岡山放送局

2009年10月28日 18時22分更新

住民が不法投棄の廃棄物撤去


道路わきなどに不法に捨てられたテレビやタイヤなどのごみをボランティアで撤去する作業が28日、浅口市鴨方町で行われました。

これは、産業廃棄物を取り扱う業者の団体が浅口市鴨方町の2か所で行ったもので、地域住民や業者の担当者などおよそ50人がボランティアで参加しました。

参加者たちは不法に捨てられたゴミがたまっている山のふもとに入ってゆき大きなゴミ袋を片手にゴミの回収を始めました。

ゴミのなかには、家庭で出る一般ゴミのほかに、布団やテレビ、それにタイヤなどの粗大ゴミも多く見られ、参加者たちは、1つ1つのゴミを分別しながら作業を進めていました。

粗大ゴミについては現在、処分をするために費用がかかるのが現状で、今回はこうした費用を主催者の団体と市が負担することになります。

28日はおよそ3時間の作業でおよそ30トンのゴミが集められ、大型トラックで近くの清掃工場などに次々と運ばれていきました。

主催者の団体によりますと、回収量は年々減少しているものの、依然、県内各地で不法投棄があとを絶たないということです。

主催した岡山県産業廃棄物協会井笠支部の藤原浩司支部長は、「捨てる前に、まず、住んでいる自治体や協会に相談してください。」と話していました。