のために水を抜いていた湖の底から見つかったものです。陸上自衛隊が調べたところ見つかったのは直径81ミリの迫撃砲弾で中に火薬は入っておらず、腐敗が進んでいました。砲弾は、戦時中のものの可能性は低く、かつて自衛隊が使っていたものと似た型だということです。羽鳥湖の近くには射撃訓練などを行う演習場がありますが、自衛隊では訓練で発射された砲弾が誤って落ちた可能性については「方角と距離から見て考えにくい」としています。
猪苗代湖水上バイク事故 船体の調査始まる(10月29日)
先週、猪苗代湖で3人が死亡した水上バイクの事故で警察と国の運輸安全委員会は、きょう、原因の解明を進めるため現場から回収した水上バイクの船体を詳しく調べました。この事故は、今月19日、猪苗代湖で水上バイクをしていた埼玉県の会社員など3人が行方不明となり、翌日、遺体で見つかったものです。この事故を受けて船舶事故の原因を調べる国土交通省の運輸安全委員会はきょう猪苗代町に、調査官2人を派遣しました。そして、猪苗代警察署で行われた警察の実況見分に立会い、現場から回収された水上バイクを詳しく調べました。事故当時、水上バイクは、水面に先端だけを出して浮いた状態で見つかっていて船体に目立った傷はありませんでした。きょうの調査は、水上バイクを製造したメーカーの社員も立ち会って行われ、エンジンや船体に異常がないか確認したと見られます。運輸安全委員会では今後、関係者からの聞き取りも行って原因の解明を進める方針です。
岡本太郎企画展〜県立博物館(10月28日)
芸術家・岡本太郎と博物館の結びつきをテーマにした企画展が会津若松市の県立博物館で開かれています。芸術家・岡本太郎さんは、フランスに留学した際にパリの博物館で人類学を学びました。さらに、帰国後、東京の国立博物館で縄文土器を見てその美しさに衝撃を受けたとされています。企画展は、岡本さんと博物館の関わりをテーマとしていて会場には、岡本さんが全国各地で撮影した縄文土器の写真や取材ノートなどが展示されています。また、代表作とされる大阪万博のシンボル、「太陽の塔」の構想スケッチも展示されています。この企画展「岡本太郎の博物館」は、来月23日まで会津若松市の県立博物館で開かれています。
郡山で恐喝未遂事件(10月28日)
きょう未明、郡山市の印刷会社の駐車場で帰宅しようとした女性社員の車に乗り込んできた男が金を脅し取ろうとする恐喝未遂事件がありました。事件があったのは郡山市富久山町(ふくやままち)にある印刷会社の駐車場できょう午前2時前、24歳の女性社員が車で帰宅しようとしたところ、後部座席に突然、男が乗り込んできました。男は、車を移動させたあと金を出すよう脅しましたが、女性は「会社にカードがある」と言って勤務先まで車を走らせ、建物の中に逃げ込みました。同僚の男性が、外に出たところすでに男の姿はなく、女性にケガはありませんでした。逃げた男は50歳ぐらいでメガネとマスクをしていたということです。警察は恐喝未遂事件として捜査を進めています。
インフル患者急増〜注意報レベルに(10月28日)
先週1週間に、県内で確認されたインフルエンザの患者の数は1263人で、前の週のおよそ2.7倍に増えたことがわかりました。県では、注意報レベルに達したとして注意を呼びかけています。県が県内80の医療機関で行っている調査によりますと、先週1週間に県内でインフルエンザに感染した人の数は1263人で、前の週のおよそ2.7倍と大幅に増えました。県は、報告数の平均がひとつの医療機関あたり10人を超えた場合を注意報レベルとしていて今回の報告数は15人を超えたことから注意報レベルに達したとしています。インフルエンザの患者数は去年は11月に入るまでほとんどいませんでしたがことしは新型インフルエンザの影響で9月から100人を超える感染者が出ていて、10月に入ってからは患者数が急激に増えています。また県北地方の男の子が今月20日に「インフルエンザ脳症」と診断されていたことがわかったことなどから県では、予防策の徹底と、注意を呼びかけています。
福島交通が環境に配慮したバス導入(10月28日)
福島交通は、環境に配慮した新しいバスを高速路線に導入することになりました。福島交通には、高速バスが53台ありますが、乗客サービスの一環として老朽化が進んだ車両から更新をしています。今回、新しく導入した3台の大型バスは、環境性能が優れているのが特徴でこれまでの車両に比べて有害物質の排出量が少なく燃費も良いということです。新しいバスは2台が福島、1台が郡山に配置され、それぞれの仙台路線と新宿路線で今週中にも稼動する予定になっています。福島交通によりますと高速バスの売上げは、乗合バス事業全体のおよそ25パーセントを占めていて今後もサービスを向上させて乗客の確保を目指したいとしています。