自動車
PEVE、宮城工場でHV用電池の年産能力30万台に引き上げ
【浜松】パナソニックEVエナジー(PEVE、静岡県湖西市、林芳郎社長、053・577・3111)は、建設中の宮城工場(宮城県大和町)で、2010年9月をめどにハイブリッド車(HV)用電池の年産能力を計画比1・5倍の30万台に引き上げる。同工場に年産能力10万台の生産ラインを新設する。トヨタ自動車のHV「プリウス」などの販売が好調なため。新ラインの稼働で、湖西市の既存2工場と合わせた年産能力は110万台となる。
宮城は当初、10年1月に第1ライン、4月に第2ラインを稼働し、20万台生産の計画だった。新ラインの設置に伴い約300人としていた雇用を450人程度に増員。投資額も当初計画の300億円に数十億円を上乗せする見込み。
宮城で生産するのは現在主流のニッケル水素電池。湖西市にある大森工場、境宿工場の年産能力は計80万台ですでにフル稼働に近い状態だ。
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