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【格闘技】

魔裟斗ラストマッチ暗雲 対戦相手ペトロシアン骨折

2009年10月28日 紙面から

 K−1ワールドMAXの一夜明け会見が27日、都内で行われ、大みそかの「Dynamite!!」で引退する魔裟斗から最後の相手として指名されたMAXの新王者ジョルジオ・ペトロシアン(23)=イタリア=の右手甲が骨折していることが明らかになった。骨折の治り具合によっては魔裟斗の相手を辞退する可能性も出てきた。

 新王者ペトロシアンは顔面には傷一つ無いが、右手の包帯が痛々しかった。「骨折しているかもしれない」とペトロシアン。会見後、都内の病院で検査を受けた結果、右第2中手骨骨間部骨折と判明した。

 全治期間など詳しいけがの状況は明かされなかったが、骨折部位の回復具合によっては2カ月後の「Dynamite!!」までに間に合わない可能性も出てくる。K−1を主催する谷川貞治代表は「全治2カ月なら無理だが、1カ月なら本人次第」と話した。

 もっとも、引退する魔裟斗から最後の相手として名指しされたペトロシアンにとって、魔裟斗戦は名前を売るチャンスだけに、商売道具の拳を負傷していてもやる気は満々。「魔裟斗は2009年の王者ではない。一日も早く回復させて魔裟斗と試合をしたい」と、新旧王者対決に意欲を見せた。

 最終的には母国イタリアでの病院の検査結果でペトロシアンの動向が決まるが、谷川代表は「(ペトロシアンの)手が治り次第、正式に(魔裟斗戦を)発表したい」と話した。 (石川晴信)

 

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