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【格闘技】

ハッスルきょうの後楽園大会中止 ほか年内3大会も

2009年10月29日 紙面から

 ハッスルシリーズを主催するハッスルエンターテインメントは28日、都内で緊急会見を開き、開催を予定していた年内4大会を中止すると発表した。すでに売り出していた前売り券は払い戻す。山口日昇社長は「(今後計画しているビッグマッチの)ハッスル・マニアと、新体制に向けた土壌作りに集中したい」と話した。

 ハッスルは年内開催分として、後楽園ホール大会(29日、11月26日、12月24日)と名古屋国際会議場大会(11月29日)を発表していた。その一方で、経営難がうわさされ、選手の離脱も相次いでいる。

 10・29後楽園大会前日になっての突然の中止は極めて異例。この点について、山口社長は「会社として非常に不安定な状況が続いており、選手に十分なパフォーマンスをお願いできる環境ではない」と認めたうえで、「明日に控えた大会を、前日になって中止するということは前代未聞、不祥事だと思う。心よりおわび申し上げます」と頭を下げた。

 今後については「ハッスル・マニアで生まれ変わったハッスルを披露し、失った信頼を取り戻したい」と強調。しかし、具体的な方策は示されなかった。

 ハッスルは既存のプロレスとは一線を画したエンターテインメント路線で04年1月に開始。小川直也、天龍源一郎らプロレスラーのほか、お笑いタレントのレイザーラモンHGや狂言師の和泉元彌、タレントのインリン様(インリン・オブ・ジョイトイ)らを起用して、ブームを巻き起こした。

 

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