日本医師会、長妻厚労相が行った中医協人事に推薦委員が選ばれなかったことを批判

10月29日11時12分配信 フジテレビ

日本医師会は定例の記者会見で、先日、長妻厚生労働相が行った中医協(中央社会保険医療協議会)の委員の人事に日本医師会推薦の委員が選ばなかったことについて、厳しく批判した。
これまで中医協人事では、自民党を支援してきた日本医師会が3人の枠を確保していたが、26日の人事発表では、日本医師会推薦の3人は選任されなかった。
これについて、日本医師会の中川俊男常任理事は、28日の定例会見で「われわれは医師を代表する組織で、特段の相談もなく委員を内定したことは誠に遺憾」、「人事プロセスは断じて容認できない」と、厳しく批判した。
しかし、その一方で「新政権発足直後で政権内に試行錯誤がある。近い将来、手法がまずいとわかってもらえると思う」と、厚労省側の理解に期待もにじませた。