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【格闘技】

プロレスバカ 剛竜馬さん死す 53歳、敗血症

2009年10月19日 紙面から

 “プロレスバカ”を売りにした異能派レスラー剛竜馬さん(本名、八木宏)が17日、神奈川県厚木市の自宅で敗血症のため亡くなった。53歳だった。告別式は19日午前9時、同市船子1061、同市県央会館。

 71年夏、国際プロレスの第1回新人公募に合格して15歳でプロレス入りしたイガグリ頭の八木君は、東京・新宿生まれの神戸育ち。17歳でヨーロッパ初遠征。ドイツ・ハノーバー、ブレーメンの国際トーナメントで活躍後、ファン公募によって「剛竜馬」を名乗った期待の星だった。

 78年5月にフリーとなって、藤波辰巳(現辰爾)の持つWWFジュニアヘビー級王座に挑戦し、話題になった。89年に独立団体「パイオニア戦志」を旗揚げし、インディー系の先駆けとなった。「ショーアッ!!」と右手を上げるポーズは、マニアックなファンの間で人気となった。全盛時は185センチ、108キロ。9月3日、東京・新木場における宮本和志興行の試合が最後のリングだったという。

<藤波辰爾> 「突然の悲報で言葉もありません。信じられません。彼はボクとタイトル争奪戦をやったころが一番よかったんじゃないかな。体が硬くあまり器用じゃなかったけど、パワーのあった選手です。謹んでご冥福をお祈り申し上げます」

 

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