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11月から乗り合いタクシーの実証運行、市内では3ルート目/秦野

2009年10月28日

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 公共交通空白・不便地域対策として秦野市は11月から、市内栃窪地区で地域限定の乗り合いタクシーの実証運行を開始する。市内では昨年10月末から、他地区の2ルートで路線固定型乗り合いタクシーの実証運行を実施している。

 11月から実証運行されるのは、小田急線渋沢駅南口周辺―同市栃窪地区。利用者は事前登録を行い、事業委託のタクシー会社に予約、同駅南口周辺と栃窪地区の決められた場所から乗降する。途中下車はできない。距離は約2キロで料金は1人350円。便数は午前2便、午後2便を予定している。

 同市によると、栃窪地区にはバス路線がなく、最も近いバス停は約500メートル離れおり、運行本数も1時間に1本程度。同地区の世帯数は142世帯で、高齢化率は約27%のため、地域からは公共交通を求める声が寄せられていた。

 市は、買い物や通院などのため最低限の足の確保を探るため実証運行を決めた。1回3人の利用があれば、運行のめどが付くとみている。また、地域の意見を聞いた上、料金補助なども考えていきたいとしている。実証運行は11月16日から来年3月末までを予定している。

 国の「地域公共交通活性化・再生総合事業計画」認定事業として、市内ではすでに昨年10月から「渋沢駅―秦野赤十字病院」と「おおね台」ルートで、往復や循環運行する路線固定型乗り合いタクシーの実証運行を行っている。

 同市では、同タクシーの利用状況の調査を2009年度(4~8月)と08年度(10月末~3月)にそれぞれ行った。それによると、渋沢駅・秦野赤十字病院ルートでは、09年度の運行日数は104日(08年度98日)で延べ利用人数は、1万2906人(同8593人)、便数は4702便(同4442便)、1便当たり2・74人(同1・93人)。

 おおね台ルートも運行日数は同じ。09年度の延べ利用人数は9349人(同7455人)、便数は2796便(同2957便)で、1便当たり3・34人(同2・54人)となっている。 

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