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カナダに着きました。
今週から、客員教授としてモントリオール大学に来ています。以前、カナダに来た時はバンクーバーに数日間滞在しただけだったのですが、今回はモントリオールに2週間滞在します。大学から徒歩5分の場所にキッチンのある広い部屋を用意してもらったので、快適に過ごせそうです。 初日、大学工学部の建物に入ったところで、デジタル掲示板に流れているインフラフリー研究の宣伝を見つけました。3月17日夕方から、客員教授による講演会が行われるのでその宣伝なのだそうです。今回の僕の講演題目は「インフラフリー建築が生み出す新たなオーケストレーション」です。一般の方も入れる講演会なので、できるだけわかりやすい内容で講演をしようと思っています。 僕がモントリオール大学で今回担当するのは「TRIPTYCH」と言われるデザインスタジオで、今年はカナダ人二人、外国人一人の教授(僕です)が呼ばれ、その教授が決めた課題に基づき学生が設計を行うという主旨になっています。参加者は6クレジット(単位)ももらえるので、結構人気な授業のようです。 スタジオにおける設計作業はトータル3週間かけて行われますが、客員教授は2週間しかいないことになっているため、最初の1週間は学生が自主的にスタジオの準備をし、設計に必要となる資料など集めることになっています。僕が決めた設計課題は「串本町」。必要な資料は事前に提供したこともあり、僕が行った日にはもう串本町の模模型は出来上がっていました。インフラフリー建築のコンセプトに基づいて、過疎化の進む串本町を無人島「通夜島」を利用し、どのように新しいライフスタイルや町作り、産業を作り出せるかを考えてもらう予定です。インフラの存在しない無人島で、インフラフリー研究を活かす画期的なアイデアが生まれる可能性に期待したいと思っています。経過はまた報告しますので、楽しみにしていて下さい。 |
Comment:
2009/03/18 9:42 PM, aya wrote:
セルカンさん、こんにちは。私は2年前にモントリオールに滞在していました。
海外で初めてアパート暮らしをした街です。広々して過ごしやすかったなぁ。。^^
そんな異国で、海外の人たちが日本をモデルに町づくりを考えているなんてなんだかステキなことだなと思います。ライフスタイルなどトータルで考えるところがすごいですね。経過のレポート楽しみにしています!
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