<開発者が素直にA10サイクロンを採点してみました>
実はここがすごいんです
1.妥協のない開発姿勢
モータにゴムをつけて回すだけの簡単な構造であるA10サイクロンですが、手本のないゼロ状態から行う新規開発は苦労の連続であり、仮説を立てて試作&テストを繰り返す根気いる開発になりました。
見かけだけそれっぽく作るなら、数百万の金型費と数ヶ月の期間があれば十分ですが、それでは従来の電動ホールと変わらないお粗末なもので終わってしまいます。
ユーザーが求める「電動ホール」へ期待するモノを形にするにはモータだけでも13社、インナー樹脂は4回の新規金型と数え切れない金型修正を行う必要がありました。
2年間の開発期間のなかモニター数は20名を超え、一つ一つの課題を克服して完成したのがA10サイクロンです。
2.国産と高い品質
アダルトグッズを雑貨レベルから家電クラスにレベルアップさせることを念頭に置いて開発されているR−1シリーズ。
A10サイクロンも例外なくプラスチックむき出しの従来品とは違い、所有することに喜びを感じて頂けるアイテムになるよう細かな部分にも気を遣い作り上げられました。
外部はゴム塗装がほどこされ、つや消しの雰囲気は高級感を高め、透明なケースの中に光る目に付きづらいインナーカップさえも、メッキ塗装を行うことで隙のない質感アップへと繋がっています。
このこだわりは中国製から技術の高い日本製に切り替えた面にも現れ、多くの点でこれまでの製品を陵駕することになるでしょう。
3.電動製品の課題を克服
ペニス刺激を想像した場合、多くの方が手コキや本番にあるようなピストン刺激を思い描くと思いますが、この方式を商品化しようと考えると大きく2つの問題が出てきます。
一つ目はピストンするたびに強い反動が起こり、それを押さえるだけで一苦労。
電動で気持ち良くても、固定ばかり気になって集中できません。
二つ目は動力が大きいゆえの大きな動作音。解決できる策は幾通りかありますが、快感と価格のパフォーマンス考えればピストン式を採用することは現実的ではありませんでした。
逆に言い換えれば、A10サイクロンが採用した回転式は、この2つの問題を解決できる利点があります。強い反動問題は完全にクリアされ、スペーサで調整されたジャストサイズの本体は、指二本で支えることができます。
また綿製で伸びるボクサーパンツの中に入れてしまえば、手ぶら状態となり、誰かにしてもらっている感を十二分に味わうことができます。
動作音問題に関しても、ペニスを入れた状態では音が漏れる部分が隠されてしまうため、オナニーの空想を損ねてしまうような異音は感じません。
モータ駆動であるため無音とまではいきませんが、従来品と比べると数分の1に緩和され、布団を被せれば耳を澄ましても聞こえるか聞こえないか程度まで軽減されます。
ここが微妙だったりします。
1.キーンと音がする
これは設計上しょうがない・・・。
キーンと甲高い機械的な音はモータから発するものですが、様々な動作パターンを作り出すPWM制御による弊害でございます。
A10サイクロンに限らず、R-1製品の多くがこの問題を抱えておりますが、これを解決しようとすると商品価格が大幅に跳ね上がってしまいパフォーマンスを大きく損ねてしまいます。
この商品のヒットにより次回作を作らせて頂ける環境があれば、私個人としても無音設計とした高級仕様を是非作らせて頂きたいと願っております。
2.イケない人もいた
回転刺激の構造はこれまで人類が体感したことない新しい刺激であります。
理屈的にはフェラチオや本番と同じ摩擦による刺激でありますが、ほとんどの被験者が高い評価であったものの、ごく少数意見に「気持ちよさは体感できるがフィニッシュまで到達できなかった」という
声があったのも事実です。
本体に付属されているメデューサヘッドの他に、これから続々と発売されるサイズ・嗜好の異なる
インナーカップを使うことで、万人向けのアイテムに近づくことになるとは思いますが、一般オナホールと同じように好みのカップに出会う果て無き道はここにもありそうです。
3.低速のジリジリ感
低速でジリジリと刺激を受けるマッタリ感の演出は、多くのユーザーが求める刺激であろうと
思います。
しかし、これを実現する低速の高トルクモーターを採用すると射精到達に必要不可欠な高速回転を捨てる選択になります。それゆえ本品では、高トルク・高速回転の方向でバランスを見ながらモータを開発し、低速回転はペニスとゴムの摩擦によって減速させる疑似低速として表すことにしました。
実際に使ってみると挿入前の回転スピードと、挿入後の回転スピードでは大きく異なるのが分かるかと思います。多くの被験データにより、疑似低速であっても十分な気持ちよさを得ることは立証されていますが、販売価格や異音問題、開発期間を考えなければ自動車のようにギアシフト機構があればと希望するところです。