2009年10月28日 19時20分
東日本、東海、西日本の上場JR3社は28日、09年9月中間連結決算を発表した。高速道路の料金割引で計110億円の減収となったことに加え、新型インフルエンザの流行、世界同時不況を受けた旅客減少も響き、3社とも減収減益となった。中間決算の減収減益は、東日本が6年ぶり、東海が3年ぶり、西日本が7年ぶり。
今春以降、土日・祝日の高速道路料金が上限1000円に引き下げられた影響で、東日本は50億円、東海は35億円(新幹線が30億円、在来線が5億円)、西日本は25億円の減収につながったという。また、5~6月の新型インフルエンザ流行による減収は、東日本が11億円、東海が120億円、西日本が70億~80億円。
10年3月期も景気低迷の影響が続くとして、全社が減収減益を予想している。【大場伸也】