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日医会長選、茨城・原中会長が出馬表明

10月19日22時49分配信 医療介護CBニュース

 茨城県医師会の原中勝征会長は10月19日、水戸市内で記者会見し、来年春の日本医師会(日医、唐澤祥人会長)の会長選挙に出馬する考えを正式に表明した。同日の県医師会の臨時代議員会で、全会一致で立候補の要請を受けた。会見で原中会長は「(日医から)中医協(中央社会保険医療協議会)の委員に一人も選ばれないかもしれないという報道があった。もしゼロになれば、一体、日医はどういう意見をどこに持って行くのかというルートがなくなる危険を感じた」と強調。民主党とのパイプを持つ同県医師会の会長として、「医師のため、国民のために、日医の会長になって訴えなければならないという責任を感じた」と出馬の理由を説明した。

 日医の政治団体「日本医師連盟」(日医連)は先の衆院選で自民党を支持したが、後期高齢者医療制度に反対している同県医師会の政治団体「茨城県医師連盟」(原中委員長)は選挙前に同党を集団離党し、民主党候補の推薦に回った。これが両党の県内での勝敗を大きく左右したとみられている。
 原中会長は会見で、「今回の選挙を見ても、医師の6割が民主党に投票したが、日医は相変わらず自民党だというのが大きなずれだと思う」と指摘。その上で、「昔は組織票というのが大きかったが、時代の流れとして今後強くは望めないだろう」との認識を示した。

 また、来年7月の参院選で、日医連が自民公認の西島英利議員を支援する考えを示していることに関連し、執行部がこの方針を変更した場合の出馬取りやめの可能性について、原中会長は「その時になってみないと分からない。きちんと実行されるという保証ができれば、また考え直さなければならない」と述べた。


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最終更新:10月19日22時49分

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