人間と魔王、2つの物語が交錯する官能ファンタジー。
新ブランド“team IT’S”渾身のタイトルは、原画:黒石りんご、シナリオ:虚空北星 でお贈りする官能ファンタジー!
プレイヤーは“無貌の魔神バアル”となり、選ばれし“人類の女”に受胎し、生まれなければならない。しかしバアルは、敵対する魔王ベリアルの暗殺計画により、人間界に降臨すれば暗殺の危機に晒されることになるのだ。そして物語はバアルの卵を植えつけられたニルヴァーナ(主人公)という人間を基幹に始まる…。
果たしてバアルは誰に受胎し生まれるのか、そしてベリアルの目論見を退けて無事生き残る事ができるのか? 大切なものを得るための代償や人間の持つ正義や愛をテーマに、2つの物語が交錯する。
東の大国【バビロニア王国】の皇女 【ナウシェスカ】姫は国交の途絶えた隣国の王 【死神王ニルヴァーナ】に、バビロニア王である父の建設しているバビロンタワーを止めてもらう為 親友である【従魔ゴモラ】を駆り、閉鎖された危険な【マウィオンの森】旧道を抜け【ソロモニア王国】国境に命からがらたどり着くも、正体不明の生物に襲われる。
一方、【ソロモニア王国】の主【死神王ニルヴァーナ】は最近になって、国境付近に出現しだした報告例の無い【魔獣】の討伐に単身で向かっていた。【魔獣】はソロモニアの民に犠牲者を生み出していた。
時同じくして、険しい山々に囲まれた城塞【法国ドールベイア】から、宝物庫に厳重に保管されていた人類の至宝【アザゼル】が【黒豹面の男】によって強奪されたという、まことしやかな噂が流れ始める。
【砂の海】では【法国ドールベイア】の守護巫女【ハイランジェル皇女】がオリハルクレーダーを片手に黒雲渦巻く【ソロモニア王国】を呪う様に、さりとて興味も無さそうに薄く見つめていた。
ソロモニアでは、ソロモニア暗部特殊近衛騎士団【ダラシュトラーダ隊】は行き先も告げずに行方を眩ませた王の捜索に当たっていたが、何時もの事なのでこの失踪を一大事と捉える者は隊長を除いて一人もいなかった。
騎士団長を務める【剣聖アキラ_クローカス】は王の放浪癖にため息を吐きながらも、ゆっくりと幽かに、しかし確実に国を侵蝕してゆくような禍々しい気配を感じ緊張の糸を張り巡らせていた。
無人の島【リリスアイランド】に住まう【先代剣聖ハボリム】は隠居生活を珍しい客人によって乱され少々不機嫌だった。
客人は【黒豹面の男】であった。
バビロニア魔獣警護自警隊【BAG】第57分隊長【オーシャン_テレマ】は遠征調査から戻ってきたばかりの疲れた身体を休ませていたが、騒々しい輩に叩き起こされる事となる。
【ナウシェスカ姫】が研究機関が秘密裏に開発していた生物兵器を盗み出し、行方不明になった。
鈍った神経を叩き起こすには十分過ぎるニュースだった。
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アキレア ハイランジェル
- 西の法国【ドールベイア】の皇女。
ゴーレム創造の秘儀を自在に操る守護巫女であり、【ドールベイア】における【円卓の守護者】のマスターも勤める。
法皇である父からニルヴァーナ王を監視する任を受け、王の側室としてソロモニアに入城する。
色恋沙汰や性に関しては全くの無知蒙昧。
ニルヴァーナに心を開いてからは彼を独占したい想いが芽生え、非常にやきもちを焼くようになる。
「何処に連れて行かれるおつもりか?…フフ、おおかた?良くないところでしょうけど」
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ナウシェスカ ローゼ
- 東の大国【バビロニア】のお姫様で、ニルヴァーナ王の許婚。
ニルヴァーナ王の正妻として【ソロモニア】で暮らす事となる。
優れた英知、種族を越えた母性愛、そして、はた迷惑なほどの行動力を持っている。
『側室のアキレア姫』・『剣聖のアキラ』・『息子命の母親キュベレ』・『兄べったりの妹シディ』・『恋仇のカンナビス』といった魅力溢れる女性に囲まれたニルヴァーナ王の傍に、本当に自分が居て良いのかどうか密かに悩んでいたりする。奥ゆかしい性格の持ち主。
「生まれたら何時か死ぬでしょ?皆そう。とても当たり前なの。だから皆この刹那を精一杯生きている。私もそうでいたいの」
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アキラ クローカス
- 【剣聖】――中立聖監視者――と謳われる存在。
主人公ニルヴァーナの『ボディガード』兼『侍女』兼『剣の師』兼『姉』的な存在。
ソロモニア暗部特殊近衛騎士団【ダラシュトラータ隊】の騎士団長も勤める。
常人離れした才を持ち、大変な努力家である。
凄愴怜悧さとおっちょこちょいの両面性を持っている。
ゴイスーなくらいトランジスタグラマー。
「騎士団及びダラシュトラータは私に続け! ニルヴァーナ様がお戻りになるまで生き残れ! 散!」
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シディナベル カンパニュラ
- 主人公ニルヴァーナの妹であり、【ソロモニア】のお姫様。
兄が有事の際は王位継承権を持っている。
数年前、突如城から消息を絶ったが、ニルヴァーナがレヴィヤタンの地で発見し連れ帰ってきた。
言語を無くし、何でも口にする様になったのはその時から。
物語を和ませまる可愛らしいマスコット的存在。
そして、常に何か(とんでもないものまで…)を食べています。
「あ!あぁぅあ! ……うあぁあ」
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キュベレ リリィ
- 【ソロモニア王国】の王妃。
ニルヴァーナ王・シディナベル姫の実の母親。
おっとりさを満開に醸し出し、雰囲気を和ませたかと思いきや、場の空気をとことん乱し去っていく困った人。
息子が大好きで、いつまでも子離れしない困ったママン。
未亡人で熟れた肉体を持て余し、父親に瓜二つの我が子ニルヴァーナでかなりコンスタントに夜中○○○ーしてたりする。 あきれたママン。
「あらあらあらまぁまぁまぁ…豹のようなお顔をなさって……どうされましたの?何かお困りの事がありましたら、何なりと言ってくださいましね」
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アマリア カンナビス
- ソロモニアの城下街に存在する娼館【トラソルテオトル】のNO.1娼婦。
決してキスや本番行為をさせない事で有名。
ある日突然、ニルヴァーナにナンパ? され、以後 彼の性教育を担当する事になる。
元々ニルヴァーナが自分のジャストフェイバリットだった事もあるが、女性の相談をされている内に本気で好きになってしまう。
相手が王とは露知らず……
「あ〜!こないだの変なダーリィンじゃ〜ん♪ 覚えてる覚えてるよぉ〜 うんうん!このアマリアさんはイケメンの顔は忘れないんだよォ〜〜♪」
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オセ
- 【賢王ソロモン】が使役したという伝説が残る72柱の魔神その一柱。
地獄の最下層【インフェルノ第9圏】に籍を置く堕天使である。
ヒエラルキーは三十六の悪霊軍団を束ねる大総裁。
力よりも知に関する能力を司る。別名 知将皇。
偏屈者の掃き溜めである【インフェルノ第9圏】の中でも哲学に五月蝿く、非常に気難しい事で有名。
「汝らの様な超下等生物に我がじきじきに言霊を発するなどまさしくこれ異例や……これぞまさに奇跡である。名誉に思へ」
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スキンマスク
- 突如として何処からともなく『ヴオォォォーーーム!!』という気味の悪い雄叫びを上げながら参上する。暑苦しい変なヒト。
自称『悪のヒーロー』。【ソロモニア】に観光に訪れた外国人相手に法外な商売をしたり、謎の軍団の勧誘を無差別に行ったり、何故か川辺で行き倒れていたりと、なにかと騒動を起こす。
30分おきに姿を眩ませる奇行がある。ニルヴァーナ王を馴れ馴れしく『同士』と呼ぶが、本人には若干避けられている様子。
「キミいい身体してるね? 軍団にはいらないか?」
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ニルヴァーナ ハイキング オブ ソロモニア
- 【ソロモニア王国】の王であり、【EDEN】を舞台とした物語の主人公。
代々、【ソロモニア】の王は 称号を頂くが、ニルヴァーナは鷹の王(猛禽の王)と称される。
戦争中、先陣を切り,鬼神の如き活躍を見せたニルヴァーナを、死神王と呼ぶ者もいる。
【賢王ソロモン】が閉ざした地獄【インフェルノ第九圏】の【次元回廊】の封印を解き、永劫に続くかと思われた戦争を【魔神】の力を用い終結に導いた。
史実上、戦争を終結させた英雄である。
「人は生きている限り、何かを犠牲にする事からは逃げられない。貴方も私も正しいと思う事をすれば良いと想う。…私で良ければ力になろう」
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