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小沢氏の政治資金管理団体、土地購入代金3億4千万円を翌年に報告
このニュースのトピックス:政治資金・政治献金
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が平成16年に都内の土地を約3億4千万円で購入していたにもかかわらず、同年分の政治資金収支報告書に記載せず、土地の所有権を移転登記した17年の収支に計上する不明朗な会計処理をしていたことが15日、分かった。
政治資金規正法は、資金の出入りがあった年の報告書に収支を計上するよう規定している。陸山会の担当者は「事実関係については調査中で、必要があれば訂正するかどうか検討する」としている。
収支報告書などによると、土地は東京都世田谷区の宅地476平方メートルで現在、小沢氏の秘書の寮が建てられている。17年の報告書の「資産」の欄には、陸山会が土地を同年1月7日に購入したと記載されている。だが、小沢氏の事務所によると、陸山会が都内の不動産会社と土地の売買契約を結んだのは16年10月で、代金の支払いも同月中に済ませていた。小沢氏が金融機関から借りた4億円を、さらに同会が借り入れる形で購入資金に充てたという。
こうした会計処理の経緯などについて、同会は「調査中」としているが、所有権の移転登記は17年1月に行われており、当時の陸山会の担当者が、登記に合わせて収支報告書に記載した可能性が高いという。
この問題について、平野博文官房長官は15日午前の記者会見で「個別の案件にコメントは差し控えたい」と述べ、小沢氏本人が説明すべきかとの質問に対しては「もしそういう事実であるなら、そういうことだと思う」と語った。
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