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中国製の偽コインで市場混乱、大損害―米団体が共同声明

10月15日16時56分配信 サーチナ

 15日付環球時報によると、米国を代表する古銭コレクション関連5団体が共同で13日、中国製の偽コインで市場が混乱と主張する声明を発表した。コレクターに年間で数百万ドル(500万ドルは15日為替レートで約4億4700万円)の損害を与えているという。

 米国の法律では、オリジナルでない場合にはコインに「レプリカ(複製)」と刻印せねばならないが、実際には99%の複製コインに刻印がない。これまでに、中国から輸入されたコインに刻印がないとする、大量の報告が寄せられたという。

 中国の国務院発展研究センターの丁一凡主任は米団体の声明に対して「どれだけのコインが中国で作られているのか不明。米国側の注文に応じて作られているのかもしれない。なぜ、米国内で流通できるのか」など疑問が多いと述べ、「早急に対応すべきでない」と主張。米国側が、「故意に市場をかく乱している中国人がいる」と認定できた場合、中国政府に正式のパイプで調査と協力を求めるべきだとの考えを示し、「現在のように、わけも分からず中国を非難すべきでない」と述べた。(編集担当:如月隼人)

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最終更新:10月15日16時56分

サーチナ

 
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