県が小中学生の自転車通学の実態調査へ 茨城町小1女児死亡事故うけ
10月29日7時57分配信 産経新聞
茨城県茨城町上石崎の町道で27日、自転車で登校中だった小学1年の女児(6)がトラックにはねられ死亡した事故をうけ、県教委は28日、通学時における小中学生の自転車の使用状況など実態調査の実施に向けて検討をはじめた。また、県警も事故現場となった町道の車両の通行規制を行うことを視野に入れるなど、事故の再発防止に向けて行政側が動き出している。
今回の事故現場は、県道50号から分岐して東に40メートル入った町道。中央線や歩道のない幅員6メートルのせまい路地だが、朝は水戸市内に通勤する車両などが迂回路として通行するケースが目立つという。
3トントラックにはねられて死亡した女児は、この町道を姉と友人と一緒に自転車で登校している最中だった。女児が通っていた小学校では、通学距離が長いことや防犯上の理由で、約40年前から自転車通学を認めてきた。
県内では市町村によって自転車通学の基準にばらつきがある。茨城町では保護者の許可などがあれば、小学1年から自転車通学が可能だが、周辺の市町村は「小学3年から」などとしている。基本的には基準は各市町村の教育委員会が判断しているためだ。
県警交通企画課によると、平成14年以降、県内で小学生が登下校中に死亡した交通事故は4件発生。ただ、いずれも徒歩で登下校時の事故で、自転車通学による死亡事故は同年以降初めてだった。
県教委保健体育課では事故後、各市町村教委に交通安全の徹底を指示。そのうえで、今後の事故防止の対策を行うため、「これまではまとまったデータがなかったが、今後、実態把握を行ったうえで事故防止の対応方法を検討する」と話している。
また、県警の助川大交通部長は「今後、このような事故が起きないように全力で取り組んでいきたい」としており、事故が起きた町道で29、30の両日午前7時から8時半にかけて、3キロの区間内3カ所で交通量調査を実施。結果を見た上で、時間的に交通規制を行うことも検討している。
今回の事故現場は、県道50号から分岐して東に40メートル入った町道。中央線や歩道のない幅員6メートルのせまい路地だが、朝は水戸市内に通勤する車両などが迂回路として通行するケースが目立つという。
3トントラックにはねられて死亡した女児は、この町道を姉と友人と一緒に自転車で登校している最中だった。女児が通っていた小学校では、通学距離が長いことや防犯上の理由で、約40年前から自転車通学を認めてきた。
県内では市町村によって自転車通学の基準にばらつきがある。茨城町では保護者の許可などがあれば、小学1年から自転車通学が可能だが、周辺の市町村は「小学3年から」などとしている。基本的には基準は各市町村の教育委員会が判断しているためだ。
県警交通企画課によると、平成14年以降、県内で小学生が登下校中に死亡した交通事故は4件発生。ただ、いずれも徒歩で登下校時の事故で、自転車通学による死亡事故は同年以降初めてだった。
県教委保健体育課では事故後、各市町村教委に交通安全の徹底を指示。そのうえで、今後の事故防止の対策を行うため、「これまではまとまったデータがなかったが、今後、実態把握を行ったうえで事故防止の対応方法を検討する」と話している。
また、県警の助川大交通部長は「今後、このような事故が起きないように全力で取り組んでいきたい」としており、事故が起きた町道で29、30の両日午前7時から8時半にかけて、3キロの区間内3カ所で交通量調査を実施。結果を見た上で、時間的に交通規制を行うことも検討している。
最終更新:10月29日7時57分
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