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2009年10月28日(水) 19:15 |
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陸上でマグロ養殖、本格スタート
『マグロを陸上で育てる』そんな大きな挑戦が始まりました。 岡山理科大学は、マグロを陸上の水槽で養殖する研究を進めています。 新たに学内に直径8メートルの大型水槽などを設置することになり、本格的な研究のスタートです。
回遊魚で知られるマグロは水槽の中で飼育したり、養殖したりすることが容易ではないと言われています。 『森でマグロを育てたい』そんな思いで研究を続けている岡山理科大学の山本俊政准教授です。 大型水槽でマグロを陸上養殖する試みです。 総工費は3億5千万円。学内に、マグロの養殖施設が誕生です。 28日、現地で起工式が行われました。 山本准教授は、これまでに小さな水槽でマグロの幼魚を飼育した経験があります。 2年前、山本准教授が研究用に飼育したマグロの幼魚は、水槽の壁に衝突を繰り返し、一週間で死亡しました。 山本准教授が、マグロの養殖にこだわるには、理由があります。 その一つは、乱獲によるマグロの漁獲量の減少、そして価格の高騰です。 今月、韓国で開かれた会議では、高級種で知られるミナミマグロの漁獲枠が20%カットとなりました。 山本先生養殖のための大型水槽は、来年春には完成する見込みです。 世界的にマグロの減少が心配される中だけに陸上でのマグロ養殖が成功するか?山本准教授の研究に関心が集まっています。
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