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関西の世界王者2人に「暫定」の二文字が影を落としている。 世界ボクシング協会(WBA)スーパーウエルター級の石田順裕。8月、当時3位の石田は、4位のベネズエラ選手との暫定王座決定戦で判定勝ちしたが、「世界戦とは言えない凡戦」と酷評された。 WBAスーパーフライ級、名城信男。2度目の防衛を果たしたのが9月。その1か月前に、別の選手同士の暫定世界戦が行われ、フィリピン選手が王座に就いた。 正規王者が長期間、防衛戦を出来なかった時に暫定王者が認められている。すみやかに統一戦をするよう決めてはいるが、現実は正規、暫定王者がそれぞれ、防衛戦をするありさまだ。 11月の亀田興毅との因縁対決で注目される世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者、内藤大助も同様のケースだ。このクラスも、元タイ人王者が暫定王座に返り咲き、8月に日本人挑戦者との防衛戦を「強行」した。 タイトル戦になると、暫定戦でも公認団体に認定料が入る。ボクシング人気は世界的に低迷、高額の放映権料も見込めない。背景には、そんな台所事情がある。 今、WBA、WBCが認定する世界王者は体重別全17階級で計50人を超える。暫定など同一階級に複数の王者が存在するからだ。名城の所属ジムの枝川孝会長は「チャンピオンベルトの価値が下がる一方」と憂えていた。だが、乱立を食い止める方策はない。 石田は言う。「早く統一戦をして、正規王者になりたい」。名城も「同じ階級のすべての王者に勝って、本物のチャンピオンであることを証明する」。心意気やよし。両王者の決意にこたえるマッチメークが一番の処方 (真田南夫)
(2009年10月28日 読売新聞)
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